思い、思われ、ふり、ふられ第12巻

・タイトル

ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度⭐⭐☆☆☆

・感想
これまで親の都合に合わせすぎたから罪悪感持たなくていい、自分の選びたいほうを選んでいいってのも一理はあるけど、親にお金を出してもらって生活が成り立ってる内はある程度は仕方ないのかもね？とも思う。

自立して2人でやってけるならまだしも、仲直りした両親を結果的にまた離れ離れにさせた事実は自分たちのせいである。という部分は背負うべきな気がする。
まあ、それこそ、作品のテーマの「違う価値観での共存」の権化だから理央くんを責めたりはしないし、出来ないけど。

ふむふむ、なるほど……他人からすれば取るに足らない些細な噂でも自分の娘が消費されるだけの井戸端会議の話題になるのは嫌だ。というお父さんの気持ちは痛い程分かる。

だからって理央くんだけが責められるのはおかしい！って言う由奈ちゃんの気持ちも分かるけど、これは理屈じゃないから仕方ない。
彼女の父親にこれを言われて反発出来る男は少ないと思う。
だって間違ってないもの。
こちらの気持ちも汲んではくれてるし、いいお父さんだもの。それこそ責められない。

そして、これを受けての急転直下。
理央くん&朱里ちゃん、お引っ越し宣言。

ふぅ……最終巻なのにいろいろ盛り上げるね！凄いね！

理央くんの努力と惚気の回かと思いきや、朱里ちゃんと乾くんの胸キュン回でした!!
これは可愛い。

それはそれとして、女の子を呼び捨てにするのは乱暴に感じるからあんまりしたくないってのは同感です。
でも、こんなやり方があったのには驚き！
くっそー、もっと早くに読んどけば失敗しなかったかもしれないのにー←え

親身に相手を思ってるからこそのダメ出しというか意見だよね、まあ、ぶっちゃけ僕も朱里ちゃんはアメリカに行くべきだと思う。夢が本気なら尚更。

うん、なんか朱里ちゃんはそれ言いそうと思った。
乾くんにとっての地雷的発言。
多分、亮介くんなら受け入れてくれただろうけど、選んだのは朱里ちゃんだし、発言したのも朱里ちゃんだから自業自得。
とは思うけど、僕は朱里ちゃんが愛おしいからそれも受け入れちゃいたい気分です。

ただ、乾くんは誰にも相談出来ず、誰もアフターフォローなく、1人でもがいたって考えると、そこにも感情移入しちゃう。
そう、この作品は凄いです。

自分で自分が信用出来ない時に自分が信用する人が信用する自分を信じるやり方があるっていうのは昔アニキから教わったなぁ～

別ジャンルの他作品だけど、アニキことカミナが登場するグレンラガンの話でした。

ずっと笑ってて欲しい。泣かせたくないって思ってる好きな子を泣かせるのは辛いけど、泣きながらでも精一杯笑ってくれるこの子は本当に愛しくて愛しくて愛しさが2000%って感じです！

「別れるなんてもう二度と言わない」っていうのは痺れた。
古い表現で言うと、ズッキュンされた。
ずっきゅんされた。のほうが響き的に可愛いか！

全然価値観の違う2人の絆って絶対にお互いを成長させれるし、僕の中では理想なんですよね！
だから好きなんだろうなぁ～、この作品。

出会いのシーン懐かしい！
初対面でいきなり特に説明もなく、お金貸して！って言ってくる非常識ガール嫌いって言ってたの懐かしい。

確かに。
急いでる時に子供の模範になろうとする横断歩道の渡り方を先に見せられると、「あの子、いい子だな」って思うね！！

なるほど、そういう終わり方か～
予想の範疇だから驚きはないけど、だからこそ嫌いではない。
そんな作品でした！