神黎の図書館

主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。月間で読む漫画は150冊~200冊。小説や映像作品についてもちょこちょこと。

宇宙を駆けるよだか

宇宙を駆けるよだか コミック 全3巻完結セット (マーガレットコミックス)

・タイトル

宇宙を駆けるよだか

・本の概要
かわいくて素直な性格のあゆみは大好きな人と恋人どうしになったばかり。
だが、初デートに向かう途中で同じクラスの然子の自殺を目撃し、意識を失ってしまう。
目が覚めると、あゆみは酷い容姿の然子と身体が入れ替わっていて…。
容姿も性格もまったく違うふたりの運命が、奇妙にねじれながら交錯していく――。

・著者情報

川端志季(かわばた しき)

出身地 東京都
誕生日 7月2日
職業 漫画家
活動期間 2012年~
ジャンル 少女漫画
代表作『宇宙を駆けるよだか

『08:05の変顔さん』でデビュー。
宇宙を駆けるよだか』が、宝島社が主催する「このマンガがすごい!2016」オンナ編5位にランクイン。

点数 100点+++

ストーリー⭐⭐⭐☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度⭐☆☆☆☆

・感想
概要に結構重要なネタバレ書いてんじゃん!って思うかもしれませんが、試し読みでも読める冒頭の冒頭の内容ですし、公式の概要でもあるので悪しからず。

そんな訳で、あゆみちゃんと海根(然子)さんの入れ替わりは前提条件として明かしながら書いていきます。

1話の(概要に書いてある)展開は、衝撃的とも言えますし、漫画やドラマの世界では珍しくないとも言えます。
が、入れ替わり方はちょっとホラーかもしれません。
概要からなんとなく察しはつくとは思いますが。

そして、入れ替わる2人は仲が良かったという訳では全くなく、ただのクラスメートです。

まあ、誠に身勝手な動機というやつではあります。

そんな訳なので、僕の知る限り、統計云百人程の読者の内99.99999%ぐらいで嫌われてるのが海根然子です。

僕は第一印象で嫌いと思わなかったせいか、基本的には海根さんの気持ちに寄り添う形で作品を読み進めました。

あゆみちゃんや周りにとっては災難でしかないし、やったことが簡単に許されることではないのはそうなんだけど、海根さんと入れ替わったことによってあゆみちゃんはかなり成長したし、必ずしも悪いことではなかったと僕は思っています。
多分、あゆみちゃん自身も。

自分の姿では気付き得なかった本当の世界ってやつに気付けたのは大きいと思います。

ヒーロー役の男の子2人はただのイケメンと心と考え方がイケメンというあゆみちゃんを含めて俗に言うクラスの1軍メンツというやつです。

ネタバレになるので大きくは触れませんが、入れ替わった当人達を除く貴重な入れ替わりを知る子達です。

2人はあゆみちゃんのツレなので途中で各々気付いて物語を動かすキーパーソンになります。

入れ替わりの理由を探り、元に戻る方法を探す一方で裏切りや謀略が渦巻く展開にハラハラし、ページを読み進める指は自然と捗りました。

あえて攻めた言い方をしますが、海根さんは写し鏡の要素があるので、彼女をどう思うかは読者それぞれの辿った人生経験や人間性によって変わるものだと思います。

この作品の魅力はストーリーや構成だけではなく、ハイテンポで読みやすいところにもあります。
惹き付ける要素を入れつつ、無駄を省いて中弛みのないコンパクトな造りは普段から漫画を読む人にも、そうでない人にも読みやすい造りの作品だと思います。

そして、もうひとつの魅力は画力(えぢから)にあると思っています。
キャラクターの感情がダイレクトに伝わる生きた画なので、それも相まって読みやすさは抜群でした。

・まとめ
読み終わりのスッキリ感も良く、楽しめて考えさせられて人生的な意味で勉強にもなる作品でした。

巻数も全3巻と手軽に手頃に読めるので、興味のある方は是非!

NetflixジャニーズWESTの重岡くんと神山くんがW主演したドラマの原作でもあります。


関連商品

[asin:B07KB57BJ3:detail]
[asin:B0842TPK3L:detail]