・タイトル
人狼ゲーム クレイジーフォックス 第4巻
・点数 92点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆
・本の概要
・影なる脅威
・狼の夜
・酷薄な獣
・仮面と告白
・タナトスの子守唄
・ファイナル・カウントダウン
・感想
終盤で追い込まれて打開してもやはり追い込まれる。
そんな絶望的状況下であえて自ら人狼を名乗るのは奇しくも前作と似た展開ですね。
追い込まれてもギリギリまで自分が生き残れるように詭弁や足掻く姿は過去作と同様ですが、「狐」が絡んでる分、これまでと違って混乱は招けている。
そして、狐も想定外の事実に戸惑うという……顔に出さなかったのは偉いね!
ついに現れた3人目の人狼。
そして、人狼陣営には狐の正体がバレている状況……生き残れるのは果たしてどっち?
満を持しての登場だけあって誰よりもリアル人狼ゲームに向いてる性格してますね、3人目。
狡猾で性悪とでも言いましょうか。
うーん、当たり前なんだけど、狐の特性として自分が生き残る為に必然的に無害の善人の命を奪う選択と発現になるんですよね、狂ってるわ……。
うわ、最後の投票の描写エグい。絵柄が鮮やかだからグロ過ぎるって程じゃないけど、精神的にダメージ来る描写。
命を犠牲にしてでも一矢報いたい気持ちと、何処までも利己的な者の対比というか、感情と理屈は切り離されてることを改めて実感しますよね。
そして狐は……タイトルの意味がめちゃくちゃ理解できる最終話に脱帽です。
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