神黎の図書館

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アリバイ崩し承ります

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・タイトル

アリバイ崩し承ります(ドラマ版)

・作品の概要

テレビ朝日連続ドラマ・初主演!!
大躍進中の最旬女優・浜辺美波が一回5000円で“アリバイ崩しを承る”好奇心旺盛な名探偵に!
プライド高きキャリア刑事・安田顕と難事件に挑む!!

さらに成田凌が、大物国会議員を父に持つボンボン刑事として登場!!

“アリバイを崩す女×プライドを崩せない男”
テレビ朝日の人気ドラマ「トリック」「時効警察」に続く令和版“新生凸凹バディー”が誕生する―――!

・点数 80点

ストーリー☆☆☆☆
演出☆☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・あらすじ

都心から離れた那野県のある商店街で、亡くなった祖父から受け継いだ時計店を一人で切り盛りする若き店主・美谷時乃。
時乃は時計修理の傍ら、一回5,000円の成功報酬で、時間や事件に関わる“アリバイ崩し”を始めようとしていた。

そんな時乃はある日、時期はずれの異動で県警捜査一課に赴任してきた管理官・察時美幸と出会うが、その矢先、二人の目の前で男が車にはねられる事故に遭遇してしまう。

男は、駆け寄った二人に「さっき、マンションで人を殺した」とつぶやき、そのまま意識不明に…。

男は、有名な推理作家・奥山新一郎だった。
奥山の言うマンションに向かった察時は、刑事・渡海雄馬、係長・牧村匠、検視官・樋口秀人らと合流。

するとそこには、奥山の証言通りに中島香澄の遺体が…。

しかし調べを進めるうち、時乃らの目の前で事故に遭った奥山には犯行不可能、鉄壁のアリバイがあることが判明する…!

奮闘むなしく難事件を解決できないままの察時は、こっそり、時乃に“アリバイ崩し”を依頼することに。

果たして二人は、この難事件を解決に導くことができるのか…!?

・感想
1話完結で繋がっていくミステリージャンルのドラマとして一定の面白さは感じました。

演出の良ポイントを書くと、どうしてもネタバレに繋がるので、後述部分で。

視覚的面白さはただただ浜辺美波ちゃんの可愛さに尽きます。
そして、成田凌くんのお芝居が全体的にGoodでした。

ミステリーというよりは民間の時計屋に警察が情報漏洩⁉️っていう禁忌を犯しながらも浜辺美波ちゃん扮する美少女探偵が明るく元気にスカッと解決する痛快コメディ色が強めです。
まあ、ぶっちゃけ浜辺美波ちゃんは可愛さ全振りでお芝居が上手いとは言い難いのでこうなった可能性はあります。

そんな感じなので、一緒に推理するというよりは、のんびりのほほんと軽めに見たい方向けとも言えるかもしれません。

時を司り、時間を示す時計を取り扱うのが時計屋。
そこからアリバイ崩しのスペシャリストに繋げた発想とセンスに脱帽でした。
美少女探偵と中年刑事の凸凹コンビがドラマ版の売りではありますが、原作では新米刑事だからこそ、守秘義務破りの禁忌も黙認出来たけど、元キャリア組のエリート刑事が左遷され、プライドの高さから周りと協力することを拒み、民間人に守秘義務を破って情報漏洩×ほぼ毎日中年が20歳の女の子に5000円渡すことへの嫌悪感がある場合は見るのをやめたほうがいいです。


以下、商品リンクを挟んで、内容に触れながらの感想です。
一応ミステリージャンルなのでネタバレ配慮はしてますが、過敏に気にする方はご遠慮下さい。


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今回は浜辺美波さん主演のドラマの感想になります。

ネタバレにならない範囲内且つ、見てない方にも分かりやすくする為にドラマ版ならでは?の、役名ではなく役者さんの名前で書いていきます。

表向きはただの時計屋、特技はアリバイ崩し。
それが浜辺美波さん。

人事で飛ばされ、時計屋に下宿しながら浜辺美波さんにアリバイ崩しを依頼するのが管理官の安田顕さん。

美少女とおじさんのコンビは鉄板で面白いですよね、毎回依頼料の5000円を渡す場面は絵面だけ見たら完全にヤバいシーンっていうか、仲間には民間人に捜査情報を漏らして事件解決に導いてくれている……という事実は当然秘密ですので、それも合わさって慌てふためく姿は見ものです。ある意味滑稽?

前述の慌てふためくにも関わってきますが、警察チームに政治家の息子であり、時計屋に恋心を抱く面白自信家のジュニアこと成田凌さんがことあるごとに絡んで来ます。
それも見所です。

基本的にこの3人のすれ違いの絡み面白いです。
あと、浜辺ちゃんが可愛い。
時計屋というより浜辺ちゃんが可愛い。

そもそも時計屋の少女がアリバイ崩しの天才ってどうよ?って部分に関してですが、祖父がそもそも警察が頼りにするほど有名なオープンなアリバイ崩しも承る時計屋でした。

その血を継いでるから孫である彼女もアリバイ崩しの才能があるんですね。
隠れてやってる理由はアリバイ崩しは恨みを買いやすく、危険が及ぶため。
まあ、本人は店内に張り紙を貼ったり、隠す素振りは少なめですが。

最終回は実際に命の危険が迫る緊迫感も演出されてました。
それにしても、「最後の依頼」と告げられた後の駄々をこねる浜辺ちゃん可愛かったですね!
これも時計屋というより浜辺ちゃんが可愛かったです。

アリバイ崩しがメインになっているので、話の流れ自体はパターン化されてましたが、犯人側の心情も察せられる引き込まれる事件もいくつかあるので、結構好きなタイプのドラマでした。

そして、これもドラマならではの魅力なのですが、主題歌の流れるタイミングがなかなか神ってると思います。
木村カエラさんの主題歌かっこ良かったです!

「時計屋は時にまつわる事柄を管理する」
時計の部品を回して直すかの如く状況や証拠を整理して失われた時間を取り戻す。

言われてみれば確かに、アリバイ崩しも立派な時計屋の仕事かもしれない。
そう思えてくる作品でした。

ゲストも毎回豪華ですし、全7話も見やすい話数だと思います。

でもやっぱり個人的MVPは駄々をこねる浜辺ちゃんかなぁ~

鼻に付くけど何故か憎めないジュニアこと成田凌さんとジュニアの太鼓持ち担当かと思いきや、長いものには巻かれろタイプのお調子者だった勝村政信さんのコンビです。
あとゲストで出てきた忍成修吾さんと間宮祥太郎さんもわりと推しです。

美少女とおじさんの組み合わせが好きな方、調子のいいおじさんが好きな方、一緒にアリバイ崩しをしてみたい方にオススメの作品です。

他の作品だと美少女探偵になるところを「時計屋」として秘密裏に事件を解決するところが斬新でした。

言わずもがなですが、浜辺美波さんのファンの方には無条件で(上記のオススメポイントに当てはまってなくても)オススメです。

原作を読みたくなったので良実写だと思います💮



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おまけ
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安田顕さん


おまけ2