神黎の図書館

主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。月間で読む漫画は150冊~200冊。小説や映像作品についてもちょこちょこと。

酔拳

酔拳 日本語吹替収録版 [DVD]

・タイトル

酔拳

・点数 76点

ストーリー☆☆
演出☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・評価
ストーリー性とか辻褄とかそういうのを気にしたら負けです。
アクションに全振りした作品ではありますが、主題の酔拳が出るのはラスト30分です。
最後のテンポ感がさすがジャッキー・チェンさんって感じでした。


以下、商品リンクを挟んで、あらすじと内容に触れた個人的な感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。


酔拳 日本語吹替収録版 [DVD]
酔拳
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・あらすじ

クンフー道場のドラ息子ジャッキーは、練習は真面目にしない、町に出れば悪戯ばかりという放蕩ぶりだった。
見兼ねた父親は心を入れ替えさせるために、クンフーの達人を呼び寄せる。
そんな中、ひょんなきっかけでその達人と出会ったジャッキーは、酔えば酔うほどに強くなる「酔拳」の極意を学んでいく。


・感想
視覚的面白さに全振りのアクション映画としてはある意味正解な作品でした。

そして、ジャッキー・チェンと言えば?で名前が挙がる代表作の1つでもあります。
アメトークかなんかで見た聞きした気がします。

素質はあるんだろうけどちゃらんぽらんな若者の男性が主人公になります。

お調子者全開なのかスケベ心なのか、街中で見かけた可愛い女の子においたを仕掛け、半分は成功します。
計算通り抱きつかせることに成功。
しかし、その娘の母親にお灸を据えられてしまいます。

強い女性のカンフーアクション、なんかバレリーナみたいで華麗で美しかったですね!
まさに柔のイメージそのものって感じでした。

むしゃくしゃして虫の居所が悪かったからなのか最低限の善の心なのか、貧乏な親子に嫌がらせをして困らせていたチンピラを力で捩じ伏せて懲らしめます。

途中から刀使ってガンガン斬り込んで来るチンピラ相手に丸腰で喧嘩したから仕方ないとはいえ、相手は(当分の間)再起不能となるまで完膚なきまでに叩き潰した軽やかなチャラチャラ拳法は見ててなかなか面白かったです。
ハラハラもしましたが(笑)
あんな序盤で主人公が死ぬ訳はないと思いつつもハラハラドキドキが止まらないアクションシーンでした。

街中でいきなり喧嘩勃発みたいになるからゲームみたい。何とは言わないけど。
意見があるなら拳で語る的な?そういうの、嫌いじゃないぜ!

家に帰るとあら大変。
お客様として久方ぶりに叔母と従姉妹が訪ねて来ていたわけですが……街でおいたをしかけた娘とボコられた母親でした。
そして、程なくしてチンピラの父親が部下を引き連れ報復に。
まあ……わりとよくある話だね?

父親はあらゆる武術を極め、カンフー道場の師範でもある厳格な性格で、息子相手にも容赦無し。
街で女性においたをしたり、暴れて人に大怪我をさせた息子に憤慨し、死を持って償わせようとします。

いや、だから物語序盤で主人公を殺そうとし過ぎだってば!
叔母の機転で無抵抗で10手耐えたら和平にする話でとりあえずは決着。

あ、反撃しないだけで攻撃を受けたり流したりはいいのか!
全部クリティカルヒットで受けるものかと思ってたよ。

ここのアクションシーンで確信に変わったけど、街中にも家中にも刀が置いてありますね、使うのは主に敵側ですが。

それにしても、悪の親玉は息子に甘い。
世界共通認識?
あ、香港も人っ子1人政策みたいなのやってるのかな?
いや、だとしても対極的な父親達だなぁ~
作品として見てる分にはどっちも嫌いじゃないけど。

無銭飲食は厳罰。
と言っても、相手が強ければお店としては踏んだり蹴ったりじゃないですか……

それはそれとして、人間に対してキングコングって呼ぶのは悪口じゃない?
愛称っていうか二つ名みたいなもんだと思うけど。

状況を知りながらも、ピンチを救ってくれた恩人かと思ったら天敵だった⁉️
ただの酔っ払いのおじいさんかと思ったら父親が息子を預けることを依頼した人物そのものだった!!

そうと知ったら当然逃げる!
が、相手も達人、そう簡単に逃げられるはずもなく……

逃亡と捕獲、お互いの目的の為の山中でのアクションが面白い。
剛のアクションも派手でいいけど、軽業も華麗で見てて面白いアクションです。

漢字忘れたけど、ヤムチャの狼牙ふうふう拳っぽいなぁ~って思って見てたら、虎の拳とか鶴の拳とか大層な名前付いてました。
それとは別に、猿の拳っていうなかなかユニークな技もありましたね、面白い。

全体的にドラゴンボールっぽさあるので、元ネタの1つなのかな?
ジャッキーは出ますもんね、ドラゴンボール

悪役なんだけど、将来のライバルになりそうな雰囲気の奴に完膚なきまでにボコられ、

「お前みたいな雑魚を殺せば俺の名前に傷が付くから二度と俺の前に現れない証に俺の股の下を潜って去れ」

というニュアンスの台詞を吐かれたことをきっかけに、逃げ出した師匠の元へ戻って修行をします。

テキトーで口だけは達者なちゃらんぽらんでだった何もかも中途半端な若者が成長するきっかけになったのです。

人間とは不思議なもので、屈辱とか悔しさとか、そういう負の感情が人を成長させることも確かにあるんですよね。
そういう経験をしたことがある人は意外と多いと思います。

中盤の後半に出てくる二つ名が石頭の人の戦い方がもはやギャグ。
本人は至って真面目なのでしょうが、如何せん武器が頭で技が頭突きの一辺倒だから絵面的にどうしても面白くなってしまいますよね、これはもう運命だ(笑)

師匠の手の震えは酒の禁断症状なのか病気なのかは分かりませんが、酒が切れているにも関わらず、言い付けを無視して酒と水をすり替えたばかりに師匠は本調子が出ず……
小賢しさが仇となりました。

とはいえ、棒術の達人相手に万全じゃないのに善戦する辺り、師匠の強さを物語ってますよね。
棒術使いの先生、師匠の名前聞いて帰ろうとしてたもんなw

伝説の相手をする勇気がない強者……なるほど、中ボス止まりか。

序盤から少し気にはなってたのですが、やられアクション独特の動きの前方宙返りみたいなやつ、力の方向的に多少の違和感を感じる場面が何度かあります。
間違ってるのは僕の感覚のほうかもしれませんが。

「敗北の中に勝利を得る」
師匠のこの言葉好きです。

物語もそろそろクライマックス。
ラスト30分、ここに来てようやく作中で初めて酔拳というワードが登場。

酔ってない時にあえて酔拳やる時って動きの一部がブレイクダンスっぽいですね、というか拳法とダンスって通ずる動き多いかも?

七福神じゃないけど、酔拳を行う上でイメージする神々がいることを初めて知りました。
酔ってテキトーにふらついてるけど強いのが酔拳ではなく、訓練の上に成り立つれっきとした拳法なんだなぁ~

修行の末に体得した酔拳の実験台に選ばれたのは棒の人。
リベンジマッチでもありますね!
酔拳vs棒術がなかなかどうして面白い。
口でも煽るし、酒呑みながら戦うしで相手にするとマジでムカつくだろうなぁ~酔拳

師匠への土産を持って嬉しそうに帰ると置き手紙ってのもわりとよくある話な気がしました。


そして、物語はクライマックスへ!!
「両腕は扉、勝負は脚で決まる」
相変わらず名言残すね、あんたはほんといい悪役だよ。

父親の命を狙う殺し屋の前に颯爽と現れ、汚名返上となるか⁉️
こちらもリベンジマッチになりますが、相手は裏稼業の闇の住民のようで……棒の人みたいにはいかないだろうね、映画の残り時間としてはあんまり残ってないけど。

師匠さ、去り方めっちゃスマートで格好良かったのに意外とお早いお戻りで(笑)

戦いながら相手を褒める余裕がプロっぽいよね、知識も半端ないし、技術もある。
分は悪いよね、普通に。というかさすがに。

師匠が変われば業も変わる。
それがカンフーの真髄であれば、弟子で変わるのもまた摂理なのでは?

知識に長けた強者を倒すには独自性が有効というのもまた真理。

ところどころダンスっぽい動きもあるクライマックスアクションは見応えがあって面白かったので、後世に伝えたいって意見が出るのも納得の作品でした。

残した伏線はそのまんま2に行くんでしたっけ?
なんか昔見た気がするんですよ、酔拳2
そんときは街の人の為に命懸けで乗り込んでた気がするので、多分そのまんま続きなのかなー?って思います。


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おまけ
(監督の代表作)


(主要キャストの代表作)
ジャッキー・チェン


ユエン・シャオティエン