神黎の図書館

月間50~100冊程の漫画+αを読み、主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。

ひぐらしのなく頃に 暇潰し編

ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 2巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

・タイトル

ひぐらしのなく頃に 暇潰し編

・本の概要
ひぐらしのなく頃にシリーズの第4話にして出題編(前半)の完結編にあたります。
本編(鬼隠し編綿流し編祟殺し編)の5年前を時間軸に過去に雛見沢村で起こったダム闘争を中心に描いた前日譚的エピソード+αなストーリー。
原作サブタイトルは「~最後の謎をあなたに~」

・著者情報
こちらを参照に。
gamemachine-alternativeshinku.hatenadiary.jp

・点数 88点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
今回もさらっと普通にネタバレ含みますので読む際にはご注意下さいm(__)m

村vs国の仁義なきバトル。
と言っても過言ではない気がします。

のどかで自然豊かな雛見沢村
そこに住む人達の意思を無視するように計画された雛見沢村を埋め立ててダムを作るという計画もやや非人道的ですが、村ぐるみの隠蔽体質で起こった事件もなかったことにする雛見沢村もヤバい……さすが鬼の住む村ですね……😓

暇潰し編はただの過去編ではなく、解答編へのたすき渡しが行われる作品でもあります。
主人公も前原圭一ではなく、赤坂衛というキャラクターです。(ぽっと出中のぽっと出)

赤坂は警視庁公安部の刑事です。エリート👀‼
ダム闘争と平行して起きた大臣の孫の誘拐事件を極秘裏に捜査する為にやって来た刑事っていう設定はちょっと面白いですよね、今までのひぐらしとは何かが違う❕

観光客を装って雛見沢村へ到着した赤坂は後に天使のような少女と語ることになる女の子と出会います。
前置きが長くなりましたが、梨花ちゃまと呼ばれる不思議な少女、古手梨花暇潰し編のヒロインです。

天真爛漫で物腰の軟らかい小さな女の子。
それでいて時折見せる年齢に似合わない大人びた雰囲気と威圧的な態度……彼女の見せるギャップもまた暇潰し編の特徴ですね、その理由と意図は実際に読むorプレイしてのお楽しみということで!

彼女の行動の意図に赤坂が気付くのは彼女との出会いや警告から7年後、本編の2年後です。
つまり、雛見沢村で起こる全ての事件が終わり、村が壊滅するほどの大災害の後です。

赤坂は定年退職した大石さんに会うために北海道へ行き、自然の豊かさに触れ、あの時の話をしている内にその事に気が付きました。

そして、2人はタッグを組んで雛見沢村で起こった未解決事件の真相を暴く為に動き出すのでした。

出題編のラスト+解答編へのバトンパスが完璧なのではないかと個人的には思っています。

あ、言い忘れてましたが、暇潰し編における赤坂のパートナー的存在は大石さんです。
本編でいろいろあった後に大石さんのこういう部分入れてくるのめっちゃズルいと思いますw
柄は悪いけどいい刑事なんだろうなー。

さて、恒例のあれこれこじつけのコーナー(仮)ですが、今回はさすがに「あなたの番です」と照らし合わせるのは無理な気が自分でもしてます。

過去編にあたる前日譚は「あなたの番です 特別編」というのが1部と2部の間に挟まれましたよね、この中で気になったのは日付ですかね。
カレンダーというか菜奈ちゃんの日記の日付が放送日と重なってるところは意味がある?
ぶっちゃけこの部分は一切検証してないのでほんと気になるなー程度です。

そしてもうひとつ。これは本当に気になる個人的な謎です。
犯人からの挑戦状の「翔太くんへ」というフォルダはいつからあったのか……というものです。
初めからあったのか?という疑問。

後から追加されたものなら翔太くんが泣きながら寝ちゃってる間に侵入してばれずに作るか(この場合は翔太くん黒幕説濃厚)、或いは寝ている間に遠隔操作でやったか(この場合はそっち方面に強そうなイクバル?、江藤くん?に加えて理工系の大学に通う黒島ちゃん?)

まあ、日記の部分と離されたところにあったので日記を見ようと一直線だった翔太くんが気付かなかっただけで最初からそこにあったのかもしれません。
翔太くんはわりと猪突猛進で周りが見えなくなるから普通にそれもありえますよね(笑)

後はまあ……やっぱ普通に菜奈ちゃんが犯人側だった可能性もなくはないのかと。
いつか久住さんが言ってたあれがあながち間違いではなかった的な。

こうのたかふみさんが死ぬ間際に言った「ほんとに襲ってんじゃねえよ…」と菜奈ちゃんが「逆です、あなたを守りたいんです」って言う時に嘘つく時の癖が出てた疑惑も合わせて単なる被害者なのか?って疑問は残っています。

過去の話と言えば、手塚夫妻が引っ越してくる前?にマンションの住人達でジュリアに傷心を歌う動画?ありましたよね、あれと暇潰し編冒頭の麻雀は似てるかもしれません。
年長者というか責任者が連続して起きる事件の最初の被害者できっかけという点は共通点ですね。

警察コンビ(若手とベテランのコンビ)が主役を張ってる部分も「警察は事件についてどこまで調べがついているか」を視点にした特別編と共通点と言えば共通点です。(無理矢理)

事件の裏で秘密裏に別の事件が起きているのも共通点ですね、2つの事件が連鎖的になっているのもおそらく一緒です。

謎だらけの事件の真相を暴くために事件の場所に実際に立ち寄った人と事件の話を聞かされた人が協力して2人で事件を追うのも似ているポイントですね。

赤坂大石コンビは事件についてまとめた本を出版し、最後に読者に謎を解いて真実を暴くことを委ねました。
あなたの番ですは木下さんが独自に事件を調べて本を通じて真実を伝える義務がある、としました。
ここも若干似てますかね、半ば無理矢理ですが。

そして不確定要素ながらもう1点。
前述では菜奈ちゃんの事件への可能性を考えましたが、一切の事件に関与せず、単なる被害者だった場合、犯人の動機が「ルール」に関係している可能性があります。
1クール目でめちゃくちゃ強調されていた「ルールは守りましょう」の貼り紙。
その警告を無視すると……
この場合、「あなたがいてもいなくても、何をしてもしなくても結果は変わらないから大人しく手を引くように、さもないと後悔することになる」という
旨の発言をしてい梨花ちゃんと共通する部分かと思われます。

まとめると、意外と結び付けできました。
案外あるもんだ、共通点。
そして、今まで最も広範囲で照らし合わせましたね、何気に。

半ば無理矢理な部分もありましたが、最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました🙇

その謎を解く鍵はここに―。あなたは答えに辿り着けるか。

ひぐらしのなく頃に 第四話 暇潰し編 (星海社文庫)

ひぐらしのなく頃に 第四話 暇潰し編 (星海社文庫)