・タイトル
私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。
・本の概要
中学二年生の黒木智子は給食時に一緒に食べる人を探していた。
そこに、グループを組めていない二人の女子を見つける!
智子は思った「この気の弱そうなメガネにしよ!主導権握れそうだし」
この出会いが、ゆうちゃん、小宮山との出会いだった。
・著者情報
・点数 76点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆
キャラクター☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆☆
・評価
申し訳ないですが、画力は正直そうでもないかなぁ~という印象です。
キャラクターの表情の変化を楽しむ意味では高ポイントにしてもいいのですが、背景とかその辺の画的な演出がぼんやりしていてあんまり印象に残ってない……というのが正直な感想。
キャラクターの個性と役割に関しては申し分ないです◎💮
魅力的に描く点でも評価したいのですが、1人を除いて貶し合ったり、足の引っ張り合いをするので、見苦しい部分が多々ある。という意味で減点。
それが作品と、主人公の持つ本来の個性でもあるのでそこら辺が難しいんですけど、貶さずにキャラクターの魅力を描いていたら完璧でした。
っていうと、評価してる僕側が作品の特性を理解してないって言われちゃうかもしれませんがww
設定に関してはスクールカーストの底辺に位置する子達の日常、共通の友人を持つ1:1の組み合わせの3人組の学園生活なので、非常に分かりやすかったです。
共感出来るか、それを楽しめるかは人それぞれだとは思いますが、設定とアプローチは非常に良かったと思います。
メインとなる前日譚のみをいきなり描くのではなく、適度に本編軸の話を入れてるのも高ポイントです◎💮
本編初期より酷い中学時代の黒木さんに対してヘイトが溜まる部分はありましたが、ストーリー自体は結構面白かったです。
設定の評価として書いたこと+中学編とはいえ、卒業と親友と違う進路になる点等もきちんと描いてますし、黒木さん軸ではありながらも、他の子達もしっかりと自分の意見や考えを述べてるところが個人的にはすごく好きです。
好きなキャラ、嫌いなキャラ問わず、読みながらキャラクターの発言や行動の一挙手一投足に対して様々な感想にさせられたので、ここは本当に文句なく、没入感は満点以外の何者でもない笑
普通にこの作品好きです!
以下、商品リンクを挟んで内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
※巻数が1巻しかないので、不可抗力で目には入らないよう、念のために本編の幾つかも入れています。
・感想
僕の推しキャラのゆうちゃんと黒木さんの出会いを描いた前日憚が中心の短編です。
冒頭は本編軸のどこかの2人から始まるんですが、ゆうちゃんの「あの頃みたいに~」という出会いを懐かしむ語りをきっかけに過去への扉が開きます。
と言っても、肝心の黒木さんは安定のセクハラ的発想に夢中で聞いちゃいませんでしたが。
逃げてゆうちゃん!!(笑)
やっぱ初っぱなは変な顔でどもるのね、黒木さん(笑)
緊張が顔に出すぎてるから可愛いかもね!
実際は黒いこと考えてるワケだけど、笑顔ひきつってるからなぁ~
言ったら反応面白そう。ローテンションでスバっと言いたい。
智子だから「もこっち」っていうあだ名は独特のセンスだけど、井口さんが阿澄さんをもこたんって呼ぶのと一緒でしょ?可愛い。
変わってないwもこっち全然変わってないww
それにしても言われた下ネタ理解出来なくて辞書で調べて学ぶの可愛い。
ただ授業中にそんなことしてるからちょっとアレなんじゃないかな?可愛いからいいけどね!
黒木さんってゆうちゃんをバカ扱いしてるけど、自分もなかなかだよね、勉強云々じゃなくて想像力不足というか回転力足りてないというか。
コミュ障同士の共通の友達との3人での会話とか2人になった瞬間の気まずさとか分かる人多いんじゃないかな!
わりとあるあるな気がする(笑)
深夜アニメをリアタイしてからの学校は昔やったことあるけど、同じ寝不足&寝癖の人いても同族とは決めつけなかったけどなぁ~
例えば、夜中にサッカーの試合やってて夜更かしした人が普段根暗だって可能性もあるし?
直感的に同じもの見たと分かるのはニュータイプじゃないですか?
2人とも同時に直感してるし。
あ、寝癖じゃなくてアニメキャラの真似か、自分でセットしたのか、そりゃ通じ合うわw
原作の本編のほうで友達増えてからはそうでもなくなって来てたけど、友達いない時の黒木さんの性格がマジで嫌いだったのをじわじわ思い出してきました。
真似したってポテンシャルの違いで相手にされないとか残酷な世の中だけど、ヘイト溜まってたからいい感じに±0って感じかな。
元祖ミ●モニのリーダーへの弄りはやめろw
仲悪いというか相性悪いのは仕方ないけど、低俗な煽りしてんなよ。とは思った。
別にイラつきはしないけど。
着替え面倒だから初めから水着の上で制服着て来たわ~
「あ…着替え用のパンツ忘れた」っていうのは男女共にあり得るだろうから気を付けよう!
僕は意外とそんな横着したことないなぁ~
そもそも水泳の授業出てないや←それ以前の問題
貧乳は無乳じゃない!って負け惜しみ言う子わりと好きですよ、気にしてない子はほんと気にしてないからなんか喋れば喋るほど気にしてるってことだよね(笑)
組体操ってミスったらめっちゃ目立つよね、これはもうどうしようもない。
運動会とか体育会、体育祭の勝ち負けが人生に左右しないタイプも勿論いるでしょう。
それなのにあの結束力は何だったのだろう?
僕は全然結束してないタイプでしたが、今も昔も特に後悔はないです。
黒木さん、世の中には言っていいことと悪いことがあってだな、その地雷は人によって違うから発言には気を付けろよ?
そして、自身の発言には責任を持て。
確かに。神様信じてなくてむしろ◯したいのになんで初詣来てんだ?とは言われたら思います。
コミュ力0だからこそ成せる技みたいな?
確かにある意味凄い。パーソナルな部分によくもまあ、ずかずかと。
今では禁止ワードの言葉が昔の漫画だと伏せ字なしで書いてある案件は確かにありますね、電子書籍だと配慮されてる場合が殆どでしょうが、紙版はどうしてもね……しょうがない。
サスペンス小説かな?のオチのネタバレは絶対にやっちゃいけないやつ。
匂いのエピソードは年頃の女の子は気になるあるあるなのかな?
定期的に来るゆうちゃんをバカにするエピソード見ると、友達付き合いは考えたほうがいいのでは?と少し思ってしまう。
あと、趣味はひとそれぞれだから優劣とか、より有意義とかないと思うよ?
焼き芋って意外と高いよね(笑)
それはそれとして、松茸食べたことあるを掘り下げたらコンビニの松茸弁当で笑った。
「早く高校生になりたい」⇔「中学に戻りたい」
この無い物ねだりの法則は人間誰しもが通る道だよなぁ~
その一瞬の価値って当時は案外気付かないものなんですよね、不思議なことに。
そんな何気ない日常の1コマってかけがえのない大事な瞬間だと気付かないままに成長しない黒木さんと変わらないゆうちゃんというなんてことない日常(本編軸の久々の再会ではありますが)が最終回でなんかよかったです!
変に構えたり、余韻に浸るとかではなく、スッと始まってスッと終わる理想のスピンオフでした!
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