神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

BLOODY MONDAY

BLOODY MONDAY (ブラッディ マンデイ) 全11巻セット (少年マガジンコミックス)

・タイトル

BLOODY MONDAY

・本の概要

高木藤丸は天才ハッカー・ファルコンの異名を持つ高校生。
公安調査庁の秘密組織「THIRD-i」に勤務する父、竜之介から依頼された仕事が彼を凄絶なるテロリストとの戦いに引きずり込む……

容疑者は父親⁉人質は妹⁉
絶望感が藤丸を襲う衝撃の1st Season‼

・著者情報

原作:龍門諒、作画:恵広史

龍門諒樹林伸の別名義。
単独はもちろん、ユニット等、様々な形で活動をしている作家です。

代表作
金田一少年の事件簿』、『探偵学園Q』(天樹征丸名義)、
サイコメトラーEIJI』、『クニミツの政』、『シバトラ』(安童夕馬名義)、『GetBackers-奪還屋-』(青樹佑夜名義)、『エリアの騎士』(伊賀大晃名義)、
神の雫』(亜樹直名義)etc.

恵広史(めぐみ こうじ)
生年月日 1981年2月1日
出身地 石川県金沢市

職業 漫画家
活動期間 2002年~
代表作
BLOODY MONDAY

受賞
第68回少年マガジン新人漫画賞入選(2002年)

代々木アニメーション学院東京校在学中の2002年、『HALLOWEEN OF FULLMOON』で第68回週刊少年マガジン新人漫画賞入選を受賞し、デビュー。

自身は女性漫画家であり、4コマ漫画家のヒロユキは実弟
ヒロユキが『週刊少年マガジン』誌上で『アホガール』の連載中に恵が『ACMA:GAME』の連載を開始したことで一時的に姉弟揃って同誌で連載を行ったことがある。
大きくはっきりとした目を描くのが全体的な特徴で、執筆する作品に巨乳の女性キャラクターが多く登場することも特徴。

・点数 84点

ストーリー☆☆
画力☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆☆

・評価
かつてドラマ化もされた人気作品ですね。
当時は大人の事情で原作では主要人物である九条音弥の出番が割愛されてたり、Jの年齢の設定が変わってたりと話題になってました。
個人的には成宮さん演じるJはめちゃくちゃ好きでした。

さてさて、このBLOODY MONDAYという作品は3部作構成になっていまして、この記事は基本的にはSeason1についてのみ書いていきます。

ストーリー的に分かりづらいことがむしろウリでもある作品と言えるかもしれません。
採点基準が分かりやすさなので低評価になりますが、わりと好きなストーリーです。

内容が特殊であり、公安に勤務している父親がいること、天才ハッカーであること以外はごく普通の能力の高校生が日本全体に迫り来る危機を組織のメンバーとして、秘密裏に救おうと奮闘するストーリーであり、組織やテロリストなどのキャラクター設定はわりとしっかりしています。

ただし、少年誌の連載作品なので、細かいボロはツッコミ出したらわりとあります。

どちらかと言うと敵側に魅力を感じる作品かな?っていう感じはします。
個人的にはそのまま続編を読みたくなりましたが、そこら辺は個人差あると思います。
合わなければやめれるので、3部構成にした利点はそこにあると思います。

以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。



・感想
まず、『THIRD-i』ってなんぞや?って話だと思うんですけど、簡単に言えば秘密裏に様々な脅威から国や国民を守ろうと頑張ってる集団です。一部の自衛隊から移勤してきた人達の目がギラギラ光ってるのがたまにきずですが、対テロリストの為の特別チームですからね、多少荒っぽくても怖そうな人でも腕っぷし強い人は必要ですよね!あの人達こそが第三の目なんだろうなー!!

まあ、一応THIRD-iのフォローしましたが、たとえ上司の息子だとしても情報戦を制する為には天才ハッカーの力が必要だとしても民間人の高校生に頼りすぎではありますけどね(笑)

ツッコミどころ満載、プロに意見するイキった高校生という特徴をどう捉えるかで評価は変わると思います。
ある意味、3部作構成なのは合わなかったけど中途半端に途中で終わるのは嫌な人にとっては妥協点かも?

敵は謎のカリスマ感(またの名を中2病状病感)が漂う教団です。
3部構成の1発目なので前座感は否めませんが、巻数的には最も長いですのでストーリー構成的には結構役に立っていると感じています。

未曾有のバイオテロと慕われる教祖のカリスマ感と星に定められた宿命の交差が絶妙なバランスでした。
スパイ=裏切り者ではなく、相応の理由があって使い捨てじゃなかったのもよかったです。

物語序盤から親子揃って狙われたファルコンですが、偶然ではなく必然だった。
そして、ファルコンから全てを奪い、信頼も友情も愛情も根こそぎ奪い取り、絶望させることも敵の目的の1つ。
という幾重に重ねられた罠と計画でファルコンを排除する教団側と罠を掻い潜り飛び上がり捕獲するファルコンの狩りとの全面対決が魅力のストーリーです。


コミック

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昔の記憶ですが、ドラマの再現率はそれなりに高いような気はします。
新聞部の学年統一、THIRD-iの正式名称の変更、敵の名前が和名、竜之介のはめられ方が異なる、加納に娘がいる、Jが部下に容赦ない、THIRD-iも藤丸に厳しい、スパイの発覚の仕方が異なる、仲間の死が原作より重く描かれているetc.

羅列すると結構違いますが、流れは大体一緒だったと思います。
ただし、原作では生存している人物が死んだり、逆にドラマ版でのみ生存する人物もいます。
ちなみに諸々の事情からドラマ版のSeason2と漫画のSeason2は全くの別物です。


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