神黎の書評という名の読書感想文

ゲーマーでもある僕が読んだ本について書くブログです。

みゆき 第2巻

・タイトル

みゆき 第2巻

みゆき (Vol.2) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)

・点数

80点

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆

著者情報
あだち充(あだち みつる)
生年月日 1951年2月9日
群馬県伊勢崎市出身の男性漫画家。
群馬県立前橋商業高等学校卒。
血液型はAB型。

代表作
『タッチ』
『みゆき』
『H2』
クロスゲーム

受賞歴
第28回小学館漫画賞少年少女部門
(『みゆき』『タッチ』)
第54回小学館漫画賞少年向け部門
(『クロスゲーム』)

少年時代は野球部に所属していて、ポジションはピッチャーでした。

その一方で、兄(あだち勉)とともに貸本漫画の読者投稿コーナーの常連でもあり、『群馬の天才兄弟』として知られた存在でした。

高校在学中に『COM』の新人賞で「虫と少年」が佳作2位に選ばれ、以後『COM』の読者コーナーにしばしば掲載されるようになります。

高校卒業後は公務員になる予定でしたが、一足先に漫画家になっていた兄に誘われて上京し、アシスタントを経て、1970年に『デラックス少年サンデー』にて「消えた爆音」でデビュー。

以降しばらくは漫画原作者と連名で作品を発表し、当時のブームだった劇画調の少年漫画を執筆します。
が、ヒットには恵まれず、幼年誌でのコミカライズや少女誌などに活躍の場を移し、それにつれソフトタッチな作風に変化しました。

1978年、再び少年誌に戻り、高校野球を題材にした『ナイン』を発表します。

少女漫画の雰囲気を少年漫画に持ち込んだこの作品が高い評価を得ます。

続けて『みゆき』、『タッチ』が大ヒットし、ラブコメ漫画の代表的作家として『週刊少年サンデー』を牽引し、人気漫画家としての地位を確立します。

1982年、上記2作で第28回小学館漫画賞少年少女部門を受賞します。

以降も『週刊少年サンデー』で主に野球漫画を執筆し、コミックスの発行部数は、1990年4月に『スローステップ』第5巻にて累計1億部を達成し、2008年5月に『クロスゲーム』第12巻にて単行本のみの累計で小学館連載作家として初めて2億部を突破しました。

2009年、『クロスゲーム』で第54回(平成20年度)小学館漫画賞少年向け部門を受賞します。
2009年頃より主な活躍の場を月刊誌である『ゲッサン』に移します。

作風
作中にしばしばあだち自身が登場し、平然と作品に対する弁解や宣伝を行なうのもあだち作品の特徴の1つです。

本の概要
・母親
・嵐の中での一夜
・みゆき
・兄妹

・感想
個人的にはあんまり気になりませんでしたが、インタビューのところで先生自身がこの頃は絵が荒れていた。と仰ってるので、減点しておきました。

ワイド版2巻は『母親』についてのお話から始まります。
ここに関しては隠れテーマが潜んでるので書けませんが、個人的に好きなエピソードの1つです。

嵐の中の一夜……と言うのは、夏休みのバイト先での出来事です。
別荘を見に行ったみゆき(妹)と竜一。
嵐になって帰ってこない妹を心配して別荘に向かう真人とみゆき(GF)でしたが、道が塞がれて進むことが出来ません。
そして、帰り道も塞がれ……
それぞれが嵐の夜に男女で一夜を過ごすことに……という内容です。

そして、嘘のようでありそうなお話。
妹のほうのみゆきに惚れ込んでいる中田先生は母親に無理やりさせられたお見合い相手に気に入られている…という状況から始まります。
偶然にもお見合い相手の名前もみゆきさん。
そして、風邪をひいた中田先生の看病に来たみゆき(妹)ですが、偶然にもお見合い相手のみゆきさんを見かけて後を頼んでしまいます。
そして……「みゆきちゃん結婚してくれ」

結婚式の前日、妹のみゆきを諦める為にたった1度のデートをすることになります。
海外育ちのみゆきは別れ際にほっぺにキスをします。
それがまずかったのか……屋台で荒れながらたまたま隣にいた男性に愚痴と婚約者に対する暴言を吐きます。
なんと、その男性こそが娘の結婚式の為に海外から帰ってきていた婚約者のみゆきさんの父親だったのです。

どこかにありそうなありそうな話と言えば、海外のしきたりというか風習の話も収録されています。
(幼い頃だとしても)男性が指輪を渡すのがプロポーズ、それに対して女性がクッキーを焼くとOKの合図。
女性が男性にウィンクするのがプロポーズ、それに対してあっかんべで返せばOKの合図。
というユニークだけど、旅行者にとっては拷問に近い仕打ち……何となくこういうのありそうですよね?

ガールフレンドのみゆきよりも先約とはいえ、妹のみゆきとの約束を優先する若松くんはおかしい…あの兄妹は異常。というお話。
大好きな若松くんを庇う為とはいえ、友達に対して結構ひどい鹿島さん…
そんな中、自分のピンチを二度も救ってくれたということで、柔道部の先輩と映画を観に行く約束をします。
当日…気が小さくて優しい先輩は妹との約束を平気で破ってデートを選んだことを知ります。
一人っ子の鹿島さんにとっては優しいお兄ちゃんが理想で、若松兄妹は理想の兄妹そのものだったのです。

最後に
みゆきという作品自体のテーマとも言えますが、家族をテーマにした作品になっています。