・タイトル
MAJOR 第1巻
・本の概要
・プロ野球選手の息子『本田吾郎』
・故障と絶望
・第2の野球人生
・寿くんとの出会い
・リトルリーグ
・点数 72点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆
・感想
1巻の率直な感想は悪くはない。この一言に尽きます。
この時点ではまさか長編漫画になるなんて予想できなかったです、はい。
MAJORもリアリティ(現実味)とファンタジー(幻想)の間のような作品ですね、アプローチは悪くはない。
1巻としての悪いところというかあんまりよくないところは作品に対して真っ白な状態で読んだ場合、言うほどキャラクターに感情移入出来ないという部分ですかね。
プロ野球選手の息子で幼少期から天才的才能という設定は大多数の読者には経験しようのない感覚だと思いますし、お父さんメインの部分もケガをしてから1.5軍とか高校野球の頃から野球センスが凄かったとか突然言われてもよく分からないし、崖っぷちに立たされて親友の言葉や息子の存在で再起、奮起する感動は 分かりますが、それは状況に感動するのであってキャラクター性はよく分かってない…とかになりそうなんですよね。
僕はこの部分はアニメで10周ぐらい見てるので子安さん効果の恩恵があったり、本田茂治という人物が分かっているので問題はないですが、完全に初見だとこの1巻は果たして面白いかな?っていうのはちょっと思いました。
そんな感じで、楽しめたとしても読者には共感しづらいのがこの1巻の印象です。
寿くんがまだ共感しやすいかな?
母親に勉強を強いられるも隠れてゲームとかそういうのは子供らしいといえば子供らしいと思います。
手加減されたら初めてのキャッチボールで吾郎くんの球取れるみたいなのは才能の片鱗っぽいからあんまり一般的ではなさそうですけどねw
そんな寿くんも吾郎くんと遊ぶようになってからは5歳にしてリトルリーグ(9~12歳)の子供達が驚くような吾郎くんの速球を捕るからやっぱり現実離れはしてますがw
幼少期編には凡人が少ないのでそういう意味では桃子先生は癒しです。
一言で言うと、ストーリー重視でキャラクター性が薄い印象です。
とはいえ、それ自体が悪いこととは思いませんし、結果的によかったから大ヒット長編漫画になったのだと思います。
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