・タイトル
STEINS;GATE 亡環のリベリオン 第3巻
・点数 100点++
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度⭐⭐⭐☆☆
・本の概要
・Alptraum
・Utopie
・Vater
・Misserfolg
・Bande
・Schicksal
・感想
鈴羽ちゃんって使命さえなければちょっと変わってるけど普通の女の子で、尚且つめっちゃいい子だよね!
本当に申し訳ないんですけど(原作ネタバレにもなるし二重の意味で)、綯さんはラウンダーの人質にされてもそれすら罠に見えるぐらい信用出来なくて、そんな自分にも嫌気が刺す最大級のトラップ。
でもあれですね、こういう形で綯さんが巻き込まれるのは原作やそれ準拠のメディア展開ではあり得ないから斬新。
どちらにも言い分があって、どっちが間違ってるかは分からない争い。
って意味ではこのロボットアニメと似たテーマとメッセージ性かもしれない。
Gガンガルのカモン・ドッシュ
真似も上手いはず。中の人が同じだもの(笑)
そんなコメディ・パロディから真剣にちょっとセンチメンタルになるシーンに入るのもシュタゲらしくていいね!
なるほどね、原作通りの道筋でオリキャラの見せ場も作るならそこか、そこしかないか。
ナレーションor手紙ベースではなく、42歳の鈴羽さんとしての「失敗した失敗した失敗した」の破壊力は知っててもやはり凄い。
長い目で見たらあの日の、あの4日間をなかったことにしたほうが鈴羽は報われることにはなると思うけど、その選択を一人で背負わなければならないおかりんは本当にしんどい立場だと思う。
善悪は人それぞれだし、立場で大きく変わる曖昧なものだからそこを他者がそこに言及することは出来ないけれど、任務遂行の為の自己犠牲精神と目的を目の前にしながらの冷静さの面では素直に尊敬出来るし、それを戦士の精神とするならば鈴羽は完敗している。
1つの強固な意思を屈服させる事や曲げさせる事はそれなりの理由が必要だけれども、特に違和感なく、そうなっても納得するだけの理由付けがされててよかったです。
地味に懸念点だったので。
例え過程が変わろうと、結果は決して変わらないとしたら足掻いても意味はない?
なんて事はなく、たとえ未来が決まっていたとしても選択し続ける事がとても大事なんだと改めて思いました。
究極な話、生物の行き着く先は等しく死であり、そこまでの道程で何を成すのかが人生だと思います。
それを再認識したのがこの作品を読んで最も感じたことでした。
もう1つ。
個人的に最後に言いたいこととしましては、鈴羽が報われて幸せそうで前向きに生きられてよかった。
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