神黎の図書館

主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。月間で読む漫画は150冊~200冊。小説や映像作品についてもちょこちょこと。

うみねこのなく頃に Episode2:Turn of the golden witch

うみねこのなく頃に Episode2 全5巻セット (Gファンタジーコミックス) [コミック] [Dec 20, 2010] 竜騎士07; 次郎, 鈴木 ... [コミック] [Dec 20, 2010] [コミック] [Dec 20, 2010]

・タイトルうみねこのなく頃に Episode2:Turn of the golden witch

・本の概要
一代で家を隆盛の極みに導いた右代宮金蔵。
命数尽きようとする、かの老当主が所有せる膨大な金塊を巡り片翼の鷲の紋章を許されし一族の思惑が交錯する。
大人達の駆け引きの一方で右代宮家の使用人″家具″紗音は仕えるべき一族、右代宮譲治に想いを寄せる。
同じ家具の宿命に生きる″嘉音″の掣肘を余所に、紗音は魔に魅入られる。
紗音の許されぬ恋――それは、この世のものならぬ力によって成就された。
黄金の魔女のベアトリーチェ
愚かな人間達への哄笑が運命の島に響き渡る。
連続殺人幻想第二章、開幕。

・著者情報

竜騎士07(りゅうきしぜろなな)

生年月日 1973年11月19日
出身地 千葉県
職業 シナリオライターイラストレーター、小説家、漫画原作者、同人作家

活動期間
2002年~
ジャンル
サスペンス、ミステリー、ホラー、サイエンス・フィクション、ファンタジー、アンチミステリー、ジュブナイルライトノベル

代表作
ひぐらしのなく頃に
うみねこのなく頃に
彼岸花の咲く夜に』など

デビュー作
同人ゲーム脚本:『ひぐらしのなく頃に

影響を受けた人
奈須きのこ

ゲーム・アニメ・漫画に興味があり、美術系専門学校へ進んだ後、同人誌などを制作。
専門学校時代は、漫画や小説を書くなど様々なことに挑戦したものの、「愛があっても技術がなければプロには通用しない」ことに気付かされる。
劇団の知り合いに会い、触発されて戯曲『雛見沢停留所』を書き上げ、コンテストに応募するも選考落ちする。

その後、「07th Expansion」を立ち上げる。
初期の頃はLeaf Fightのオリジナルカードを制作する。

その後、弟の八咫桜がゲームスクリプトを学び、『雛見沢停留所』を改稿して、同様に弟である時火らと共にサウンドノベル第1弾『ひぐらしのなく頃に』を制作開始。
Leaf Fight」のオリジナルカードの絵柄を描いていた経験もあり、原画も自分自身で担当。

ペンネームである竜騎士07の「07」は、『ファイナルファンタジーV』のヒロインであるレナに由来。
竜騎士」はファイナルファンタジーシリーズに登場するジョブ。

鈴木次郎(すずき じろう)

職業 漫画家・イラストレータ

作品リスト
[まとめ買い] ひぐらしのなく頃に 祟殺し編(デジタル版Gファンタジーコミックス)
ひぐらしのなくなく頃に 祟殺し編
[まとめ買い] 学園K(デジタル版Gファンタジーコミックス)
学園K
妖狐×僕SS オフィシャルアンソロジー 妖狐×僕SS (ガンガンコミックスJOKER)
妖狐×僕SS オフィシャルアンソロジー 妖狐×僕SS(ショートストーリーズ)

・点数 100点+

ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ🌟🌟🌟☆☆
テンポ☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆

・感想
Episode2はさすがに焼き回し多そうって舐めてかかると必ず後悔します。

もはやEpisode1とは全く違う作品とも言えます。
その中で、Episode1で残した謎のいくつかは解けたりするので構成力が凄い作品だと思いました。

まるっきり違う内容へと生まれ変わった理由についてはEpisode1でのお茶会を読めば分かっていると思うので割愛します。

Episode1での物語を踏まえて(引き継いで)リセットされた世界で戦人はプレイヤーとしてベアトリーチェと対峙します。

ここでの注意点は、プレイヤーとしての戦人と六軒島の戦人は同一人物であり、同一個体ではない。
ここを理解しないと一気に躓くと思われますのでご注意を。

ベアトリーチェが何を言っても戦人は否定し、証明を求める。
これでは埒が明かないということで、ベアトリーチェは「真実は赤字で表記する」というルールを付け加えます。

この真ルールにより、プレイヤー側は謎を解きやすくなります。
が、赤字の長文はちょっと見辛いかもしれません。
演出としては面白かったのですが、Episode1とはうってかわって、ベアトリーチェがよく喋るもんですからね……そこは少し気になりました。

そして、Episode2の特徴と言えばもう1つ……概要にあります通り、″家具″の活躍ですね。

まさか一族以外の……しかも使用人をここまでピックアップするとは思ってませんでした。
何故″家具″なのか、家具と呼ばれる子達が自分を人間ではないと卑下していたのは何故か……それもここで明らかになります。

家具と右代宮一族とベアトリーチェ
それぞれの印象が大きく変わったのがこのEpisode2でした。
その中で一切変わらずに僕の中では評価を上げ続けたのは譲治さんだけかな。

始まり方含めEpisode2の物語の動き方はまさに「チェス盤をひっくり返された」と言えると思います。

戦人を屈服させる為に本気出してきたベアトリーチェの攻め方がエグい。
完全にグロ注意です。
あと精神的に弱めな方は立ち入るべきではないかもしれません。

これがループするなら100年を待たずして心が壊れる。はまさにその通りだと思います。
それぐらいエグくて、精神的苦痛はEpisode1の非じゃないですね、ベアトリーチェさんの趣味が出すぎてドン引きですもん。

ただし、グロにも精神的にやられかねない描写にも耐性がある方ならば楽しめる箇所はいくつかあります。
ネタバレになりかねないのでここでは割愛しますが、単巻レビューのほうへは僕の辛辣な感想と共に少し書いてます。
気になる方はそちらも見ていただければと思います。

具体的な内容は置いといて、Episode2で活躍するキャラは、ベアトリーチェ、楼座、紗音、嘉音です。

そして、ベアトリーチェの登場によって眷族である72柱(召喚された奴だけ)の姿が見えるようになり、エンディングの黄金郷の意味も分かる造りになっています。

裏お茶会にて次回のEpisodeに大きく関係しそうな発言も飛び交いますので、真面目に『うみねこのなく頃に』を読み解くには欠かせない話だと感じました。

余談ですが、ベアトリーチェの趣味の悪さはダンガンロンパ江ノ島ちゃんと張る気がします。

単巻レビューではとあるキャラにボロクソ言ってますが、全体としては面白かったです🙆