神黎の図書館

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鎌倉殿は面白くて辛すぎる……

おはこんばんにちは( *・ω・)ノ
はじめましての方ははじめまして!
どうも、神黎です。

今回は先週の鎌倉殿の13人を見ての感想がTwitterでは書き表せなかったので、いっそのこと軽く振り返りながら感想を書いてみようと思いました。

  • そもそも鎌倉殿の13人とは?

平安時代末期から鎌倉時代の前期を舞台に、源平合戦鎌倉幕府が誕生する過程で繰り広げられる権力の座を巡る駆け引きをユーモアを交えてホームドラマのように描いた「小栗旬」さん主演、「三谷幸喜」さん脚本の第61作(2022年1月より放送)大河ドラマです。
鎌倉殿の13人の意味は、集団指導体制の「13人の合議制」を構成した御家人のことです。


鎌倉殿の13人 前編 NHK大河ドラマ・ガイド

当初はガッキーこと、新垣結衣さんの大河ドラマ初出演を祝福して見守ることを第一に。

そして、小栗旬さんをはじめ、山本耕史さんや大泉洋さん、菅田将暉くん等、好きな俳優さんの名前が多く連なっていたことや、脚本が三谷さんで久しぶりの平安時代だから面白いなぁ~、格好いいなぁ~と思いつつ、「結局は独り」という頼朝さんの台詞に切なくなったりもしました。

全く相手にされない実る気配のない初恋に奮闘する義時さんを微笑ましく見守るという楽しさもありました(笑)
これは相手役がガッキーとか関係なく、こういうのわりと好き。

そんな中、最初の異変はやはりあの事件、宗時さんの死…でしょう。
あれは激震が走りました。
先頭で明るくみんなを引っ張る理想のリーダー像の1つだったので……。
多分、3週間ぐらい引き摺りました。

辛かったこと2回目は義円さんの戦死です。
最も遅れてきた頼朝の弟であり、見た目も心もイケメンで優男だった義円さんは第一印象から好きでした。
兄の為にという気持ちは同じのはずだったのに……。
それなのに愚弟に唆されてああいう形で帰らぬ人になったのは切なかったし、最期がナレーションベースなのも悲しかったです。

そして、近々で哀しかった「頼朝っていうか源ってそういうとこあるよね」を象徴する爺様こと、伊東祐親さんが暗殺されて黙認されてしまうところ。
これはガッキー扮する八重さんも大きく絡む場面でもあり、なんやかんやで爺様は結構好きだったので、思うところはたくさんありました。
改心しようと爺様も悪いとこあるし、別に頼朝だけが悪いわけではないので何とも言えない気持ちになるところも含めて第一部前半部分の『鎌倉殿の13人』を象徴する全体の流れと言えると思います。

そして、近々の直近の最新の部分、再放送の土曜13時台に見ている僕としては、先程見たほやほやの悲しい出来事。
上総介さんの最期の場面全般です。

頼朝だからそうなることは仕方ない。
そこを責めても仕方ない。
むしろ、それでこそ頼朝だ。と思います。

その上で考えても辛かったのは、

  • 「武衛、お前は我が儘だ。だが、それがお前だ。お前はそのままでいい」と友のように言える関係性、
  • 人知れずに一生懸命練習した字で初めてしたためた文があれだった
  • 死を悟り、側で見ていた小四郎に呼び掛ける時、そして何より武衛を見付けて安堵した直後に全てを理解したかのように絶望するような表情

この全てを見せられた演出力、脚本力、そして何より、佐藤浩市さんの圧巻の演技力がそうさせました。
分かっていても辛かった。
頼朝の言う「恩は感じているから、自分なりの礼儀は尽くして別れを告げた」というのも分かるから辛かった。
目的の為に手段を選ばぬ非道なところがありながら、一定の仲になると、どこかで情を捨てきれない頼朝が憎くなる気持ちもないわけでもないけど……という哀しさもあります。
最も信用出来る奴が最も怖い(裏切り等)というのも分かる気もするし……っていう。
結果論じゃないんですよね、そこは。

頼朝さんと上総介さんはこの作品の中で言っても、色々ありましたよね、試すと言ってわざと遅れて怒られたり、逆に怒ってみせたり、頼られたり、武衛と呼ぶに至るあのくだりがあったり……いつかは何とかしようとは思ってたのかもしれないけれど、あの大規模な謀反さえなければもしかしたら友達になれたのではないだろうか?という悲しみが強いです。

  • 最後に

今後も、義経の処遇、とある方の乱、とある方の追放と個人的には色々と思うところのある悲しいことが沢山控えているのが鎌倉殿の13人です。
実は既に伏線的に仕込まれているのも何となく察してはいます。
第2部は瀬戸くん出るから楽しみ~!!と手放しで喜んでばかりもいられない、感情移入しまくりの予感です!(笑)