・タイトル
椿町ロンリープラネット 第9巻
・点数 72点
ストーリー☆
画力☆☆☆
オリジナリティ⭐⭐⭐⭐⭐
テンポ☆☆☆
熱中度☆
・感想
先生だから大丈夫の前に、ふみちゃんも畝田さんもいい子だからむしろ馴染む⁉️
ドラマ化か~
ドラマ化は確かに知名度上がるし、新規の顧客を獲得するチャンスでもあるよね~
杞憂に終わるかと思ったらそうでもなかった。
モヤッとしたり焦りを感じたり、そりゃするよね、余裕があるわけではないもの。
ふみちゃんのほうが心変わりのピンチ⁉️
いや、実際に変わりはしないだろうし、それはドキッとするわな。って感じだから仕方ないけれど。
先生も罪作りな男よなぁ~
また報われない恋を生みそうな行動を……。
そして、理不尽。
子供っぽいのは先生もなんよね(笑)
あー、これは大人と子供の差が大きく出る予感。
気付けるか気付けないかで気にしてる事実から脱せられるかが決まるから大事な局面よ?ふみちゃん。
子供……大人……うん、関係ないな、そんな事。
大事なのは自分の気持ちだ。
ふみちゃんなのか畝田さんなのか。とかそういう問題じゃないんですよね、代理とはいえ、先生と担当編集というのはタレントとマネージャーのような関係ですし。
そりゃあ、人間なので恋愛に発展しなくもないし、結婚もあり得る。
現に畝田さんは暁先生を好きになりかけている。
それは1つの事実であり、それを知ってるふみちゃんが心中穏やかではないのも焦るのも喧嘩腰になるのも飛び出るのも分からなくはない。
が、大人と付き合う以上は最低限、そこは覚悟しておくべきだし、好きなら信じてればいいだけなのにな。とも思う。
そのタイミングで現れる吾郎さんも演出としてはそんな好きじゃない。
ここ最近の吾郎さんは凹んでる時に都合良く励まして心の支えになってくれてるけど、これは誰も救われないのではないか?って思うし、そもそも元々は隠すつもりのなかった暁先生に体裁とふみちゃんが不都合になるから。と説き伏せて恋人であることを隠すアドバイスをしたのは誰だったかな?って話になってくるし。
多分みんないい人で打算的な行動がない分、誰かが誰かを気遣えば代わりに他の誰かが傷付く。という悪循環になってきている気がして、この巻の最後のほうの展開はあんまり好きじゃないです。
百歩譲って物語としてはこれはこれでいいとしても、これを受けて「先生最低」とか「やっぱり吾郎さん」とか「畝田さん嫌いor邪魔」とか思う人とは多分一生相容れないと思う。
それって「ふみちゃん側の事情と気持ち」しか考えられてない人だと思うから。
でもやっぱり、読者側にもある程度の経験だったり、大人の考え方みたいなものが身に付いてないとそうなっちゃうんだろうから演出側の不親切と言わざるを得ないかも……。
本当は作者さんも読者さんもそれぞれのキャラクターも何も悪くないはずなのにそう思わせるジレンマ。
大人の世界だから受け入れろも違うと思うし、ある種浮世離れした特殊業界だから仕方ないと言うのも違うと思うし、難しい問題だ……。
無論、先生が正しいとも思わないけどね。
全員の気持ちが分からんでもないからなんかモヤッとするってだけです。
そんで、吾郎さんが段々幼くなっていってる気がしなくもない。何となく。
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