神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

ワンピース ウォーターセブン~エニウス・ロビー

ONE PIECE 第二部 EP4 BOX・水の都 (ジャンプコミックス)

・タイトル

ONE PIECE ウォーターセブン編、エニウス・ロビー編

・本の概要
大きく分ければ1つ、しかし実際は2つのエピソード+αだと思ってます。

原作の34巻~46巻(冒頭)、アニメの229話~325話に該当します。

・超一流の船大工が揃う海の都ウォーターセブン
・対フランキー一家
・船を巡る男同士の決闘
・ロビンの離脱と追跡&濡れ衣
・対CP9
etc.

・点数 92点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆



・感想
一言で言い表すなら、「出会いと別れと再会と和解の物語」。

改めて振り返ると、NARUTOに対抗して生まれてそうな雰囲気はありますが、ONE PIECEは尾田さんが学生時代から構想しているはずなので偶然でしょう。
どっちも忍空は否めない。

海軍の裏の顔?を一手に担うCP9のリーダーさん格好良すぎます。
ぽっと出の出オチもしくはゲストの強敵かと思えば……なリーダーさん。
ネタバレになりそうなので以下自主性自粛。

無茶な航海が多かったせいか限界のメリー号。
選択を迫られたルフィは……
そしてウソップは……

といった流れが前半の内にあるんですよ、憎まれ役として登場するフランキーも含めて全てに意味があり、後半にラストに繋がる様はアートだと感じました。

あと、原作におけるメリー号の扱いが素晴らしすぎてメリー号を主役にしたスペシャルアニメを作っても成立しちゃうぐらい人気のシーンになったところの元ネタがあります。

正義の為なら悪を執行するというCP9の在り方と、海賊でありながら結果的に人を救っている義賊っぽいルフィ達のこの関係は面白いけど、同時に子供に悪影響を及ぼす可能性もあると思うので中高生向きの内容かなー。

スモーカーもなかなかに凶悪犯顔してるし、わりと過激派だったので当時は海賊が正義で海軍が悪みたいな認識の子供達も少なからずいたと思います。
というかそういう話を聞いたことがあります。

そのせいなのか、強くて階級の高い大将青キジやガープ中将はどこか緩い雰囲気を持っていますね、やっぱり対抗処置?

最後は麦わらの一味と縁のある人物達が何かしらのコメントを発するので嬉しいサプライズですよね!
ここで書いたらサプライズにならないけど、あの場面もこのエピソードの
魅力の1つだと思ってるので書きました、すみませんm(__)m

ルフィの家系についてや、四皇と覇気、新世界についても初お披露目ですね!

CP9の上3人、つまりルフィ、ゾロ、サンジの戦う相手と戦い方はなんか動物園みたいで面白しかったです(笑)