・タイトル
土竜の唄外伝 狂蝶の舞
・本の概要
本編である土竜の唄の主人公、菊川玲二の兄貴分である日浦匡也の若かりし頃を描いたスピンオフ作品。
・著者情報
・点数 64点
ストーリー☆☆
画力☆☆☆☆
キャラクター☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
没入感☆
・評価
ほぼノリで書かれているので、ストーリー展開が分かりやすいとは言えないのはまず1つ。
ただし、クレイジーパピヨンという異名には合ってる気がするので、これはこれでアリなんだと思います。
そこは認めた上で低評価です。ごめんなさい。
画力は良かったと思います!
ちょっと目がチカチカする感は否めませんが、舞う蝶のような華麗さと気高き誇りは見事に表現出来ていたので、高めの評価をさせていただきました。
良くも悪くも若い青二才の兄ちゃんが身1つで暴れまくったり、曲がったことが嫌いな理由が垣間見えたり、日浦さんのコア、核がそれなりに分かる作品として描かれているので、ここも高評価です。
外野は微妙でしたけどね、そこはこの際無視します。
コアとして練られた部分、格好いい部分とノリによるゴリ押しが酷い部分の両極端でした。
でも感動的な部分もあったし、一応高評価でいいと感じました。
没入感に関してはほんとにごめんなさい。
土竜の唄が大好きで、日浦さんが大好きで、過去が気になる!って場合は、一回通して読むのはアリでと思います。
が、個人的にはあんまり合わなくて、もう一度読みたいとは思わないです。
多少ネタバレにはなりますが、単巻レビューを見ていただければ何が無理だったかそれぞれ書いています。
あ、勿論、作品のいい点もあります。
が、そちらは大きなネタバレになるからあんまり触れられないジレンマがあります。
残念ですね……
以下、商品リンクを挟んで、内容に触れつつ、個人的に感じた感想を書いています。
ネタバレが気になる方はご注意下さい。
・感想
面白いって思う部分も多少ありましたが、総合的に見ればぶっちゃけそこまで面白くはなかったです。
あまり深く考えずにノリで一気に読む系の作品ですね。
過去編なのである程度は仕方ないですが、ストーリーの見せ方が雑なせいか、クライマックスに向けた盛り上がりのシーンが茶番劇に見えました。
主にマイナスの方向でしたが、良くも悪くも読みながらあんまり経験したことのない感情を覚えましたので、オリジナリティーはあります。
過去を描く系のスピンオフのせいなのか、緊迫してるはずの場面でもいまいち緊張感を感じなかったですが、読み手の僕の問題もあるのでそこら辺は何とも言えないです。
何にせよ、ノリと勢いが全てみたいな作品なのでテンポはよかったです。
速読の練習にいいかも?
まあ、僕は速読って考え方が好きじゃないですけど。一応ね。
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