神黎の図書館

月間50~100冊程の漫画+αを読み、主観によるグラフ+点数+感想を綴る読書感想文風書評ブログです。

フルーツバスケット 第10巻

愛蔵版 フルーツバスケット 10 (花とゆめCOMICSスペシャル)

・タイトル

フルーツバスケット(愛蔵版) 第10巻

・本の概要
・懺悔
・止まらぬ想い
・壊れた絆

・著者情報
こちらを参照に。
gamemachine-alternativeshinku.hatenadiary.jp

・点数 96点

ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆

・感想
空回りしてたけど頑張ってたリンに対して紫呉があげたご褒美……それは放っておいても呪いはいつか解けると告げることでした。

それを聞いてしまった透くんはいつかじゃダメ」だと、それでは遅くて、来年の春までには……と詰め寄ります。

えらく具体的だなぁ~
つまり、高校を卒業するまでに……ですね。
猫憑きは高校を卒業すれば幽閉されてしまいますからね……

リンが隔離され、ハルが慊人に決別とも取れる発言をするキッカケを作った場所でもある『猫憑きしか入れない特別な場所』

そして、紫呉から告げられた十二支の本音。
夾くんが楽羅から直接告げられたり、過去のユキの態度から読者は少なからず分かってたことですが、それを告げられた透くんを見るのは辛い……

透くんは透くんで両親への感情で事実から目を背けてる節あるし、夾くんも後ろめたさから逃げてるしで勝手に『懺悔』とテーマ付けしました。

紅葉やヒロは成長してるのかしてないのか分からない(笑)
紫呉さんはどこまで本音なのか読み取り辛いですけどなんか切ない……

紫呉さんと言えば、ちょっとした回想ではありますが、仲良しトリオの高校生時代がチラッと。

そしてまたまたナイス翔っち!
笑わせてくれるんだよなー、この子は本当に。
でも抱えてるものも大きくて……
明かされる透くんとの関係……
紹介される彼女、小牧ちゃん。
なんか影のヒーロー(主役)みたいでほんとにブラックっぽい!

んー、んー……言葉に出来ない!(笑)
透くんと夾くん、透くんと楽羅そしてリン、女の子同士の喧嘩の大半は恋愛絡み?
うん、やっぱり率直な気持ちが言葉として紡げないや、諦めよう!(笑)

そして明かされる草摩の闇というか古いしきたり?
誰かさんじゃないけど、下らないと思います。
一族の思惑絡みで内部分裂とか当主を道具として考えてるんじゃないですかね?
だから奪われるんだよ。

そして物語は大きく動き出す。
久々のドロドロ展開に感情もやや暗めに。
また引っ張られた(笑)
実は夾くんを見下してたであろう態度や煽るような挑発をする君をあの子が選ぶ訳ないだろう?

理不尽な環境に生まれながら誰よりも優しい心根の持ち主だから夾くんは尊いんだ、そういう態度を取る君はハブられて罰を受ければいいよ。

と、ダークな心持ちになってしまいました。
いやだって慊人さんまで傷付けるような発言するからさー、もうちょっと気使おうぜ?って正直思いました。

「常識」っていうのは個人が決めるものなのか、世間が決めるものなのか分からないけど、どっちにしても幼い頃から祭り上げられて誰も教えてくれず、外の世界を知らないんじゃ仕方ないですね……

最初に突き放せば良かった。
これは奇しくも紫呉さんの意見に近いですね、流石。

そしてそして夾くんは……透くんを突き放し、過去のことを話し始めます。
うん……確かに夾くんと今日子さんって名前似てますねw言われるまで意識しなかったわww

罪の呵責に耐えられないから逃げて、誰のせいにしないとやってられないって時期って誰しもあるかもしれない、起こり得たかもしれないことなんですよね、大人になった今なら何となく分かります。

責任転嫁……それは確かに褒められたことではない。
でもね、夾くん?
大好きな、大切な人を想って自分の醜い部分、汚い部分をその人に打ち明けるのは心が綺麗な証拠だよ、それと同時にその優しさは罪なのかもしれないけど……


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