・タイトル
自殺島 第12巻
・点数 100点++
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ⭐☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度⭐⭐⭐⭐☆
・本の概要
・生きる為に・・・
・トラウマ
・二つの気持ち
・一つの命
・救われたメッセージ
・ミノルの場所
・ナオの命
・下界
・サワダのもくろみ
・奇襲
・感想
いやこれセイは相当辛いよね、この最愛の人の性的トラウマ問題はこの島とか関係なく解決策が難しい。
これは青年コミックらしい演出。そして深い。
欲望は邪だけど、欲望と愛が共存して初めて人類は満たされる……か、性についてそんなに深く考えたことなかったので新鮮でした。
理性と本能の駆け引き+愛と欲望の共存、その先にあるのが真の愛ってことか、なるほど。
自分より他人を優先して自分の命を蔑ろにしてしまいがちな人を諭すのに有効なのは、自分の命とその人の命を結び付けることかもしれないね……確かに、自分が死ねば、その瞬間に死を選ぶ人がいる。という事実を認識していれば、無茶は出来ないかも。
離れてたってどこにいたって親友……有言実行だな、ケン!
一方その頃的な感じでリュウ、ケン、リョウ、スギ、ボウシ、ミノル、レイコの様子見れてよかったです!
そして、ちょっとうるって来た。
妊婦である私が大事なの?それともお腹の子供が大事なの?っていう葛藤と不安は実際にありそうな難しい問題ですね、こうなった時、なんと言ってあげたらいいのやら。
相手の性格や生い立ちによって異なると思うので、相手への理解と信頼関係が重要ですね、下手にフォローしようとするのは逆効果。取り返しがつかなくならないように言葉も行動も慎重に選ばないとですね。
サワダの心の掌握能力と演技力半端ないね、サワダを疑える神経の持ち主はそもそもこの島に来てないだろうから、最初にサワダと出会えば自ずとこうなる運命なんだろうなぁ~
戦いを避けたい、平和に暮らしたい、あっちの世界に帰る……再起を決意した優しい奴が犠牲にならなければならない理由は何なのだろう?
でも、お互いがお互いのことを知らないのが戦だから、これも仕方がない事態ではある。
憎しみの連鎖、負の連鎖を断ち切るには逃げるだけじゃダメだし、簡単に信じてもダメなんだ。
それが戦争……というのがよく分かりました。
大将のサワダの首を討ったとしても終わらないだろうね、これは。
現状はサワダとカイみたいなネジがブッ飛んでる奴が望む方向に進んでるのかな。
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