・タイトル
デッド・フラッグ
・本の概要
それはいつもと変わらぬ朝で、平凡な学校生活のハズだった……校庭に突如、『海賊船』が出現するまでは!?
突如始まる謎のゲーム「デッド・フラッグ」。
それは略奪、破壊、暴行そして殺戮――あらゆる蛮行を「海賊行為」として競う、「海賊ランキング」への強制参加を意味していて……。
アンチ冒険「海賊」デスゲーム開幕ッ!!
・著者情報
原作 holico、作画 ニシカワ醇
ニシカワ 醇(ニシカワ じゅん)
出身地 和歌山県
誕生日 3月14日
職業 漫画家・イラストレーター
代表作
『FLY』
『王様のオーパーツ』以前は西川ジュンや、本名である西川淳をのペンネームに使用していた。
また、成人漫画では西川孔人のペンネームで活動している。18歳で和歌山から上京。
矢口高雄に師事し、矢口プロダクションにて四年半のアシスタント修行を行う。
1997年『ホラーM』に「西川ジュン」としてデビュー。
その後ホラー系雑誌を中心に活動。2002年TVドラマ『Trick』の漫画版を執筆。
2006年、『週刊少年チャンピオン』にて初の週刊連載を勝ち取る。
2012年に『別冊少年チャンピオン』で『しこたま』の連載を開始したを機に、ペンネームを本名の「西川淳」から「ニシカワ醇」に変更。漫画、アニメ、散歩、食事(特にラーメン)、動物(特に鳥と犬)が好き。
・点数 80点
ストーリー☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆
・感想
分かりやすいとは言えないストーリーだったので、そこは厳しく判定しました。
改めて考えると、エロ系の青年漫画を描いている方というのが分かる画でしたね、
ちょっとエロい角度やグロ描写の描き方が今思うと。
作品のキーとなる「海賊の呪い」も格好良くてイカす画だったので、全体的な安定感を加味して、それぞれの単巻レビューより高めの満点評価にしました。それに値すると思っているので。
途中まではいろんなキャラクターや呪いが出てきて期待大でしたが、巻数の関係なのか、扱いきれてなかったのもあって、少し減点です。
ただ、個人に合わせた呪いになる設定も合わさり、個性は出せてたので高評価です。
高校生×デスゲームという王道の組み合わせの中に、「アプリ」を活用してゲーム要素を取り入れることで、高校生が参加しやすくする等の工夫は面白いですよね!
類似設定の作品も結構ありますが、現代っぽいのでこれも斬新とさせていただきました。
呪いの設定とか個人的に好きだったのもあります。
あと、ラストで明かされるゲームの正体やプレイヤーの未来もわりと好みでした。
主人公が嫌いというのもあり、ツッコミどころで躓いたのもあり、所々で集中力が途切れちゃっていたので素直に減点対象でした。
作品全体としては個人的な趣味の範疇であったこと、次回作があるなら読みたいと思う程には読み終わりに気に入っていたことを踏まえて高評価としました。
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・感想
とある高校にて、突如現れた海賊船とマスコットキャラにより宣告されたデッド・フラッグの開戦……
参加者である高校生達は、海賊船同様、デッド・フラッグの参加者以外からは見えなくなってしまいます。
強制的にインストールされたデッド・フラッグのアプリのマニュアルによると、デッド・フラッグとはデスゲームであり、生き残れるのは海賊行為をして海賊ポイントを貯めた上位者のみ……とのこと。
遊び半分で参加したり、誰かの悪戯とバカにする者も当然いましたが、目の前で同級生が死ぬのを見れば現実味増しますよね……
そんな訳で、何故そうなったのかが分からぬまま、彼等は命懸けのデスゲームへ参加させられるのだった……
っていう掴みはバッチリなんです。
途中で「は?」って思う展開がありつつ、「ほう」って思う展開もあったりでムラっ気があって、ストーリーの評価迷いました。
作品の特徴として、比較的明るいというか鮮やかなイメージの画から唐突に現れるグロ描写にビックリすることはありました。温度差がね。
まあ、慣れればどうってことないですが、苦手な方は注意が必要かもしれません。
ちらほら突っ込み所がありますが、あんまり深く考えずに勢いで読めば普通に楽しめる内容だとは思います。
ここをこうしたら好みかも。って考えながら読むのもアリかもしれません。
何にせよ、素材は悪くなかったので、次回作はどうなるんだろう?って楽しみはあります。
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