神黎の図書館

(将来的には)図書館モチーフのブログにしたいという意思を込めてこの名前にしました。

ヒル

ヒル コミック 1-5巻セット (BUNCH COMICS)


・タイトル

ヒル

・本の概要
佐倉葉子21歳。
彼女は不当に手に入れた鍵を持ち、住人が不在の家を渡り歩いて生活をしている。
そんな葉子の前に、突然現れたのは、死んだはずの同級生・月沼マコト。
彼の口から語られるところによると、葉子は知らず知らずのうちに「ヒル」と呼ばれる存在になっていたらしい。
ヒル」とは一体何なのか?新時代のドロップアウトストーリー。

・著者情報

今井大輔(いまい だいすけ)

出身地 京都府
生年月日 1981年5月12日
職業 漫画家
活動期間 2007年~

・点数 88点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度🌟☆☆☆☆

・感想
佐倉葉子という人物は結構自分勝手でルール無用で好き放題して来る主人公なので好きではないですが、それでも作品としては面白かったです。

「不当に手に入れた」の時点でお察しかと思いますが、ヒルは厳密には犯罪です。
しかも被害者が被害に気付かない巧妙で悪質な……
まあ、マジレスするとそうですが、漫画なのでそこはよしとしましょう。

主役の佐倉さん、月沼くんは家出きっかけではありますが、中国人の兄弟のようなそうするしか生き方のないケースもあると思うので、そこら辺が難しいところですよね、ここマジで辛かった。
「社会は紙で出来ている」というパワーワード
これはマジで考えさせられるものがありましたし、これを読む方々にも考えてもらいたいテーマです。

「よく見えないほうが残酷になれる」、「片思いは呪い」についても同じ感覚です。
節々に深い言葉がある作品でした。
羨望の身勝手さも含めて。

佐倉葉子と月沼マコト……ハコとカラ……境 はどこなんだろう?
そういう視点から見ても面白かったです。
最後ちょっと切ないですよね、葉子にとってはどっちのほうがよかったんだろう?


コミック

ヒル コミック 1-5巻セット (BUNCH COMICS)

ヒル コミック 1-5巻セット (BUNCH COMICS)

  • 作者:今井 大輔
  • 発売日: 2013/10/09
  • メディア: コミック
電子書籍