・ONE PIECE 第15巻
・点数 72点
ストーリー☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆
・本の概要
・Mr.0
・エルバフの戦士
・高熱のナミ
・海の上の人
・ブリキのワポル
・懇願
・ドラム王国とワポル
・国王の在り方
・魔女
・凶兎″ラパーン″
・ワポルの帰還
・ドルトンという男
・感想
サンジをMr.3だと思って電伝虫を通じて会話をするMr.0。
声が加工されて伝わるというのは便利なようで不便なのかもしれないですね……
にしても怖い。
ボスへの報告は正確にしないと、虚偽の報告をしたということで消されるのか……怖い。
アンラッキーズをのしたサンジはアラバスタへのエターナルポーズを手に入れます。(本人は無自覚)
本来ならログが溜まるのに1年はかかるリトルガーデンだったが、サンジの手に入れたエターナルポーズでアラバスタへの道標を手に入れたルフィたち。
出港の際、リトルガーデンから人間が生きて出られない『最大の理由』の島食いこと巨大金魚が現れます。
ウソップとルフィは焦る他の仲間の言葉は聞かず、巨人たちの
『友の海賊旗は決して折らせぬ……!!』
『我らを信じてまっすぐすすめ!!!』
の言葉通り、まっすぐ巨大金魚の口の中に突っ込みます。(ゾロは『諦めろとナミに言う』等、冷静でした。)
巨人2人によるコンビネーション攻撃『覇国』にてゴーイングメリー号は無事にリトルガーデンから抜け出します。
地味に注目なのは、巨大金魚と大陸と見間違って上陸してしまうほどの巨大なフンだったと語るドリーとブロギーの思い出話。
そう……カヤお嬢様を元気付ける為のウソップの優しい嘘。
ウソップのついた『ウソ』は後に『本当』になる説の開幕です。
100年前に始めたドリーとブロギーの死闘。
100年に渡る戦いの忘れられた理由、それは……
ゾロとサンジの狩り勝負。これも伏線だったんですね!
そして『2人の』戦いは続く……
そうか、ゾロが『鉄を斬る』ことに強くこだわりを持ったのはMr.3との戦いがきっかけかー。
そんな中、ナミが高熱で倒れます。
サンジの男女差別が浮き彫りになるところでもあります。
地味に酷い(笑)
ルフィ、サンジ、ウソップは病気になったことがないという。
ルフィはともかく……でもサンジとウソップの耐久力はもはや化け物だからなw納得っちゃあ納得。
ゾロの一言、
『海に人が立てると思うか?』
から始まります。
男が海の上に立っているように見えます。
少し呑気な性格?
その正体は……
大型潜水奇襲帆船の乗組員、つまりは海賊でした。
その海賊団の船長は肉と『ナイフ』を食べながら聞いてきます。
『ドラム王国』へ行きたいという旨、エターナルポーズかログポーズを持っていないかと。
持ってなければ宝と船をもらう。と……
そして、小腹が空いたからと、メリー号の一部を食べてしまいます。
『バクバクの実』の力でルフィを食べようとしたワポルでしたが、逆にルフィに吹っ飛ばされます。
そして、扉絵に久々のモーガンが!
まあ、ジャンゴとすれ違う(お互い寝ている)というだけのものなのですがw
新しい島(冬島)に上陸しようとしたルフィ一向でしたが、住民により『海賊の上陸は認めない』と言われます。
発砲(威嚇射撃)してきた住民にサンジはキレかけて攻撃をしようとしますが、ビビに止められます。
住民は当てるつもりはなかったのでしょうが、弾はビビに当たってしまい、ルフィがキレます。
そこにすかさずビビが割って入ります。
『あなたは……船長失格よ、ルフィ』
『無茶をすれば全てが片付くとは限らない…!!』
『ここで喧嘩を買ったら……ナミさんはどうなるの?』
銃弾を受けたビビにこう言われたルフィは頭が冷えたようで、
『…うん、ごめん!!!おれ、間違ってた!!!』
と謝ります。
そしてルフィはビビと共に土下座をして医者を呼んでください。とお願いするのでした。
ナミといい、ビビていい、女性は強い。
そして、船番のゾロもいろんな意味で強い……っていうかヤバい。化け物じみた体力と気力と回復力?
シリアスな場面の後のウソップ&ルフィの天然は少しクスッと、そしてほっこりするものがあります。
ここの件、忘れてたけど、このエピソードで黒ひげ海賊団出てたんだなー。
この時点で宿敵ポジションに決めてたのかな?
ここで扉絵に医者見習いとなったカヤお嬢様が。
扉絵のプチエピソードと主題のリンクは毎度のことながらすごい。
ドルトンからワポルの話を聞いて怒るビビ。
それが一国の王のやることなの!?と。
王女として国民の為に命を懸けたビビからしたら本当に有り得ない行為だったんだろうなー。
魔女と見たことのない奇妙な生き物。
Dr.くれはとトニー・トニー・チョッパーが満を持して登場します。隣町に。
なんという……行き違い。
ラパーンの群れと遭遇したルフィとサンジ。
サンジはルフィに攻撃をせず、ひたすら避けて逃げて後ろに退かないように無茶な指示を出します。
でもナミさんの体力を考えるとやるしかない。
そして、ドラム王国にワポルが帰って来ました。
ロード・オブ・ザ・ワポル~王の帰還~
ごめんなさい。
ワポルはルフィたちの船を見付けて怒りの狼煙を上げます。
そして、ドルトンも決着を着ける。
自分とワポルは同罪だ。
と走ります。″動物系″ の悪魔の実の能力で。
ドルトン……彼は元々はワポルの部下で3幹部の1人でした。
そして彼は優しすぎた。
加勢のつもりで来た住民を庇って致命傷を受けるのでした。
そして、ラパーンの群れが起こした雪崩に一同は……
・まとめ
相変わらず次巻への繋げ方が上手い。
全体的にルフィが大人しくてゾロも戦わない、サンジは一応戦うけど、ルフィ(ナミ)を庇いながらしかも雪山ということで本領発揮とは言い難い。
少しバトル控えめで政治的お話が絡んだ1巻でした。
あ、珍獣的な生き物の発想力は面白かったです!
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