・タイトル
幽麗塔 第4巻
・本の概要
・逃亡劇
・村の掟
・いざ、東京へ
・点数 80点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆
熱中度☆☆☆
・感想
時計塔での出来事の後、ケガの治療の為にテツオと天野は再びドクターQの元へ訪れていていました。
まさかもう一度彼を見るとは(笑)
そんな中、時計塔での一連の事件の容疑者として指名手配されてしまった2人。
確かに、残されているのは複数の死体で、その場から消えていなくなったのは2人…それは怪しまれる。
そして、恐らく死番虫は生きている。
逃亡するにも足が痛む天野の為に変装(天野の女装)をして宿へ。
逃亡に関してはエキスパートなテツオは本当に頼りになる…
そして、暇潰しに、とテツオが買ってきた小説を偶然昔読んでた天野。
その小説に出てくる舞台も仕掛けも何から何まで先刻自分達が体験したものに酷似している…作者は少なくとも時計塔に何らかの関係を持っている、あるいは死番虫本人か…東京在住ということで向かうはもちろん東京へ。
しかし、天野は足を負傷し、指名手配されて公共の乗り物に乗れるはずもなく、西日本から東京を目指すのは至難の業では……
どうやら山道からぐるっと回って東北経由で行くみたいです。
ちょっと地理苦手なんで僕にはよく分かりませんが!!
道中、道に迷ってさあ大変!何が大変って、いきなり弓矢を向けてくる少年がいるからそりゃあもう大変ですよ!
ちなみにお二人はそのまま落下して村の秘密を知ってしまい、軟禁状態になります。
この村のしきたりがこれまた特殊でまあ…うん、でも聞かない話でもない。
それはさておき、今回のエピソードの肝となるトリックの部分、めちゃくちゃ面白かったです。
自然を利用する系です。
感心するほどまともなトリックと謎解き劇を見せてきたかと思うと、幻覚なのか現実なのか…というラインを突いてくる演出で締め括られます。
個人的にはそういうことなんだろうなぁ~という見解はありますが、確証はないですし、どっちにしろそれを書けばせっかくの演出が壊れてしまうので触れないでおきます。
4巻は『女性』が隠れテーマなのかな?って思いました。
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