・タイトル
ばらかもん
・本の概要
書道家の重鎮を殴った罰として、日本西端の島で一人暮らしを始めることになった若きイケメン書道家・半田清舟。
都会育ちで神経質な「半田先生」の前に現れるのは、自由奔放で個性豊かな島民ばかりで…!?
慣れない田舎暮らしの洗礼を受けながら、書道家として人として少しずつ成長していく青年のハートフル日常島コメディー‼
・著者情報
ヨシノ サツキ
生年月日 1985年5月25日
出身地 長崎県五島市
職業 漫画家
活動期間 2005年~
代表作
『ばらかもん』20歳の時にスクウェア・エニックス刊『月刊少年ガンガン』の月例マンガ賞新GIガンガン杯で2005年5月号・8月号と奨励賞を受賞し、『ガンガンパワード』2005年秋季号掲載の読み切り『ソルドソウル500』でデビュー。
・点数 88点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆
・評価
テーマは一貫しています。そして、メッセージ性もあります。
ストーリーそのものは分かりやすいですが、書家の世界は一般的ではないので、そこはやや難解かも?
圧倒的に上手い!って訳ではないですが、えぢからのほうの画力が高いと思います。
キャラクターが生きていると感じたので。
達筆ではあるものの、無機質な字を書く都会育ちの書道家が田舎の島で個性的な住民に振り回されながら人間としての感情を取り戻すように一皮剥ける様子を描いているので、とにかく個性が強く、役割もしっかり果たしています。
外側だけ見ると、わりとありがちな設定に見えますが、中身はこの作品特有の雰囲気とほっこり感があります。
中弛みシーンがあるので、満点は付けられないですが、何かに疲れた時に読むとリフレッシュされるポテンシャルがある作品で、時間を置いて読み直したい作品でした。
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・感想
謳い文句通りのハートフルコメディでした。
個人的な推しポイントとしては、シティボーイが慣れない田舎で四苦八苦する姿が面白可愛いというところです。
半田先生は可愛い。異論は認めない。
重鎮を殴った罰で島流し…みたいな概要ですが、字に「個性がない」という弱点を突かれてからのスランプ×リフレッシュ&きっかけ作りも兼ねてるので、1話から最終回にかけて少しずつ変わっていく半田先生にほっこりします。
個人的には子供達の態度にちょいちょいイラつくことがちょこちょこありました。
必ずしもひたすら癒されるわけではない。と、お分かり頂ければ幸いです。
小学生、中学生、高校生、大人と混じってるのでそこがミソですかね、良くも悪くも。
個人的にはヒロシくん激推しなんですけど、影から支え、旅立つヒロシに涙する読者も急増したことでしょう…それぐらい彼の作品貢献度は高いです。カップリング的な意味でもね?
もうほんとにみんなのヒロシくんって感じです!
僕はたまたまヒロシくん派でしたけど、豊富なキャラクターラインナップなのできっとそれぞれの推しが見つかると思います。
物語終盤で半田先生が辿り着く答えというか道が素晴らしいんですよね、子供達も意外とシビアなんですよねw
途中で中だるみしちゃった人も最後は読んでほしいかもしれない。
結構深いんですよ、ラストスパート。
何かに疲れたと時にホッと一息つける作品でした。
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