・タイトル
ONE PIECE 第3巻
・点数76点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆
・本の概要
・vsバギー~決着
・珍獣ガイモン
・登場!キャプテンウソップ
・カヤお嬢様とウソップの優しい嘘
・変人ジャンゴ
・執事クラハドール
・感想
後述のまとめにも書いてますが、このエピソードのウソップはオオカミ少年を踏襲している節が強めなのでオリジナリティはややマイナスです。
相変わらずテンポは良く、サクサク読めますし、物語も進みます。
ストーリーについてですが、
第3巻の最初のほうは第2巻から引き続き、ルフィとバギーの戦いです。
シャンクスとバギーの関係も語られますが、バギーの持論による夢をシャンクスが奪ったという逆恨みからルフィを煽って嘲笑うように「大事なら守ってみろ」と、麦わら帽子を攻撃します。
それを受け、ルフィは激怒します。
それまで互角だったゴムゴムvsバラバラ対決でしたが、激昂して思考と視野が狭くなった事が逆に功を奏したのか、意外な方法(意外と単純)でバギーに対して有効打を浴びせます。
バギーも激怒した最中、ルフィに怒りながらも宝を持ち逃げしようとしたナミを見つけるやいなやすぐさま攻撃をしかける等、バギーは怒りながらも視野が広く、冷静でルフィとは対照的な印象を受けます。
にしてもバギーに対する有効打が気の毒過ぎる…というかバギー全体的に気の毒。
仁義を貫くルフィと悪道を往くバギー。
正反対の二人の対決はセリフの応酬を含めて一種の見所になっていると思います。
意外とこのテーマって新世界編にも繋がってたりすると思っているのでワンピース好きなら初めから読み返してみるのわりと本当にオススメです。
町を去るときの雰囲気は(意味合いとしては)少し1巻に似ている感じです。
特に言い訳もせず、『悪者』として町を去ろうとする中、町長からはお礼を言われる不思議な海賊。
それにしてもプードルさん…なかなかのツンデレ?セリフありがとうございました。
全く可愛くないし、何も感じなかったですけれど。
僕の感動はシュシュに持っていかれてますからね!!
間の箸休めエピソードにガイモンが登場する珍獣回があります。
地味にグランドラインについて説明されている貴重なエピソードでもあります。
ナミさんによるグランドラインとは何か?の説明に加え、ガイモンさんによるグランドラインの過酷さ(目撃談)が合わせて言及されます。
ガイモンさんが見た満身創痍でボロボロの海賊はどことなくブルックの海賊団に似たものを感じましたが、あの海賊団の結末を考えると別物なのは分かります。
でも元ネタかな?と考えてみたり。
何にしてもいいエピソードです。
子供の頃好きでした。
来ました。来ました。来ましたよ!!
ワンピース 中で僕が一番好きなエピソード、カヤお嬢様とウソップとカヤお嬢様のお話!
クラハドールに煽られて激昂したウソップは格好いい。
『おれは親父が海賊である事を誇りに思ってる!!!』
『勇敢な海の戦士である事を誇りに思ってる!!!』
『お前の言う通りおれはホラ吹きだがな!!!』
『おれが海賊の地をひいてるその誇りだけは!!偽るわけにはいかねェんだ!!!』
『おれは海賊の息子だ!!!』
ウソップの心からの叫び…響きます。
ジャンゴ…僕の独断と偏見ですが、実写化すらならイメージは勝地涼さんかな。
あの独特なクネクネ感はあの人を彷彿とさせませんか!?
また、ルフィがウソップに、幼少期にヤソップ(ウソップの父親)と面識があったこと、ヤソップがシャンクスの海賊団にいることをウソップに話すところもこの巻の象徴的なシーンです。
物語のバランス的に言えば、クラハドールことキャプテン・クロの計略は4巻の冒頭に持ってくるのが分かりやすいかな?とは思いましたが、続きが気になって次の巻を手に取らせる工夫という意味ではGoodポイントですね!
まとめ
ウソップの嘘は数年越しに本当の事になる説は半分本当で半分嘘?ということにしといて、このウソップ、元ネタはイソップ童話のオオカミ少年ですよね!あと、ピノキオ?
コミック

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