・タイトル
ひぐらしのなく頃に 綿流し編
・本の概要
「最多の可能性」
シリーズ屈指のホラー色を誇り、直接的な暴力や残虐性の高い描写が多い。
故に人の精神に悪影響を及ぼす可能性もなきにしもあらず。
この謎は悪質。きっと貴方は騙される。
・点数 80点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆
熱中度☆☆☆
・感想
個人的な意見ではありますが、ひぐらしの中で最も怖いエピソードだと思っています。過去に植え付けられたトラウマが尾を引いてまともに読み進めるの躊躇いました←え
綿流し編も全2巻構成ですが、鬼隠し編以上に前編と後編のギャップが激しい気がしました。
綿流し編のヒロインは魅音。
一言では言い表せないんですけど、あえて一言で言いましょう、凄すぎ怖すぎ。
あ、これじゃ二言ですね……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい許してごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
綿流し編のテーマになっている「最多の可能性」についてですが、このルートにおける選択肢が多いのではなく、「高確率でこのルートに入る」という意味での最多の可能性だと認識しています。
ルート突入の条件や圭ちゃんの性格を考えると高確率でここに辿り着きそうなので……(笑)
まあ、笑ってはみましたが、正直、年頃の男の子なら他人事ではなく、少なくとも小6の僕なら間違いなくこのルートになってたってぐらい良し悪し以上に仕方のない部分もありますよね、興味深いぜ雛見沢。
さてさて、当ブログ恒例の無理矢理結び付け(こじつけ)のコーナーです!(笑)
綿流し編は果たしてあなたの番ですと似てるのか⁉
答えはグレーゾーンです。
何がグレーかってあなたの番ですは現時点で考察に過ぎず、ひぐらしとしても綿流し編の先の目明かし編を知ってるからこそ言えることだったりするからです。
「あなたの番(つがい)です」だった場合は物語のキーマンに双子が来るという意味で似てるかも?程度な感じですかね、今言えるのは。
それよりも今回は読みながらちょっと奇子を思い出す事が多かったです。
地元の名主?領主?の立ち位置にあたる一族の闇が深い……
謎の缶詰のくだりは真実は闇の中……なのか、闇そのものなのか……
鬼は人肉を喰らう。そして彼等は鬼の末裔たる一族である。
これは真実なのか、ミスリードなのか……ゲームチック、漫画チックな世界観ではありますが、ミステリーホラーとしてなかなか興味深い内容でした。
謎を解き明かす鍵は過去の事件と双子と……
「この謎は悪質。きっとあなたは騙される」の謳い文句と看板に偽りなしでした。
鬼隠し編との違いは圭ちゃんが疑心ではなく確信を持ってヒロインに接していること。
前原圭一と園崎魅音の関係性がよく描かれていること。
1人ではなく、頼れる助っ人が味方としてアドバイスをくれること。
迎エニ来タヨ
仲間の知恵を借り、勇気を持って一歩踏み出した圭一が辿る運命は如何に……
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