神黎の図書館

主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。月間で読む漫画は150冊~200冊。小説や映像作品についてもちょこちょこと。

恋と嘘(実写版)

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・タイトル

恋と嘘

・点数 84点

ストーリー☆☆☆☆
演出☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆

・評価
物語の核となる設定部分(作中における政府の法案)のみを引き継いでその他の設定を全て変えた原作漫画やアニメとは全く異なるストーリー展開で描かれたアナザーストーリーも特徴の映画です。
ただし、原作に登場するキャラクター(主要キャラクターの家族)とこの映画の主人公の間に繋がりがあったりするので、そこら辺は公式感があります。
故に、原案というより、『恋と嘘』のアナザーストーリーなのです。

2時間に満たない実写映画の場合、女の子2人に男の子1人という原作設定よりは女の子1人を主人公にして、相手役の男の子を2人にするほうが見やすいし、感情移入もしやすいと思うので、個人的にはこれはこれで英断だと思います。


以下、商品リンクを挟んで、あらすじと内容に触れた個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。


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・あらすじ

超・少子化対策として政府が遺伝子レベルで最良の結婚相手をマッチングする近未来の日本。
男女は満16歳を迎えると、政府から将来の結婚相手が通知され、それ以外の恋愛は原則禁止となる。
昔から優柔不断な女子高生、仁坂葵は16歳の誕生日目前に幼なじみの司馬優翔から突然の告白を受ける。
しかし、政府から最良の相手として通知されたのは、高千穂総合病院の御曹司で、無愛想かつミステリアスな男性、高千穂蒼佑だった。


・感想
少子化対策の政策として、16歳の誕生日に政府が選んだ遺伝子的にベストな組み合わせのパートナーが通知される制度が採用されているなかなか興味深い世界観でした。
政府通知の相手と結婚すれば補助金等も出るし、強制ではないようなので、悪い制度ではないとは思います。

ただ、パートナーと交際中に異性の友人と仲良くしていると若干牽制はしてくるみたいなので、そこら辺はさすが国の政策だなぁ~と。

幼い頃にお姫様を夢見ていた少女もいよいよ明日で16歳。
頼れて優しいイケメン幼馴染みに祝われつつ、パートナーと初めて会う予行練習をしていたはずが、気付けば告白されていた⁉️

もしも自分がパートナーなら葵を一生幸せにする。
もしも自分がパートナーじゃなかったら……幼馴染みとして、友人として応援する。
理想の告白たけど、突然過ぎてビビりました(笑)

突然の告白に戸惑う葵ちゃんの前にパートナーの相手が現れ……

三角関係になるのかと思いきや、宣言通り葵ちゃんを応援してくるから司馬くんってほんとに優しいし、いい子だと思いました。

対するパートナーの高千穂くんは有名な医者の息子であり、こちらもイケメン。
高スペックパートナーに四苦八苦しながらも、徐々に惹かれる葵ちゃんは可憐だ。

こういうこと言うと双方に失礼かもしれませんが、高千穂くんが山﨑賢人風な感じだったので個人的に好みのイケメンでした。
「黙れよ」からのキスとか何らかの作品で賢人くんやってそうじゃないです?
あと、徐々に現れる「デレ」最高でした。

高千穂くんと司馬くんの衝突以降は足りなかった気遣いも覚えてますます完璧超人と化す高千穂くんでした。

仲も深まり、お互いの愛も深まっていく中で高千穂くんの進学先が京都に決まり、遠距離恋愛になるか向こうで一緒に暮らすかを決める急展開に……。

葵ちゃんの相談相手は頼れる叔父(チュートリアルの徳井さん)。
徳井さんがイケおじで優しくて癒されました。
葵ちゃんの嘘を見抜いて的確なアドバイスくれるのさすがです。

司馬くんが作中で教えてくれるし、葵ちゃんの嘘つく時の癖はめちゃくちゃ分かりやすいので、見てる側も瞬間的に分かります。

とまあ、あんまり書くと見る意味なくなっちゃうかもなので、内容についてはこの辺にしておきます。

最初は無邪気な葵ちゃんがひたすら可愛くて、純粋さも、危なっかしいところも、頑張れば空回りするところも、優柔不断なところも森川葵ちゃんなところも全てが愛おしくて癒されるなぁ~って感じで見てたんですけど、途中からは普通に泣いてました。

高千穂くんも司馬くんもどちらもいい子で、それぞれ魅力的で、これを選ばなきゃいけないなんて酷すぎる……とさえ思えます。

幸せの形は人それぞれで固形ではない。
それは分かってるのに、幸せって何だろう?って考えちゃいました。

相手の中に最終的に自分がいなくなったとしても相手を思えることはとても幸せなことなのではな気がします。
気付くということは、それだけ相手を見ていて大切に思ってる証拠だと思うから。
そこまで人を想えることは幸せなことだと思ってます。

2017年頃の映画でしたが、若手俳優達の自然なお芝居がとても心地よかったです。


・まとめ
原作との違い云々もありますが、とても現実的ではない特殊な政府の法案や、突飛な展開等の諸々を踏まえると、受け手の懐の広さと理解力も求められる作品なんだと感じました。
満16歳で政府からパートナー通知が来る。ということは、年齢差があれば、片方は相手が16歳になるまで「待っている」状況であり、相手の誕生日の日付になった瞬間に現れても別に不思議ではない。とか、そういうのを考えられない場合は別に見る必要もないかと。

夢見る乙女少女が主人公の作品に相応しい超王道ピュアラブストーリーで、普通に楽しめる作品ではありました。ツッコミどころもありますが、それはご愛嬌。

この作品の平均的なレビューより高水準、高い評価の理由に関しては、森川葵ちゃんの全てが良かった(個人的に)というのもあるので、あくまでも個人的な評価です。



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