・タイトル
テニスの王子様
・本の概要
テニスの名門校・青春学園に入学してきた越前リョーマ。
アメリカJr.大会4連続優勝の経歴を持ち、天才少年と呼ばれるリョーマだったが、青学テニス部には、1年は夏まで大会に出られない規則があり……
著者情報
許斐 剛(このみ たけし)
1970年、大阪府豊中市に生まれ、1か月後に上京。
1993年、「鉄人〜世界一固い男〜」でデビュー。
1997年、『週刊少年ジャンプ』にて『COOL - RENTAL BODY GUARD -』で初連載。1999年、『週刊少年ジャンプ』にて『テニスの王子様』を連載開始。
2009年、『新テニスの王子様』を『ジャンプSQ』にて連載開始。
2013年、『ジャンプLIVE』1号で『LADY COOL』を連載。桐山光侍、浅美裕子、かずはじめのアシスタントを経て独立。
代表作『テニスの王子様』のヒットにより長者番付(漫画家部門)でも上位に顔を出す。テニスインストラクターの経験がある。
テニスを題材とした漫画『エースをねらえ!』以来の「上品」な「女の子のスポーツ」というテニスのイメージを、男性的なものにしたいと考え、『テニスの王子様』を制作。
出身大学が作中に登場する立海大付属中の外観モデルとなっている。
主人公・越前リョーマの愛猫である「カルピン」のモデルは作者の愛猫。
テニスのインストラクターの経験がある。
・点数 88点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆
・評価
忘れがちですが、最初期はわりと普通にテニス漫画してました。
中学生でプロの技とか多少の無茶苦茶は漫画なのでご愛敬ってことで。
テニスの王子様、黒子のバスケ、イナズマイレブンはよく同列で語られますね、そういうことです。
現実味より演出重視なところが魅力の作品であり、ストーリーもわりといいです。
後輩目線から見た先輩との絆や、ライバルとの熱いバトルは誰がなんと言おうが素晴らしいと思ってます。
そして何より、人気投票及びバレンタインが祭りになるほど、正真正銘、次元を越えた圧倒的人気を誇るカリスマ的人気を誇るキャラクター、往年のヒット曲をカバーするなどの作品(テニス)を飛び越えたキャラクター達が魅力であり、セールスポイントの作品です。
個人的にめちゃくちゃ好きな作品であり、思い出も深く、好きな漫画の上位に入れたい作品ではありますが、それ故に辛口評価もしました。
関東勢を優遇し過ぎなのは読み返すと疑問ですけどね(笑)
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
ちなみに巻数は多めです。
・感想
青学名物の校内トーナメントによる総当たり戦でレギュラー決めるのは名門校らしくていいと思いましたし、名門校と言えど、全国的ではない今大会のダークホース的な立ち位置も良かったです。
都大会編、関東大会編と強敵と対峙してチームとして(試合中に)成長していくのもスポ根っぽくて良かったです。
また、都大会編でのライバルを蔑ろにしないところは好感を持てます。
反して、全国大会というわりにはそんなに代わり映えのない面子なので、そこは称賛はし難い部分でもあります。
一長一短なので、どう捉えるかは読者次第ということで!
テニヌと揶揄されるのも分からなくはないですが、普通に熱い作品だと思います。
特にクライマックスシーンでのリョーマのピンチに駆けつける◯◯◯◯◯は結構好きなシーンで、少年誌のスポーツ漫画らしい熱くなる場面でした。
そういう熱いシーンもあったり、キャラクター同士の人間関係だったりも熱いものや面白なモノまで色とりどりな感じでした。
最終巻の巻末付録の短編小説もよかったですね、先輩達の卒業式の裏のリョーマと桜乃よかったです。
様々な性質を持つ魅力的な学校、キャラクターが出てくるので沼る気持ちも分かってしまうという……
普通に好きな作品です。
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