・タイトル
ジョジョの奇妙な冒険Part5 黄金の風
・本の概要
2001年、イタリアでDIOの息子、汐華初流乃(ジョルノ・ジョバァーナ)は、街を浄化するギャングスターになるため、ギャング組織「パッショーネ」に入団する。
組織では内部抗争が行われており、ジョルノは任務を果たしつつ、ボスに近付く機会を狙う。
・著者情報
荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)
生誕 1960年6月7日 宮城県仙台市
職業 漫画家
活動期間 1980年~
ジャンル
少年漫画、青年漫画、バトル漫画
代表作
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ受賞歴
1980年:第20回手塚賞準入選
2006年:日本のメディア芸術100選マンガ部門(『ジョジョの奇妙な冒険』)
2013年:第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞(『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』)
・点数 88点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆☆☆☆
・評価
主人公・ラスボス共にキャラクターの設定、能力共にかなりややこしく、ストーリー内容もわりとややこしいです。
代わりに、個性豊かな愉快な仲間がいたり、基本クールな雰囲気が多い中、約一名表情が豊かでおバカな子が和ませてくれたり、感動させてもらえたり、いい仕事をしてくれています。
いろいろややこしいので点数は伸びてませんが、個人的な意見ではトップクラスに好きな部です。
ただ、キャラクターとスタンドが多過ぎて覚えきれてないのがネックです(--;)
もう少しコンパクトにまとめてくれると理想でした……。
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・感想
通称ジョジョ5部。邪道の王道ってまさにこのことじゃない?って思ったり思わなかったりラジバンダリ!
15歳の少年がギャングとして成り上がる様を描く少年漫画なんてそうそうお目にかかれるものではないと思うので、そこはオリジナリティだと思います。
と言っても少年漫画らしくバトル×アドベンチャーの枠組みの中での話なので青年漫画的な展開は期待しないで下さい。
ギャングの内部抗争を描くと言ってもスタンドバトルなのでそこは察して下さい。
ジョルノとブチャラティの関係性がいい。
ジョルノは新人な上にブチャラティのチームなので、リーダーと下っ端の関係なのですが、よきパートナー、相棒みたいな信頼関係が素晴らしいです。
初対面の時のブチャラティが不気味で怖かったことも含めて注目ポイントです。
新人イビりを経て徐々にジョルノが認められていく様は見てて気持ちよかったです。
メンバーそれぞれの過去も合間合間に描かれます。
が、流れ的にいいか悪いかは人によるよいな。
キャラクター数が多いので必然的にスタンド数も多く、4部までと比べてピーキーなスタンドも多かったり、出番の少ないキャラクターにも固定ファンがついてもおかしくないぐらい凝ってると感じました。
ジョルノの野望に協力をすることを決めたブチャラティ、ブチャラティを慕う仲間達、同じ組織でもチーム毎に特性があり、旨味(報酬)も大きく異なる格差社会という構図の中で物語は動き、腐った世の中を正したいジョルノとブチャラティは秘密裏に正体不明のボスを探し、命懸けの戦いを挑むというのが大筋の物語です。
ジョルノのスタンドは汎用性高めの「無機物に生命を与える力」
痛みは消えないものの、身体の部品を作ることで治療のようなことができたり、トリッキーな戦い方をします。
とにかく見てて楽しいです。
ネタバレになるので多くは語りませんが、最強スタンドなのではなかろうか?というチート級スタンドが「時を吹っ飛ばす能力」を持ったスタンドと、「終わりがないのが終わり」のスタンドのどちらかだと思います。
もう少し詳しく知りたい方はお手数ですが、ある程度のネタバレはありと思いながら書いた単巻レビューをご覧下さいm(__)m
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