神黎の図書館

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奇子 第3巻

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奇子 3 (手塚治虫漫画全集 199)

・タイトル

奇子 第3巻

・本の概要
・暗黒

・点数 60点

ストーリー☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆
熱中度☆☆

・感想
いつの間にか裏社会で大物になっていた次男坊。そこをもうちょっと描いたらそれはそれで面白そうだったとは思います。

加速する一族の闇の中、とうとう状況は一変します。
27歳になっていた奇子
自分へ大量のお金を送金していた男の元へ彼女は行きます。

次男坊は彼女に正体を隠して保護します。
奇子は精神的にはまだ幼く、恐怖を感じると箱の中に隠れるという特殊な性質を持った美人として描かれています。
また、奇子は好意を抱けば初対面でも肉体関係を求める異質な存在としても描かれます。
因縁の刑事の1人の息子と愛し合う形となり、何とか許可をもらい、同棲することに。

そんな折、次男坊は車に乗っているところを突如銃撃され、大怪我をします。
自分の命を狙った人物との話し合いの中、誤って手にかけてしまった次男坊。
彼は指名手配されるも、自分を消そうとした組織のことを調べようと旅立とうとします。
その前に実家付近に戻ったことでいよいよ物語はフィナーレへ……

本来無関係のはずの刑事の息子を巻き込んでの天外一族の闇を三男坊が断罪しようと、奇子の前で土下座しろ、と言います。
自分のしたことも指摘されますが、そこは逆に開き直るという…一族の闇を一身に纏うって格好いいっちゃ格好いいけど、こいつのやり方はエゴイスト過ぎて好きじゃない。

クライマックスとしては事実上の一族の崩壊に近いのですが、精神年齢が幼かった奇子が最後の最後に覚醒して復讐鬼になったのか、それとも偶然か、謎を残して物語は終了します。

さて、ある意味では期待外れな作品でした。
事前に聞いてた話では、後味が悪すぎる、最悪だ。と聞いていたのでそこら辺を楽しみにしていたのですが、予想の範疇というか、なんだ、そんなもんか。って思いました。
やっぱ実際自分で読んでみなきゃ分からないですねー。

一応言っておきますが、終わり方に不満があったわけではないです。
むしろ最後の奇子はちょっと惹かれるものさえありました。

まあ、でも好きなキャラがいなかったのも事実かなー。
感情移入は一切せずに俯瞰で読んだ漫画です。


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