神黎の図書館

月間50~100冊程の漫画+αを読み、主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。

ペナントレース やまだたいちの奇蹟 第10巻

ペナントレースやまだたいちの奇蹟 10 (ジャンプコミックス)

・タイトル

ペナントレース やまだたいちの奇蹟 第10巻

・本の概要
・専属特別コーチ
・地獄の特訓
・豪速球
・最強のライバル

・著者情報
こちらを参照に。
gamemachine-alternativeshinku.hatenadiary.jp

・点数 80点

ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

・感想
太一に憧れてる少年は監督公認で山田太一の専属特別コーチに就任します。
確かに、作中で唯一諦めかけていたところを踏ん張らせたのは彼ですし、ルール上問題なければその資格はあると思います。

地獄の特訓は太一の投球の基礎もなってないメチャクチャなフォームを矯正するために和久井投手が考えたものなのですが、男性的には読むのも辛いかもしれない?読むだけで痛くなりそうなまさに地獄の特訓です。
口で説明して頭で理解出来ないなら体で覚えろというのは一理ありますが……

そして、10巻では山田兄弟と同世代のライバル(甲子園で泰二と対戦経験有り)の石田選手が登場します。

石田選手は野生児入った怪物選手なので、感覚的には太一に近いかも?
ただ、野球センスが飛び抜けてるので大きな違いです。

石田選手の凄技は、並外れた運動神経と反射神経で目にも止まらぬ早さでバッターボックスを移動し、どんな球もど真ん中にして打つことが出来るというものです。

同世代の天才投手、天才野手なのでもちろん、泰二を苦しめる存在としても描かれますが、どちらかと言えば太一メインです。

投手としての太一と戦いたいが故に敵なのにアドバイスしたり、練習がない時に山田兄弟を一目見るためだけに来たり。
太一は石田選手のアドバイスで縦の軸がしっかりした投げ方を覚えます。
めっちゃ役に立ってるんですよね、彼(笑)

さてさて、お待ちかね?の豪速球についての話です。
これちょっと深いです。
泰二の球は150kmを越えますが、一流打者には打たれてしまいますが、その一流打者は太一の球は打てないと言います。

太一の球はプロ野球の投手に詳しくない場合は不思議に感じる球だと思います。
打者側からすれば150km前後にも感じる球なのに、実際は128kmしか計測されないノビのあるストレートです。
分かりやすく言えば、体感速度が凄い球です。

今のプロ野球界ではただの速球は簡単に打たれますけど、ノビのある球は浮き上がって見えるので空振りの取りやすい決め球にも使える直球に化けるんですよね、太一はそっちタイプです。
まあ、太一も偶然投げた謎の変化球で投手としての可能性を見せるので、ストレートだけの選手ではないんですけどね!

野球に関しての深い話はもう1つ。
投手の練習しかしてないのに相手チームの絶好調のエースからホームランを打った太一。
その理由は、投手の練習(地獄の特訓)で下半身が安定したこと。

実際のプロ野球で投手の人が時々ホームランを打つのはそういうことかー!
理屈的には理解しました!ちょっと勉強になりました!
ちなみに二刀流の話はしてないよ!あくまで投手のホームランの話ですよ!
30越えて投手から野手に転向して成功するのも理屈的にはそれで通るので実は結構テンション上がってます。

そんなわけでちょっと勉強になったお話でした!
熱中度を満点にしなかったのは石田選手の過去の話が影響するのですが、試合中のバッターボックスに立ってる選手と捕手が会話してる状況(試合は進んでいます)が気に入らないのが一番の理由です。
審判も何故止めないのか……
そこだけ惜しかったです。

太一と泰二の関係性も更に掘り下げつつあるのでストーリー的には文句なしです。
泰二ってやっぱりさ…だよね?


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