・タイトル
みゆき(新装版) 第2巻
・点数 80点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆
・本の概要
・母親
・嵐の中での一夜
・みゆき
・兄妹
・感想
個人的にはあんまり気になりませんでしたが、インタビューのところで先生自身がこの頃は絵が荒れていた。と仰ってるので、減点しておきました。
新装版2巻は『母親』についてのお話から始まります。
ここに関しては隠れテーマが潜んでるので書けませんが、個人的に好きなエピソードの1つです。
嵐の中の一夜……と言うのは、夏休みのバイト先での出来事です。
別荘を見に行ったみゆき(妹)と竜一。
嵐になって帰ってこない妹を心配して別荘に向かう真人とみゆき(GF)でしたが、道が塞がれて進むことが出来ません。
そして、帰り道も塞がれ……
それぞれが嵐の夜に男女で一夜を過ごすことに……という内容です。
そして、嘘のようでありそうなお話。
妹のほうのみゆきに惚れ込んでいる中田先生は母親に無理やりさせられたお見合い相手に気に入られている…という状況から始まります。
偶然にもお見合い相手の名前もみゆきさん。
そして、風邪をひいた中田先生の看病に来たみゆき(妹)ですが、偶然にもお見合い相手のみゆきさんを見かけて後を頼んでしまいます。
そして……「みゆきちゃん結婚してくれ」
結婚式の前日、妹のみゆきを諦める為にたった1度のデートをすることになります。
海外育ちのみゆきは別れ際にほっぺにキスをします。
それがまずかったのか……屋台で荒れながらたまたま隣にいた男性に愚痴と婚約者に対する暴言を吐きます。
なんと、その男性こそが娘の結婚式の為に海外から帰ってきていた婚約者のみゆきさんの父親だったのです。
どこかにありそうなありそうな話と言えば、海外のしきたりというか風習の話も収録されています。
(幼い頃だとしても)男性が指輪を渡すのがプロポーズ、それに対して女性がクッキーを焼くとOKの合図。
女性が男性にウィンクするのがプロポーズ、それに対してあっかんべで返せばOKの合図。
というユニークだけど、旅行者にとっては拷問に近い仕打ち……何となくこういうのありそうですよね?
ガールフレンドのみゆきよりも先約とはいえ、妹のみゆきとの約束を優先する若松くんはおかしい…あの兄妹は異常。というお話。
大好きな若松くんを庇う為とはいえ、友達に対して結構ひどい鹿島さん…
そんな中、自分のピンチを二度も救ってくれたということで、柔道部の先輩と映画を観に行く約束をします。
当日…気が小さくて優しい先輩は妹との約束を平気で破ってデートを選んだことを知ります。
一人っ子の鹿島さんにとっては優しいお兄ちゃんが理想で、若松兄妹は理想の兄妹そのものだったのです。
最後に
みゆきという作品自体のテーマとも言えますが、家族をテーマにした作品になっています。
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