・タイトル
よこしまな江口くん
・本の概要
江口一、10歳、小学5年生、早生まれ。
寡黙な彼は、日常に潜むちょっとエッチな瞬間(通称・ちょいエロ)を見逃さない。
ハンターにしてジェントルマン、ちょいエロ界の貴公子・江口くんが贈る、ボーイ・ミーツ・ムフフ・ショートストーリー!
・著者情報
野澤ゆき子
出身地 愛知県
職業 漫画家
代表作
『江口くんは見逃さない』
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(作画)名古屋造形大学美術コース卒業。
2013年に月間コミックゼノン開催の「第18回マンガオーディション」の準優勝を「それいけ江口くん」で受賞。
・点数 96点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆☆
・評価
日常に潜むちょいエロを絶対に見逃さないというテーマなので非常に分かりやすくて、一貫したストーリーです。
男では気付かないような角度からも攻めるところは女性作家ならではの視点なのかな?って思います。
まず、画が綺麗であり、細かいです。
あと、見やすい画だったので、最大限の評価をしました。
無口で仕事人な江口くんがじわじわ来ますし、本気で憧れている人には逆に超紳士な態度を取るのである意味魅力的です。
徹底的に日常を描いているので、設定としては分かりやすいです。
テーマに沿って細部までこだわっているのが見受けられるので、高評価にしました。
エロ過ぎずに適度にほっこりするので個人的には好きな作品でした。
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
・感想
ちょっとHなほのぼの系微エロ短編集的なマンガです。
面白いかどうか、是か否かが人それぞれ分かれそうな作品ですよね、いや、ほんと。
小学生なら許される。小学生でもアウト。のラインもありますよね、ええ。
風の噂で存在を知りまして、読んでみたら思いの外よかったというか、意外と好きというか、何気に読んじゃうな的な(笑)
めちゃくちゃ集中して隅々まで読むことはないですが、次どんなんだろう?ってなってページをめくっちゃうから熱中度満点にしました。
続巻以降はタイトルが変わるので、事実上の『江口くんは見逃さない』の第1巻という立ち位置になります。
短編集なので1話が平均6、7ページと読みやすく、パラパラとめくりやすいです。
作風が作風だけに賛否両論はあると思いますが、個人的には有りなので高評価です。
主人公の江口くん(一)は無個性で一切セリフがなく、眼鏡をかけていて表情も読み取れませんが、ページの端のほうにところどころ現れるプチ情報(豆知識)が個人的に好きです。
こういう作品なのにいやらしさとか嫌悪感を極力感じさせない造りになってるのは凄いなぁ~と思いました。
それでも嫌いな人は嫌いだと思いますが。
そろそろ微エロの部分に触れろとか言われそうですね、ごめんなさい。
あだち充作品的なエロさです。(多分)
コンセプトは日常に潜むエロ…とはいえ、小学5年生の男の子なので18禁とまではいってない…と思います。
そこら辺の判断は曖昧ですみません。
とはいえ、江口くんは結構巧みな技を駆使して来るので執念の凄さと、本人に気付かれてない凄さとスマートさみたいな何かを兼ね備えています。
もちろん、細かくつっこむのはナンセンスです。
どちらかと言うと、女性が読んで、こういう時に見られるなら気を付けなきゃ!って認識を改める意味で活躍しそうなマンガに感じましたが、作者が女性なので、そもそも女性の皆さんは読まなくても気付いてたり、知ってたりするものなのかな?
まあ、何にせよ個人的に密かに好きな作品です。
一部キャラクターの絵柄が好みだったので僕の個人的裁量で満点にしてますが、実際は星3.5~4(14~16点)ぐらいだと思います。
王道少年漫画の紹介が多かったので、ちょっと変化球です。
あ、ちなみにですが、1巻は風とか階段とかそういうイメージです。
この作者さんは男心というか抗えない男の本能的な部分を理解してるなぁ~と思います。
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