神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

死刑囚042 第5巻

死刑囚042(5) (角川コミックス・エース)

・タイトル

死刑囚042 第5巻

・点数 100点+

ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ⭐⭐☆☆☆
テンポ☆☆☆
熱中度⭐⭐☆☆☆

・本の概要
・音
・夢
・終
・眠

・感想
俺は何の力にもなれない。からの「何のために花なんか育ててるんだ?」は危険だね、無償の愛から見返りを求めるようになった時に心は悪い方向に向かう気がします。

実験が成功しても入れ替わるだけで元いた施設、即ち刑務所に戻ることになる……そうか、正式に認定されてないから仕方ないことだけど、心を取り戻した後に逆戻りは精神的負担大きすぎないか?

引き継ぎの時の雰囲気から自分が周りから愛されてることを知る田嶋さん可愛い、よきよき。

それにしても快楽殺人犯と分かってて煽る生徒共は頭悪いとしか思えないけど、これは最初の実権者の田嶋さんが模範生だったのも影響してそうだなぁ~

1ヶ月は一緒ってのが微妙に不穏。
頼むから何も起こしてくれるなよ?

カウンセラーは親子のつもりで接するべきってのは分かります。
目指してた時はそういう心理カウンセラーになりたかったです。
ただ、患者1人1人に寄り添ったらこっちが精神崩壊する世界だから口で言うほど簡単ではないんですよ、患者も人間、カウンセラーも人間なのだから。

田嶋さんはたくさんの人に愛されていた。人としての心も取り戻した。
閉ざされた過去の扉も開いた。
それなのに……最初から分かっていても辛いものはあるし、唐突というか、報せもないのか…と呆気に取られました。

不備のことも隠蔽のこともそうだけど、死刑囚だからって命を軽く扱いすぎなのではないだろうか……と、思わざるを得なかったです。


死刑囚042 5 (ヤングジャンプコミックス)

死刑囚042 5 (ヤングジャンプコミックス)

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