・タイトル
人狼ゲーム LOVERS
過去に同じような殺戮ゲームを勝ち上がった経験者が集まった。
人狼に加えて「恋人」の役職を得た蘭子は、「恋人」を守りながら完全勝利を目指す。
・点数 96点
ストーリー☆☆☆☆☆
演出☆☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
・評価
特殊役職の「キューピット」にスポットライトが初登場。
役職の説明はネタバレにも繋がるので後述部分で。
本来であれば、前作の「狂人」役職が主人公である物語で期待していた頭脳戦(化かして騙す)要素の強い人狼ゲームをここでやった感じです。
設定的にはかなり好みでした。
ある意味では最も完成された「人狼ゲーム」の映画と言えるかもしれません。
そして、最大のポイントは今作の参加者は初心者がいない。
つまり、経験者しかいない。いずれかのリアル人狼ゲームを生き残った猛者しかいません。
普通に人狼ゲームしてたら頭悪そうな面子の多かったプリズンブレイクの対比かも?
それ故に、特殊設定ならではの必然的に生まれる頭脳戦の部分に時間を割きながらも、ゲームそのものは非常にスムーズに動きます。
その観点から言えば、見やすさも抜群の人狼ゲームと言えますが、敢えて悪しき風習を戻した箇所があり、そこの見苦しさがあるので、個人的満点評価には一歩及ばず……って感じでした。
以下、商品リンクを挟んで、あらすじと内容に触れた個人的な感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・あらすじ
高野蘭子はお金が必要だった。
彼女は生き残るだけではなく、賞金の1億円がどうしても欲する理由があった。
そのため、目覚めた先での人狼ゲームにおいて、落ち着いて、ひたすらにどうすれば勝てるかを考えるタイプだった。新たな役職であるキューピッド。
キューピッドは恋人を2人指名することができ、恋人はどちらかが死ぬとお互いに死んでしまう。
しかし、ゲーム終了時に恋人が残っている場合には恋人の勝利となる。
恋人に指名された蘭子は、人狼という役職と恋人という役職の二足のわらじを履くことになる……。なんとしても賞金を手に入れたい蘭子は、究極のサバイバルゲームを制するために策を練る。
・感想
ルールはクレイジーフォックスに少し似てます。
gamemachine-alternativeshinku.hatenadiary.jp
ただし、処刑の部分はビーストサイドと同じでした。
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特殊役職が設けられ、単純に人狼・村人ではなく、キューピットに指名された二人は恋人となり、片割れが死ねばもう片方も番のように一緒に(自動的)に死ぬというものです。
つまり、恋人兼人狼の主人公が勝つには、吊られない為に人狼であることを悟られてはいけない、村人であるパートナーを吊らせず、襲撃もさせない、パートナーの人狼(恋人ではない)を欺き陥れる。
と、勝つ条件はかなり厳しそうに思えます。
まずはお芝居が素晴らしかった役者さん
古畑星夏さん、池田純矢さん、森高愛さん。
役職も新たな試みでしたが、人狼が人狼を襲撃出来る可能性や元運営、運営側による生け贄など、かなり攻め方を工夫してきています。
さすがはシリーズ5作目といったところ。
そして、立ち位置や境遇諸々込みでその状態で生き残って果たして意味あるの?ってところからのまさかの解答でした。
これまでのどの主人公とも違う答えで興味深かったです。
まとめとしては、これまで見た人狼ゲームで最も哀しいストーリーでした。まさか感情に従って役職を越えた絆を示したビーストサイドを越えてくるとは……。
最後の投票のところは一連の流れが悲しすぎて。悲しくて哀しくて。
人狼の苦しみは人狼にしか分からない。
この苦しみを共有する唯一の仲間を裏切るような行為をさせるとか運営の性格の悪さを改めて実感しました。
運営の性格の悪さで言えば投票後の処刑のルールが変更され、初期作同様に自分達で処刑させるという方式に変えたのは本当に質が悪いって思いました。
備考欄じゃないけど、経験者多めの設定のせいか、ハイテンポというかスピード感ありました。
そのせいか見やすかったです。
というかシリーズを重ねる度に見やすさは増してる気がしますが。
そういえば、お芝居の面で古畑星夏さんを褒めましたが、泣きながら喋るところは微妙?に感じました。
微妙と言ったのは、ああいう場面で心から泣くことと説明を同時に行う場合の正解が正直分からないからです。
あれが自然な気もするっていうか難しいシーンですよね、あれ。
影ながら古畑星夏さんを応援してる身としては見てよかったなぁ~と心から思えた作品でした。
関連商品
おまけ
(主要キャストの代表作)
古畑星夏さん
池田純矢さん
佐生雪さん
平田雄也さん
溝口恵さん
前田航基さん
森高愛さん
春川芽生さん
おまけ2
検索で引っかかったおまけ
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