・タイトル
ペナントレース やまだたいちの奇蹟 第9巻
・本の概要
・野球バカ
・代打の切り札?
・伝染する熱き想い
・二刀流挑戦⁉
・特別コーチとの衝撃的な出会い
・尊敬しているのは山田太一選手
・点数 80点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆
・感想
内容的に言うとカープ戦の続きと結果、太一の投手挑戦、新キャラの登場です。
順を追って書きましょう。
カープの新外国人4番ガーフィールド選手は肩書き通り、メジャー級の選手でした。
そしてそこら辺もなんかメジャーっぽいという特徴があります。
「観客の数がそのまま力になる」
観客が少なければ打てず、観客が満員なら高確率で打ち、打点を上げるという「真の4番」と作中評価される選手です。
そして、山田兄弟の活躍で基本満員のアストロズ。
それが分かっていながらもキャッチャーのリードを無視してストレートで真っ向勝負を挑んでプロ初の本塁打を豪快に浴びる泰二(しかも2回)
太一のほうもガーフィールドより大きいのを打つと意気込んで、ホームラン級の際どい打球を自ら「切れちゃえ」と言っちゃう始末。
さすが双子……
そこだけ見たら個人的な感情でチームに迷惑かけてるっぽく映りますが、逆にプロ根性座ってるし、個人的には好きです。
あと、個人的に好きなのは、泰二が限界を越えた力を発揮するのはいつも太一がきっかけという事実です。
この巻には太一を尊敬している子供が現れますが、最も太一を尊敬し、ライバル視しているのは或いは……
さて、太一の投手挑戦は、監督の秘策の1つでした。
守備の時に1度見せた矢のような送球を評価して…という訳ではなく、真の目的は登板過多による故障以降1軍に上がれずにいる黄金ルーキーとされながらプロ0勝の幻の逸材の復活でした。
和久井投手はやさぐれていて、暴力的でした。
でも悪い人ではなさそうで、むしろ真面目な印象です。
どうやら太一と2軍時代の自分が重なるようで、散々な扱いをしているわりに気にしている節はあります。
トム・ブラウン選手の初登場の時に近いかもですね!
八木沼選手もちょっと近いかも。
それにしてもよくこんな毎回意表を突くような話考えつくな…凄い。
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