・タイトル
トクサツガガガ
・作品の概要
商社勤めのOL・仲村叶は特撮をこよなく愛する隠れオタク。
母はもちろん、職場の同僚たちにも特撮オタクであることは一切秘密だ。
そんな仲村は日々の生活の中でさまざまなピンチに陥る。すると、突然、仲村の脳内が特撮モードに切り替わり、彼女にしか見えない特撮ヒーローが現れ、次々にピンチを切り抜けていく。
日常生活で直面する「あるある!」な壁に葛藤しつつも前向きに奮闘する仲村の姿を描くコメディードラマ。
・点数 92点
ストーリー☆☆☆☆
演出☆☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆
・あらすじ
24歳のOL仲村叶は隠れ特撮オタクである。
幼少から、母にその趣味を拒絶され、ずっと隠してきた。
会社では小野田やチャラ彦ら同僚にオタばれしないように、気を使っている。そんなある日、同じ特撮好きの小学生と仲良くなる。
また、通勤途中に特撮のマスコットをかばんにぶら下げた、年上の女性を見かけて、知り合いになる方法を探し始めるが…。
・感想
大人になっても特撮ファンでいることを恥ずかしくも思わなければ、隠そうとしたことも特にないので、擬態の経験がなく、真の意味で楽しめたかは分かりませんが、面白いドラマでした。安定と安心のNHKドラマであり、何となく目に入った小芝風花ちゃんの作品は時間に余裕があれば見る。という僕のスタイルともいろいろ合致する作品でした、
MVPは子役時代の寺田心くんですが!
大きいほうのお友達である特撮ファン、特オタがテンションの上がるポイントが随所に仕込まれています。
人によって異なる燃えポイントに共感しながら見るのも作品の楽しみ方の1つだと思います!
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
いい歳をして子供向けの特撮番組離れが出来ない大人を「特撮オタク」と呼ぶ。
まあ、普通にそうですよね、アニメやアイドルと同じで、熱狂して推しに時間やお金を注ぎ込むのだからオタクです。
そんな特撮を愛して止まない1人のOLが主人公のお話で、ナレーション・主人公の思い入れのある特撮作品の主人公の声が鈴村さんなのはポイント高い。←鈴村さんファン
他にも稲田さんや関智さんの扱いの上手さや、作中の特撮シーンの気合いの入り方からして特撮ファンも満足のいいシーンが多いです。
後は小芝風花ちゃんが可愛い、寺田心くん圧巻の演技力でクールさと子供らしさを見事に演じ分けている……え、心くんこの時何歳よ?脱帽ですわ……。
褒めまくるわりにストーリーと熱中度がやや減点なのは、主人公ちゃんの性格や考え方が合わないからですね、隠れてないオープンオタクからしたら隠れる気持ち分かんないし、恥ずかしくないし、好きなものを否定されるのは辛いっていうけど自分は推し以外のモノを理解しようとしてるんですか?って思ったし、人を見た目で判断して軽く人権無視してそうな節もあったし、親への態度とかそういうのも含めて合わないなって思うところが多くありました。
あ、あと子供を若干バカにしてる節もありましたよね、嫌いでした。
ただまあ、OLとしての能力や職場での人柄は擬態状態なので高く、慕われていたりが特撮から学んだことを実践したり、オブラートに包んで伝える能力の高さは凄いです。
仲間を見つけ出し、アピールをして仲良くなるコミュ力の高さも流石の一言。
オタクだけど陰キャ感は薄いので、パッと見は1軍っぽい。
というか、小芝風花ちゃんと倉科カナさんクラスなら特撮好きぐらいじゃ引かれない気がする(笑)
それはそれとして、不満点も多かったですが、彼女の学習能力と特撮愛は本物なので、1つ1つ向き合って解決していく成長物語の面もあります。
後は小学生との奇妙な友情もあります。
最終的な友達の幅広さや、滲み出る姉御感からして擬態してなくても素質は余裕で1軍レベルな気がします。
そんなに多くない話数ながら、スカッとする展開やハッとさせられる部分も多く、人への気遣いを忘れそうな現代人は見たほうがいいかもしれません。
大人になってから必要な能力は全て子供の頃に特撮から学んでるというのはそうかもしれません。
総合的にいいドラマでした。
見てよかった作品です。
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