・タイトル
キングダムハーツⅡ
・本の概要
夕暮れの街(トワイライトタウン)から始まる壮大な物語。
夏休みを仲間たちと楽しく過ごす、ごく普通の少年ロクサス。
しかし、ある出来事を境に生活が一変!
奇妙な事件に巻き込まれることに……。
・著者情報
天野 シロ
生年月日 1976年1月4日
職業 漫画家・イラストレーター
受賞歴
第41回赤塚賞準入選『猛暑'94』で第41回赤塚賞準入選。
主にゲームコミカライズを手がけており、姫川明と並んで人気が高い。
2006年、初のオリジナル作品集『SCRATCH!』発売。『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』、『キングダム ハーツ』がスクウェア作品だった時代は『ファミ通』の姉妹誌『月刊ファミ通Bros.』等に連載していたが、スクウェア・エニックスに合併後は『月刊少年ガンガン』に移行。
過去のゲームコミカライズ作品の多くは絶版。『キングダムハーツ』(1作目)はスクウェア・エニックスから新装版が発売され、3巻に描き下ろしが加わった。
判型A5判からB6判に変更され、カラーページは減少している。
・点数 100点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆☆
・感想
人間が持つ心、真の友情をテーマにしている節が多く、面白いというよりは深いです。
そして、多くの人の心に残る問いかけというか、人間の生き方を考えさせられるというか、非常に勉強になる作品でした。
Ⅱは様々な人物の感情や心に着目されるのも1つの特徴ですが、キャラクターの表情を表す表現が見事でした。
個人的にはキャラクターのエモさはシリーズ随一だと思ってます。
ここでの伏線が色々繋がってることも含めていい。コミカライズ版でもそこは健在。
コミカライズ版としてはシリーズ最長の全10巻で送られるので、ゲームの世界観を再現していました。
コミカライズ版のキングダムハーツとして独自の展開を遂げた原作のⅡとは少し異なる部分もよかったです。
大筋は一緒で、コミカライズ作家の解釈や好みを取り入れて面白いのだから、最高峰のコミカライズだと感じました。
元々キングダムハーツⅡのストーリーが好きだった。昔ゲームで泣いてた過去もあり、そういう経緯も踏まえて、個人的な感覚では没入感満点です。
やっぱりいいなぁ~、キングダムハーツⅡ。
推しキャラの大半出ますもん、そりゃあ感情揺さぶられますよ。
以下、商品リンクを挟んで、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレ厳禁作品なので、極力ネタバレは避けるように注意していますが、あらすじ的な若干のネタバレも嫌な方はご注意下さい。
友達と楽しい夏休みを過ごす平凡な少年に起こる悲運な物語……と取るか、彼の辿る末路こそ正しき運命と取るかは人それぞれだと思います。
結果的にBADエンディングではないので、後は人の心の持ちようかな?って思います。
本編の大筋はネタバレしないように伏せますが、とある人物が過去の後悔からか執拗なまでに自らの親友を取り戻そうと孤人奮闘する姿には胸が傷みました。
彼の気持ちも痛いほど分かるから……
心とは何か?真の友情とは何か?
それが問われる作品のテーマだったと捉えております。
ほとんど内容に触れられない繊細な作品なのでレビューとしては困りますが、多数のシリーズを繋ぐ架け橋的な立ち位置でもある作品です。
ナンバリングだけではなく、いくつかの外伝作品にも大きく関わる大事なエピソードがキングダムハーツⅡです。
原作ゲームとはやや異なるⅩⅢ機関の活躍っぷりは非常に好みでした。
ゲームならではの魅力もあれば、こういうコミカライズならではの魅せ方もあるよなぁ~、と改めて勉強になった作品です。
初登場はミッキーの師匠でもあるイェンシッド。
登場ワールドはビーストキャッスル、ザ・ランド・オブ・ドラゴン、オリンポスコロシアム、トロン。
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