神黎の書評という名の読書感想文

ゲーマーでもある僕が読んだ本について書くブログです。

ワンピース 第35巻

・タイトル

ワンピース 第35巻

ONE PIECE 35 (ジャンプコミックス)

・点数

総合得点80点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆
熱中度☆☆☆

著者情報
尾田栄一郎

油絵が趣味だったお父様の影響で幼い頃から絵を描いていたそうです。

本格的にマンガを描き始めたのは中学年生の頃で、『小さなバイキングビッケ』という作品の影響で海賊を好きになったそうです。(アニメ版の小さなバイキングビッケが放送された同局の同時間帯で後にアニメ版ワンピースが放送開始されました)

中学生時代に、『ジャンプに海賊のマンガを描くこと』を目標に掲げてアイデアを貯めていたそうです。

受賞歴
1992年 WANTED! 第44回手塚賞準入選

1993年 一鬼夜行 第104回ホップ☆ステップ賞入選

ONE PEACEの受賞歴
2000年 第4回手塚治虫文化賞最終選考6位
2002年 第6回手塚治虫文化賞最終選考6位
2006年 日本のメディア芸術100選 マンガ部門選出
2012年 第41回日本漫画家協会賞大賞受賞

2018年 熊本県民栄誉賞

本の概要
・竜骨
・フランキー
・崩壊
・ルフィvsフランキー

・感想
あんまり聞き慣れない言葉ですよね、『竜骨』……モンハン?いいえ、違います。

竜骨とは船の命。ということらしいです。
そういう造船に関する話が35巻の冒頭でされます。

流れとしては、
『その船(メリー号)』は直せない→何で!?→かくかくしかじか
の流れです。

そして、ようやくウソップがフランキー一家に拉致られたことを知るルフィとナミ。

一流船大工に食ってかかったり?ちゃんと一緒に行動しなかったり、ケースが違うのに気付かなかったり、最初の時点で重みに気付かなかったり、そういうところは良くも悪くも世間知らずの10代っぽい気がしました。

そして、メリー号がもう直せない事をカクから直接聞いていたゾロは、船に戻ったサンジとチョッパーに聞いた事実を伝えます。

驚くサンジは「船はいつもと変わらないし、東の海からここまで一緒に船を渡ってきた」ことを言いますが、ゾロは冷静に返します。

『渡ってきたからこそだろ。人間なら波を越える度、強くもなるが、船は違う……痛みをただ蓄積するだけだ』


ゾロのこのクールな感じいいですよね。
同じ職人気質のせいか、初対面の一流船大工の意見を他の船員とは違ってすんなり受け入れている。

そしてゾロはルフィの最初の仲間でウソップより前に加入してるのでメリー号との航海は最初からずっとです。
当然、ゾロもメリー号が好きです。
だからこそこのシーンはグッと来るものがあります。
ゾロの言葉は深い……

そしてついに出ました。フランキー一家のボス、フランキー。

『覚えときな長鼻ボーヤ、おれの名はフランキー。この町を生きて出たけりゃ決して逆らっちゃあいけねェ男だ』


ここのフランキーは一瞬、ジョジョっぽい雰囲気出してます。
背景の『ゴォォ……』のせいかもですがw

『ちょっと待ってろよ、ウソップ……あのフザけた家……吹き飛ばして来るからよ……!!』

怒りのルフィ、ゾロ、サンジの揃い踏みは格好いい。
チョッパーはまあ……マスコットだからあんまりそういうの似合ってないけどね?

フランキー一家のアジトを見事に解体した後に船のことを決めたルフィに対してはさすがに読者としても「!?」です。
ここで!?今!?


ルフィの決断を聞いてウソップは怒りでルフィを怒鳴ります。
ルフィを心底見損なっているウソップはルフィに対して遠慮なく無配慮に言葉をぶつけます。

メリー号に対する想いが上っ面だけのものだと言われたルフィはカッとなって心にもないことを言いかけます。

寸前でサンジに蹴り飛ばされて頭を冷やすように言われて撤回しようとしますが、ウソップは「それがお前の本心だろ」と言い出し、不穏な空気は止まることがありません。

そしてウソップは……一味を抜ける。と宣言します。
そして、この船は船長であるお前の持ち物だから俺と決闘しろ、ルフィ、俺が勝ったら船は渡せ……と。

ルフィとウソップの決闘、この為の伏線がフォクシーとのくだりなんだと思います。

喧嘩とゲームは違う。戦闘の強さがそのまま決闘の勝敗を左右するとは限らない。

ウソップは長い付き合いのルフィに対して効かない攻撃はしません。
あの手この手でガムシャラに勝ちに来る。
ルフィ相手にウソップペースで善戦します。

ここは読んでからのお楽しみということで割愛しますが、決闘直後のルフィ、サンジ、ゾロのセリフはそれぞれグッと来ました。
ただし、男同士の……みたいなそういうのが理解出来ないと見てるのが辛いかもしれません。
ナミとチョッパーは終始そっち側の感性に寄ってました。

キャプテンというのは……部下を抱えて預かる立場というのは大変だ……


そして、翌日、アイスバーグさんが自宅で襲撃されたと騒ぎになります。
正面から2発、後ろから3発ってエグい……

一方、フランキーも今は無きフランキーハウスを前に怒り心頭中の模様……

改造人間ってなんか格好いいよね!大体悪役スタートなんだろうけどさ!悲運を背負って健気に戦う姿が少年の心を……以下省略。

個人的には初期ビジュアルのほうが好きです、フランキー。

そして、青キジの予言通り?ロビンを一味に加えたことによりとばっちりで麦わらの一味はアイスバーグさん襲撃の犯人に仕立てあげられるのでした……続く。

・まとめ
テーマは重い……想い?『おもい』です。
それぞれの想いがぶつかってぶつかって……拗れに拗れて重くなる……そんな1冊でした。

麦わらの一味に思い入れがあるとキツい1冊かもしれません。

コミック

ONE PIECE 35 (ジャンプコミックス)

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ONE PIECE モノクロ版 35 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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