・タイトル
アイシールド21 3巻
・点数 96点
ストーリー☆☆☆☆☆
演出☆☆☆☆
視覚的面白さ☆☆☆☆☆
聴覚的面白さ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
第9話「キャッチの達人」
秋大会に向けて、新入部員集めを始めた泥門デビルバッツ。
まず必要なのは、ヒル魔のパスをキャッチできるレシーバーだった。
セナは知り合ったばかりの野球部員・雷門太郎に声をかけてみるが、野球でキャッチのヒーローを目指すモン太は、その誘いをきっぱりと断ってしまう。そして、ついに迎えた野球部レギュラー発表の日、なんとモン太は皮肉にも三軍落ちを告げられてしまう。
そんなモン太に、セナはアメフト部ならキャッチの才能を生かせるはずと訴えるが・・・。
このエピソードはシンプルに好き。
子供の頃に憧れたプロ野球選手、キャッチングのヒーローに憧れてキャッチングを磨き続けるも、野球部の方針(泥門野球部は総合力のチーム)とは合わず、事実上のクビ宣告。
そんな夢破れた彼をどう誘えばいいのか、彼はどんな気持ちでアメフト部入りを決意するのか……そういう人情的なところが好き。
第10話「ヒーローの資格」
試合中にケガをさせてしまった桜庭が入院していることを知ったセナは、主務としてモン太と一緒にお見舞いに行くことを決める。
一方、その頃桜庭はファンやマスコミから実力以上にヒーロー扱いされてしまう自分に悩んでいた。
中学生の時に一緒にアメフトを始めた進とは、どんどん実力の差が開いていく現実。
落ちこむ桜庭の様子に、セナたちも声をかけるきっかけが掴めない。そんな桜庭の隣で入院していたのは、桜庭に憧れるアメフト好きの少年・虎吉だった…。
モン太と虎吉ってどことなく雰囲気に似てるけど、憧れの桜庭が同室なのを言われるまで気付かなかったり、病気治ったらアメフトやりたいわりにはセナやモン太を「お前らは敵や!!」って攻撃的な態度取るからスポーツマンシップとか色々考えたらなんだかなぁ~という気は正直しますし、子供だからといって許容しませんし、人として好きではありませんが、病気には打ち勝って欲しい。
そんで、高校・大学になったら憧れた桜庭くんのスーパーキャッチが出来るヒーローになって欲しい。
そこは心から応援したい。
この虎吉くんの存在は当初は桜庭くんに「あれはたまたまで普段はミスも多くてチームの足を引っ張るだけの自分はエースでもないし、ヒーローの資格がない」とウジウジさせるだけの存在でしたが、そんな「誰かの作った偽りのヒーローの影を背負わされた素人」の姿は誰かを彷彿とさせますよね……そうです、セナです。
等身大の桜庭くんの抱える悩みや本音を受けて、セナは自らアイシールドの仮面を被って桜庭くんに言葉を伝えます。
ヒル魔さんからしたら、「わざわざ敵を強くしてどうするクソチビ!責任取りやがれ!!」なんでしょうが、ヒル魔さんは知らないところで起きたことなので……でも耳に入るんだろうなww
そんな余談は置いといて、シンプルにこれもいい話でした。
桜庭くんと虎吉くんのお互いに頑張ろうの関係性もよかったし、アイシールド(セナ)と桜庭くんのいつか偽りではなく本当にチームのエースになるんだ!っていう同一の立場の間柄の2人の関係性も熱くてよかったです!
第11話「夕陽の誓い」
モン太が加わり、泥門デビルバッツのやる気ムードも盛り上がってきた。
ヒル魔は部の宣伝も兼ね、練習試合をやることにする。
相手はラフプレーで有名な賊学カメレオンズ。エースの葉柱ルイは、腕の長さが特徴のラインバッカーだった。
そんなある日、モン太と買い出しに出かけたセナは、偶然にもトレーニング中の進と出会う。
セナを見て、すぐにアイシールド21だと気づく進。
その時、モン太が部費をひったくられてしまう。
セナと進は協力して犯人を追い詰める!
葉柱さんだ!なんか今見たら鬼殺隊の柱みたいですね←
葉柱さん(というより遊佐さんの不良ボイス)が格好良すぎて好き!
単に遊佐さんが好きなだけですがww
いや、でも、普通にやっても強いのに平気でラフプレーするスポーツ漫画(アニメ)の不良敵キャラで好きになったのは柱柱さんが初代かも?
主務として買い出しに出たセナがひょんなことから進さんと協力プレイ。
「決勝で待つ」は確かにめちゃくちゃ格好いい。
あんなに怖い怖い言ってたセナが「勝ち進めばまた進さんと走れるんだ」ってマインドに変化してるのはまもり姉ちゃんじゃなくても、その成長に感動する……。
葉柱さんを呼び出してアイシールド21に扮して煽り倒すヒル魔さん笑
でも、進さんをバカにする葉柱ルイの言葉に聞き捨てならなかったセナは自分の口から「アイシールド21があなたを倒す」と面と向かって言い放つ!!
本当に、成長したなぁ~、セナ……。
ヒル魔さんも不良をやる気にさせる的確な煽りと「負けたらパシリ」という不良男子としてはそれを言われちゃ逃げられねぇワードを言われたら単なる練習試合ではなく、学生生活の全てを懸けた戦いになるんだよなww
第12話「キャッチ!マックス!!」
ついに始まった賊学との試合。
乗り込んできた賊学メンバーの凶悪っぷりと、負けた方がパシリになるという条件にビビッてしまうセナ。だが、これがデビュー戦となるモン太は大張りきりで、泥門の攻撃はアイシールド21の走りしかないと思い込んでいる賊学の裏をかき、試合開始早々、キャッチでタッチダウンを決める。
そんなモン太に勇気付けられ、自分もがんばろうと決意するセナであるが・・・。
この回の主役はデビュー戦となるモン太。
最初こそ、気合いの空回りがあったものの、攻撃の幅が広がる大活躍!
更には野球部の監督や先輩達が雷門を気に掛けてる様子や応援してる様子が見れてこっちも感動MAX!!
反して、前話でセナはメンチ切ったとこまではよかったものの、試合中の葉柱ルイの迫力と恐怖に圧されて使い物にならない様子……アイシールド21不在となると泥門は絶体絶命ってやつじゃ……。
葉柱さんの相手の動きに合わせろ、後出しこそ最強スタイルと、ヒル魔さんの相手に合わせてたんじゃ遅ぇ。勝負は先読みしたほうが勝つスタイルは真逆だから面白い!
強いて言うなら、賊学こそ、万が一族長の葉柱さんが抑えられたらどうしようもなくなるのかな?って気がします。
それにしても、賊学カメレオンズって何となく野球強そう。
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