・タイトル
探偵学園Q
・本の概要
「世界一の探偵になる!」
その願いを叶えるべく、キュウが挑むのは、伝説の名探偵・団守彦が主催する″探偵学園″の型破りな入学試験。
瞬間記憶能力者メグ、野生児キンタ、IT小僧カズマといった強力なライバルと共に超難解な数々の謎を解き明かせ‼
・著者情報
天樹征丸(原作)、さとうふみや(作画)
漫画原作者、漫画編集者、小説家。
単独での活動の他、ユニット等、様々な形で活動している。別名義を含めた代表作
「金田一の少年の事件簿」
「探偵学園Q」
「サイコメトラーEIJI」
「クニミツの政」
「シバトラ」
「GetBackers-奪還屋-」
「エリアの騎士」
「神の雫」さとうふみや
さとう ふみや(本名:佐藤 文子(さとう ふみこ)
生年月日 1965年 12月22日
出身地
埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)職業 漫画家
活動期間 1991年~
ジャンル 少年漫画、推理漫画
代表作
金田一少年の事件簿
探偵学園Q
受賞歴
第46回週刊少年マガジン新人漫画賞入選1991年、『カーリ!』で第46回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選、デビュー。
1992年、本格推理漫画と銘打たれた『金田一少年の事件簿』を連載開始。
1995年、第19回講談社漫画賞を受賞。『金田一少年』の連載終了から半年後の2001年から2005年にかけて、『探偵学園Q』を連載。
推理漫画を書く関係から、多くの人物を描き分けており、この点を担当編集者である天樹も絶賛している。
たとえば『金田一少年』の場合、長編ではだいたい8~10人程度、短編でも3~5人程度の登場人物がいるため、これまでにのべ500人以上を描いてきた計算になる。
仕事場にパソコンを取り入れたことを単行本で報告して以来、全てのカラーイラストがCGになった。
・点数 92点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆
・評価
ストーリー面は、「世界一の探偵になる」という主人公の「キュウ」、伝説の探偵が率いるDDSの目的も一貫していて、未熟な探偵の卵たちがそれぞれの特技を活かし、力を合わせて事件を解決していく様は、ミステリーとしても、子供たちの成長物語としても面白かったです。
教師勢や敵となる冥王星などの大人達、周りのキャラクター達の活躍も多く、人を成長させる要素が詰まった人間ドラマとも言えると感じました。
キャラクターの魅せ方とストーリーの構成の両方が素晴らしかったです。
犯人や容疑者の怪しい行動を正体を隠して描く手法は同ジャンルの少年マンガ界のモンスターの黒い影(黒沢さんだっけ?)がお馴染みですが、それに加えて「⁉️」と強調するギミックが採用されています。ミステリー初心者向けのヒントにもなっています。
以下、商品リンクを挟み、内容に触れながら個人的に感じた作品の感想を書いています。ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・感想
警察と同等の捜査権、逮捕権を認められた唯一の探偵の後継者を育てる為の「クオリファイド・クラス」に集まった少年少女達。
その中に、遠山の金さんの子孫や、最年少天才プログラマー、絶対記憶能力の保持者、ミステリアスながら既にいくつかの事件を解決している少年もいた。
彼等に比べれば平凡なキュウですが、キュウには常人離れした洞察力と事件の本質を見抜く嗅覚の2つを武器に探偵として場数を踏んでゆく。
様々な事件を通して成長していくQクラスと、先輩として経験豊富で実績もあり、威厳、面子、高過ぎるプライドのせいか、やたら絡んでくるAクラスの連中とのやり取りもある意味見所。
キュウが探偵を志すきっかけとなるとなる恩人と団先生の関係とキュウは人間ドラマとしてよかったです。
長きに渡る因縁となる団守彦率いるDDSとキング・ハデス率いる冥王星との戦い……巧妙な心理戦は見所です。
最終巻の探偵学園プレミアムは冥王星との戦いを終えた後の後日談となります。
個人的には敵にはなるのですが、ケルベロス好きです。
金田一の高遠に通ずるところのあるキャラクターで、喰えないクールさと憎みきれないミステリアスさが魅力的なキャラクターです。
この作品から学んだのは、どんな状況になっても信じられるのが本当の友達で本物の友情なんだろうなってことでした。
信じ続けるって口で言うほど簡単ではないですよね……
最後に
金田一もいいけど、探偵学園Qの続編も描いてほしいなぁ~って未だにちょっと思ってます。
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