・タイトル
BAMBOO BLADE
・本の概要
とある私立学校の剣道部を舞台に、女子部員を中心とした面々が、緩やかな時を過ごしつつも、目標に向かって行く日々を綴った作品です。
キャッチコピーは「まったり放課後女子剣道コミック」
・著者情報
土塚理弘(とつかまさひろ)
生年月日 1979年生まれ(誕生日は非公開?)
血液型 B型
出身地 長野県(千葉在住)職業 漫画家、漫画原作者
活動期間 1999年 -
ジャンル ギャグ漫画、少年漫画
代表作
『マテリアル・パズル』
『BAMBOO BLADE』(原作)
・点数 88点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆
・評価
女子高生が結構ガチで剣道する姿と、ほのぼのした日常のギャグコメ要素と怠惰の若手教師が生徒を通じて成長する物語までが織り混ざった豪華仕様?お得な作品。
代わりに同時進行で行われる関係で一貫性には欠けると言えるかもしれません。
圧倒的好みの絵柄のあぐり先生ですが、贔屓目なしに漫画家としての表現力が高いと感じました。
日常と試合の豹変ぶりから情けない大人の描き方まで様々な演出で楽しまさせてくれます。
キャラゲーならぬキャラ漫画として優れているのもまた特徴です。
途中から完全に男子はおざなりな空気になりますが、少ない出番ながら味を出したり、男キャラの少なさを補って余りある個性豊かな女子キャラの面々が輝いている作品です。
主人公チーム以外もちゃんと推せるところが作品として優れている証だと思っています。
女子高生の部活をラフに描いた作品ではなく、真剣に剣道に向き合う年頃の女の子ならではの悩みも描かれていたり、教師も人間という当たり前のことを面白い角度から描いていたり、構成も演出も練られていて面白かったですし、細かい設定も見受けられ、通にはたまらん演出もありましたので、高評価です。
概ね満足の個人的には好きな作品ですが、100%完結とは言い難いので一応減点です。
強いて言うなら女子高生を目立たせると男性陣は薄くなり、教師の物語を濃く描くと女子高校生がおまけ枠もしくはファクターに徹してるので、もう少し両立は出来なかったのかな?とは少し思います。
作品として十分に満足してるので、あえて欠点言うなら…って感じですけどね!
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・感想
最初こそ、自分の都合で剣道部を利用しようとした先生達(コジローと先輩)でしたが、タマちゃんとの出会いや剣道を通じて徐々に教師としての矜持に目覚めていきます。
メインテーマは女子高生×剣道ですが、サブテーマとして20代の男性教師の変化と成長を描く物語してるので、多方面から楽しめます。
また、作中劇としてオリジナルの戦隊番組がピックアップされていたり、適度なJOJOネタが入っていたりで特定層にはヒットするネタが散りばめられています。
過去にアニメ化されていますが、アニメ化されていない後半部分(剣道小町編)が個人的には好きです。
昔はあんまり気にせず見てましたが、女子高生×剣道に対する年頃の女の子ならではの悩みを見て「なるほど、それは大変だ」って思いました。切実……
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