神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 第3巻

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 3 (Gファンタジーコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 第3巻

・本の概要
・救いの手
・3度目の陳情
・オヤシロさまの祟り
・死守同盟の魂

・点数 76点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
忠告には真摯に耳を傾けた上で曲げちゃいけないものがある。
うーん、いいこと言うぜ!痺れました。

ビックリした……俺達の戦いはこれからだ!とか言い出すから、え?打ち切り?って思って思わず残り巻数確認しちゃいましたよ……良かった良かった。

いやー、圧巻でしたね。雨降って地固まる。じゃないけどよくまとめたなーって思います。

口は悪いけど魂は本物……まさにその通りでした。

とはいえ、大ボスが残っています。
大石さん(興宮所の刑事)ですら手出しが出来ない雛見沢の首領との直接対決!
は綺麗に次巻へ持ち越し。

くぅー、焦らすね!でもワクワクするね!楽しみだね!!


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ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 第2巻

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 2 (Gファンタジーコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 第2巻

・本の概要
・忘れていた男
・いつか見た世界
・圭一のアイデア
・雛見沢スピリッツ
・ケイコク

・点数 76点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
ここの梨花ちゃん究極にウザいな……妙な自信付けてるし、完全に周りが見えてない。
驕り高ぶり方が慢心王顔負けかもしれない。


は?何なん、コイツ?
自分勝手過ぎひん?百年以上生きてるとかっていう自負どこ行ったよ、心弱すぎやろ。

はい、ごめんなさい、口が悪くなりました。

梨花ちゃんはよく百年以上生きてることをアピールしてくるけど、同じ時間を繰り返してるだけで100年の時を過ごしたとは少し違うと思うんですけどね、だから幼くて自分本意な部分が強く残ってるんでしょうね~
まあ、梨花ちゃんのこの状態って言わばゴールドエクスペリエンスレクイエム喰らった状態とほぼ道義だろうから気が狂うのは仕方のないことだとは思いますが……その中途半端さは見ててイライラしますよね、それも仕方ないかと。

ってここまでボロクソに言っといて涙1つで揺らぐから女の子の素の涙の威力って凄いですね……

展開としては面白くなってきました。
というより大石さんが動くと物語的にはいよいよかって期待感があります。

それはそれとして……圭一くんの妙なカリスマ感凄いですねw
同志Kかー、名字のイニシャルじゃないんですね!(笑)


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ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 第1巻

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 1 (Gファンタジーコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 第1巻

・本の概要
・フレデリカ
・山中にて
・運命を変える力
・幸せな世界
・奇跡の再会

・点数 76点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆

・感想
いやほんと読む順番間違えたら大変だこれ……

序盤から羽入が出ます。姿を現します。
待ってた、僕の好きなキャラ!
余談ですが、昔、移動中にひたすら羽入のキャラソンをヘビロテしてたの思い出しました。
どうでもいいですね!すみませんm(__)m

圭一くんに一切責任はないけど、結果的に圭一くんの一言で淡い期待を打ち砕かれて絶望の淵に引き戻された梨花ちゃん……そうですよね、百年生きてようとやっぱり幼い部分は残ってますよね……哀しいね、梨花ちゃん。

梨花ちゃん視点で見ると、本当に冷めてるというか諦めの境地に達していますよね、仕方のないことですが……

『男にとって宿命という言葉や運命という言葉はもっともっと尊くて熱い意味がこもってるんだ そんな易々と読めるもんじゃねぇ』

運命を変える、ぶち破るなんて言葉も前原圭一が言うと妙な説得力がある。
それがこのひぐらしの世界なのかなー。
そして羽入が可愛いのもまたひぐらしの世界なのである。
そう……羽入は可愛い。

半ば諦めかけていた梨花ちゃんの心を救うこと……それは読者にとっても「ああ、よかった……」と思える瞬間である。
と、僕は感じました。

圭一だけではなく、レナも詩音もかつての世界の出来事を夢として見て、教訓にしていた。
そんな奇跡が起こりまくった世界、その希望が梨花ちゃんを奮い立たせ……

それでも羽入を傷付けたのは許さない、梨花ちゃんといえど、助かるためにもがいた結果としても羽入の声を唯一聞ける梨花ちゃんが羽入の声を無視したのはいただけない。

そして、物事がいい方向に走りすぎて盲目になっている梨花ちゃんはやはり幼い……
驕りが過ぎたり、中途半端な悟りで元々その予兆はありましたけどね、普通忘れないでしょ?その人だけは……


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ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編

[まとめ買い] ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編(デジタル版ガンガンコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編

・本の概要
ひぐらしのなく頃に」の第6話、解答編の第2話にあたる話です。

鬼隠し編の解答編、そして「ひぐらしのなく頃に」全体の謎を解く鍵となる作品です。

基本的には竜宮レナ視点でこれまで様々な顔を見せてきた彼女の内面と取り巻く環境を中心とした物語です。

それと同時に、後半は前原圭一視点の「前の世界での記憶」に基づいた発言や行動による「同時間軸の別展開」のストーリーになっています。

原作のサブタイトルは「~最初の過ちをどうか~」

・点数 88点

ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
以下、思いっきりネタバレと別作品との照らし合わせがあります。ご注意下さい。




日常パートは全体部活の一幕でした。
強力な部活メンバーを打ち負かし、一騎打ちとなった圭一とレナ。
お互い全力を出してぶつかり合うことを楽しんでいた2人ですが、結果的には時間切れによる引き分けに。
「近い内に決着を着けよう」と約束します。

その後、レナの家庭に災難が振りかかり、レナの環境は大きく変化します。
平和な日常の崩壊を危惧したレナは徐々に理性を失い、負のスパイラルに巻き込まれていきます……


突然ですが、ここでドラマ「あなたの番です」との照らし合わせタイムです。
先程書いたレナの環境……似てますよね?久住さんに。

久住さんは1クール目の中盤から(一応)主人公サイドの仲間でした。
比較的情報交換もしてましたし、菜奈ちゃんもわりと信頼してたんじゃないかなー?多分。

ですが、元々強くなかったんでしょうね、菜奈ちゃんのこと疑ってましたし。

で、久住さんが約束したのに果たせなかった人と言えば浮田さん。

容疑から逃れる為だけに袴田吉彦のフリをした訳ではないと思うんですよ、保身は保身でも命を守る為ってのはあると思うんですよね。
もしかしたら犯人を知ってる唯一の人物かもしれませんもんね、それがバレてるのかバレてないのか、浮田さんの話に信憑性があったのかなかったのか。
まあ、それは今回関係ないですね!(笑)


そしてレナに仲間を信じろ!と訴えかける圭一でしたが、圭一の衝撃の過去を突かれ、突き放されます。

ここは手塚夫妻が当てはまります。
相思相愛、特に翔太くんの愛が凄い。
でも、2人はお互いの過去を明かしてない。
それなのに本当に信用し合ってたのか?問題。

翔太くんは結婚してたの隠されてても怒らなかったし、何ならライバルに対しても比較的友好的だったから菜奈ちゃんに対しては絶対的な信頼感を寄せてるんでしょうが、菜奈ちゃんのほうはそうではないんですよね、自分は本当のことを話さないわりに翔太くんの話を聞かずに状況証拠だけで少し疑ったり?口で言うほど信頼はしてないのかなって。
好きなのと信頼するのは違うと思うし。

そうなると、菜奈ちゃんがまだ隠してる過去が鍵ですよね、翔太くんが二重人格で犯人だった場合、それが地雷だった可能性もありますもんね、その場合を想定すると菜奈ちゃん最期の動画?も頷けます。


共通点はこれぐらいですかね。
身を呈して救おうとしたってのは作品としては浮田さんが若干当てはまりますが、翔太くんには関係ないですからね、久住さんや妹尾さん達と協力して犯人探す展開なら多少は当てはまる……かも?


罪滅し編から照らし合わせで考えたら浮田さんの死の真相を解くのが最も近道かもですよねー。


ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編としては、盲信したレナの暴走が何故か見ていて面白いという観点と、バラバラにするやつと……教室に立て籠ってガソリン撒いてっていう「あれ、これもしかして実際に模倣されたんじゃ……?」って思わせるレナが起こした残虐で残酷で非人道的で非情で非道な2つの事件がありますが、わりと爽やかに綺麗に終わるので不思議な感覚が味わえます。

演出上手かったなぁ~
あ、演出と言えば、罪滅し編は若干SF要素有りです。

前述した残虐な場面やグロテスクな場面の他にトンデモ理論が多数出てきて収拾つかないぐらい壊れたレナからは想像できない綺麗な結末と言うのは既存の概念に囚われない自由な発想なのかなーって思いました。


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ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 第4巻

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 4 (ガンガンコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 第4巻

・本の概要
・最後の一手
・籠城
・タイムリミット
・もう10分もない
・幸せなレナ
・悪魔の脚本

・点数 84点

ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
レナの為に動く圭一と魅音……よりも前原父カッケェ!
そして、ぼやけてはいたけど昔の梨花ちゃんと楽しそうに遊んでいたもう1人の少女気になりますね!
え、2人?的なね!

そして、追い詰められたレナが取った最悪のシナリオがついに……

誰かの書いた悪魔みたいな脚本……
そういうつもりでは言ってないはずなのに妙に説得力のあるパワーワードですね!

いやー、圭一と悟史が重なる演出はもはやお馴染みですが、今回のサラッと感いいですね!

そしてひぐらしの有名シーンの1つ、屋根の上で圭一とレナの一騎打ちがいよいよ!
やっぱり鉈相手に金属バットは不利すぎると思うんだよなww

決して褒められた過去ではない2人。
それなのに何だか清々しさを感じる2人の淡い恋。
何だか不思議な気分になりますね!
これが梨花ちゃんの言う「圭一なら……」という前原圭一の持つ奇跡を起こす不思議な力なのでしょうか……

部活の延長というか演劇っぽかったですね、カーテンコールって言うしw
一応事件なのに警察サイド含めて穏やかに、わりと綺麗に終わったの凄い。



………………あらあら、ページをめくってしまったのね?
せっかくのハッピーエンドもこれで台無しね
…世の中には知らない方がいい事もあるのよ
くすくすくす…

という不穏な空気で始まるextra stage.
事件から22年、赤坂が雛見沢に再び訪れます。
赤坂さんって平成17年だと40代ですよね?若すぎる気がw

圭一くんが放ったとされる言葉の「悪魔共」が個人的には引っ掛かります。


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ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 第3巻

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 3 (ガンガンコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 第3巻

・本の概要
・反転
・昏迷
・秘密
・記憶

・点数 80点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
なんというか……盲信と暴走が半端ないww
っていう意味で面白い印象をはじめに受けました。

魅音は楽観的だし、梨花ちゃんは諦め早いし、レナのことを本気で心配してるのはもしかしたら本当に圭一くんだけなのかもしれない。

「繋がる…全部繋がる!!!」

「この竜宮レナにはもう興味がない」

「次の竜宮レナとうまくやれるようにするわ」

そしてそして、ついに明かされる雛見沢に来る前の前原圭一の過去。
個人的にはこの衝撃が一番でかいです。今も昔も。

秘密を打ち明けなければ仲間じゃない。
打ち明けなければ仲間でいられないならそんな仲間はいらない。
哲学っぽい!

そして再び圭一くんのリーディングシュナイダー?
その奇跡が分かるのは作中では梨花ちゃん、そして読んでる読者orひぐらしのプレイヤーのみ……というのが何とももどかしい。
罪滅ぼし編の主役はレナじゃない、やっぱり圭一くんだ!

いやー、改めて読むと罪滅ぼし編の意味に感動しました。
決意を新たにしている2人とぽかんとしてる2人の対比もなんかいいですね!


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ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 第2巻

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 2 (ガンガンコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 第2巻

・本の概要
・決意の果て
・仲間
・そして綿流し
・祟りのシンジツ

・点数 80点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
鬼隠し編の謎の1つが冒頭のほうでサラッと答え言われるの面白いですね!え、そういうこと?みたいな。

そして、やっぱあれですよね、これ言わなきゃですよね……レナの狂気。
レナは自らの幸せを掴むために凶行に走る訳ですが、その先の幸せの為に自ら悪い方向へ悪い方向へ行っちゃうんですね……

圭一くんも変なタイミングで気を回しちゃうから余計に拗れる拗れる……

いやまあ、18禁どころか21禁ぐらいにした方がよさそうなショッキングなシーンがありまして……まあ、ある意味「ひぐらしのなく頃に」を全国区にすることに間接的に関わってる場面ですよね、それがあります。
個人的には紗都子が心配です……

って思ったけど、圭一がにーにーの代わりしなくても紗都子は十分強かった。
ちょっと感動しました。

圭一達の選択は苦し紛れの綺麗事だと思いますが、それも青春。
その若さでそれが言えるのは凄いですよね!

そして、圭一くんのリーディングシュナイダーが初めて機能します。
さすが天才……いや鬼才?

事件の正体は「人か祟りか偶然か」
相変わらずあの人の仕掛けは凶悪だ……

そして、圭一もその迷宮へ巻き込まれていく……
まあ、圭一は片足は自分から突っ込んだので巻き込まれるとはちょっと違うかもですが。


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