・タイトル
黒崎くんの言いなりになんてならない
・本の概要
「俺に絶対服従しろ」
悪魔級ドS男子と24時間ドキドキさせられっぱなしSEXYラブ!!!
――高校デビューして頑張る由宇(ゆう)は、憧れの「白王子」白河(しらかわ)くんがいる学園寮に住むことに!
でもそこには「黒悪魔」と恐れられる黒崎(くろさき)くんもいた!
黒崎くんに逆らった由宇は「罰」としてイキナリ…… !!?
・著者情報
マキノ
出生地 愛媛県?
講談社『別冊フレンド』増刊5月号連載の『愛のしるし』で連載デビュー。
2014年に青春ラブコメディ漫画『黒崎くんの言いなりになんてならない』の連載を開始。
2015年12月のドラマ化、2016年2月に実写化されるなど、人気作となり、2021年11月号までの長期連載となる。代表作
『黒崎くんの言いなりになんてならない』
『先輩といっしょ』
『好きよりも近く』
『上から片想い』
・点数 96点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆☆
・評価
ストーリー面は起承転結の全てが分かりやすく作られていたので非常に読みやすかったです。
タイトルとも共通するテーマに関しても終始一貫した部分があり、一度ハマれば最後まで同じテンションで楽しませてくれるポテンシャルの作品です。
直球と変化球の組み合わせにキュンが止まらなかったです!って言ったほうが素直な所感かもしれません。
上手いというよりは巧いって感じの画力なイメージです。
個人的にはキャラクターのコロコロ・クルクルした表情の変化が可愛らしくてめちゃくちゃ好きだったので、高評価にしました。
キャラクターに関する評価は言うまでもなく満点です。
細かいことを書くとネタバレになるので、それは後半の感想部分にて。
黒王子派?白王子派?のように「どっち派?」がある作品は熱狂的なファンも付きやすく、強いです。
あくまでも個人的な評価になりますが、単なるラブコメにならず、出会いから結末までをしっかりと描き切った上でこの巻数なのは素晴らしいです。
適度にエロいのも恋愛という面においてリアルでした。
そして何より分かりやすかったです。
個人的な感想を素直に書くと、適度なイラつき(不満)からのキュンの嵐!って感じだったので、没入感は言ってしまえばオーバーキルしてもいいぐらいでした(笑)
読んでる最中はこの作品というか中のキャラクター達のことしか見えなかったし、読了後の満足感・多幸感は純度も濃度も高めでした。
・感想
概要から察する方もいらっしゃるかもしれませんが、スタートから白王子と黒王子の対比で攻める青春ラブコメ漫画です。
最初の時点では個人的に由宇ちゃんめっちゃ嫌いでした。
というのも、黒王子は鬼畜ドSで性格が悪い!というイメージで描かれていますが、寮長としてルールに厳格で処罰は徹底する。というのはある種当たり前ですし、むしろこの年齢で正しくて嫌われる発言や行動をサラッと出来るのは信頼出来ると思ったからです。
僕の感覚だと由宇ちゃんが大好きな白王子こと白河くんのほうが人当たり良すぎて信用出来ないので、そこら辺の感覚の差から初期の由宇ちゃんは同級生に居ても相容れなかったと思います。
高校デビューしてメイクとかオシャレとか頑張ってるところは女の子らしくてめちゃくちゃ可愛いんですけどね。
実写版を見たことはないんですけど、原作読みながら、「なるほど、ケンティーははまり役だろうな」とか、「このワンコみたいで可愛い男の子を岸くんがやったら可愛いだろうな」っていうのは想像出来たのでイメージしやすくてありがたかったです!
第一印象最悪なのにわりと早めに恋仲になるように、黒崎くんもしくは由宇ちゃんに対する印象が早めに逆転しました。
最初はゲームのつもりだった。でも……
っていうある意味王道の展開。
絆されてだんだん本気になっていく……という意味では白王子のほうだったりするので、彼の攻め方もなかなか独特で面白いです。
由宇ちゃんを巡る白黒王子の攻防戦も見所ですが、その友人枠同士の恋模様も見所です。
そして、まさかのダークホース、黒崎くんのお父さんが可愛い。
・まとめ
個人的な推しポイントとしては、最初は高校デビューを気取って見ててイラついた由宇ちゃんが巻を増す毎に可愛く思えて最終的には愛しさしかないという見事な逆転劇とアプローチの異なる二人の王子とタラ岸と黒崎一家の可愛さに注目して下さい!そこが好きです!
コミック
電子書籍(まとめ買い対応)
関連商品
おまけ
おまけ2
おまけ3