・タイトル
アイシールド21 13巻
・点数 84点
ストーリー☆☆
演出☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
第49話「いぶし銀・ライン魂!」
練習帰りのセナたちが出会ったスーツ姿の渋い男。
彼こそが古豪・柱谷ディアーズの名ラインマン、山本鬼兵だった。
小柄な体格ながらも優れた技術を持つ鬼兵は、多くのラインマンたちの憧れの的。
中学生時代から彼を知る栗田にとっては、アメフトの楽しさを教えてくれた"心の師匠"ともいえる存在だ。
そんな鬼兵が率いる柱谷と巨深ポセイドンの試合を観に行くセナたち。
鬼兵の活躍で楽勝かと思われた展開だったが、巨深側の選手交代により状況は一変してしまう…!
順当に行けば次の次で当たる相手の主将は栗田さんの憧れのラインマン。
いきなり出て来てそんな扱いされたら……先は見えますよね、こういうのって普通は因縁やライバル関係にある最初の練習試合の相手や友好ライバルチームが担当する枠だけど、新参vs新参でドラマ作るのは斬新。
そして、若かりし小野Dさん。
声は小野さんだけど、圧が軽いから若かりしって付けてます。
第50話「逃げない勇気」
優勝候補だった柱谷ディアーズの初戦敗退に静まり返るスタジアム。
鬼兵を圧倒したのは途中出場した筧と水町ら巨深ポセイドンの2m近い長身選手達だった。
体格の差が勝敗を分けた現実に、複雑な思いを抱くセナ。
さらに、スタジアムの外でアイシールド21として水町と出会い、相手の大きさに恐れを感じ逃げ出してしまう。
その夜、焼肉店へ行った泥門メンバーは、偶然にも王城メンバーと遭遇する。
進に声をかけたセナは、対戦相手の体格についての意見を求めるが…。
ポセイドンの水町さんと筧さんの登場で本物のアイシールド21の存在を知ったセナの胸中は穏やかではなかった?
そして、体格のハンデについても。
進さんは筋肉で人の判断をしているからセナ=アイシールド21と知っているから意見を求めるにはちょうどいいよね!
結構敵に塩を送ってくれる進さん推せる。
チャラチャラ水町くんも案外嫌いじゃないけどw
第51話「危うし!最凶のカメレオン」
賊学カメレオンズの部室が何者かに荒らされた。
残っていた手がかりからアイシールド21が犯人と考えた賊学メンバーは、泥門に殴り込みをかける。
だが、それを必死に止めるキャプテンの葉柱。アイシールド21姿の何者かに再び襲撃されても、街で他校の不良に絡まれても、葉柱は反撃をしない。
次第に不満を募らせる賊学メンバー。葉柱はすべてをかけた秋大会を暴力沙汰で台無しにしたくなかったのだ。
その想いを聞いたセナは、真犯人捜しに協力することに…。
葉柱さんがひたすら格好いい。
あくまでも不良の矜持の話なので万人受けはしないと思いますが、葉柱さんは全てにおいて格好いい。
顔は知らないが、アイシールド21を信じている。
ヒル魔の手は借りない、自分で片をつける。
全てを暴いた後もあくまで試合で片を付ければいい。と、偽者騒動で全く知らないところで危うく出場停止になりかけた泥門に華を持たせてくれるところまでが(口では何と言おうと借りは必ず返す)不良のカリスマらしくて素晴らしい。
ただ、めちゃくちゃ負けフラグ立ててるんですよ、泥門と賊学が当たるのは賊学がポセイドンに勝った場合。
ここまで葉柱さん個人とセナ(アイシールド21)の関係性が深くなっちゃうともう……ぽっと出の巨深ポセイドンを印象付ける為にファクターとして申し分なさすぎて。
ヒル魔さんの差し金と思った時は怒鳴り付けてたけど、泥門の主務としてセナと会話する時の葉柱さんは優しい声してたもんなぁ~
いや、不良特有のギザギザ感は残しながら優しいという遊佐さんの技術の話。
セナは葉柱さんと戦いたい。
モン太はどこかでポセイドンが勝つと思ってそう。
うーん、実際に、葉柱さん1人のワンマンチームで勝てるほどポセイドンは甘くないと思う。
この回の演出だけ見たら葉柱さんの腕は50mぐらい伸びそうだけど、それでも一人で勝つには正直……。
柱谷も思い入れのないぽっと出だけど、優勝候補をあっさり倒したのがポセイドンだからなー
第52話「激突!カメレオンvsポセイドン」
柱谷ディアーズを下した巨深ポセイドンVS賊学カメレオンズの3回戦。
筧と水町を中心に長身選手を揃えた巨深に対し、賊学は巨漢のラインマンを入れたりと、臨機応変な戦法を見せる。だが、高さで有利な巨深は、パワーで押す賊学の攻撃を軽くいなす。
さらに、焦りや水町からの挑発により暴言を吐いた賊学メンバーは、反則をとられてしまう。葉柱は勝利をあきらめずに檄を飛ばし続けるが、意気消沈したチーム内の空気と次第にかみ合わなくなってくる…。
負けるのは分かってた。そのほうがストーリーも盛り上がるから。
でも、この負け方は……葉柱さんは出場停止で大会に出られなかったら泣くことも出来ねぇって言ってたけど、試合途中で自分以外が全員やる気失くす、何もしないというのは結構しんどいというか堪えるというか。
うん……うん。
試合序盤は血気盛んな1年トリオは葉柱さんへの不満と反抗は絶対に後悔することになる失って気付くものだと思ってたけど、試合後のヒル魔さんと葉柱さんの会話を聞きながら早くも思うところありそうだから、本当にどこまでも愚直で素直なんだろうなって。
確かに、ヒル魔さんと葉柱さんは嫌われ者の札付きの不良だが、熱い情熱を持ってクリスマスボウルを目指し、アメフトには誠実。という点や、チーム作りのスタート地点での恐怖による支配・独裁のやり方は共通している。
それなのに何でここまでチームの士気に差があるのか……葉柱さんが間違っていたのか?
それは正直分からない。
もっと仲間を、後輩を信じたらよかった。なんて結果論でしかなくて、賊学で弱みを見せることは反逆の恐れもあるし、難しいのかもしれないし、難しい。
ただ、葉柱さんが初めて見せた心の奥の本音は相手がヒル魔さんだから見せたものだと思うし、その心の叫びの内容と遊佐さんの演技力で後半は涙で溢れてました。
ヒル魔さんと葉柱さんが同じチームならな…って思うけど、ポジション的に共闘は無理なんだよな、それもまた運命。
激突 カメレオンvsポセイドン
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