・タイトル
四月は君の嘘 第4巻
・点数 92点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
・本の概要
・うねる
・赤と黄色
・共鳴
・ねぇ、ママきいてよ
・感想
幼い頃からのライバルが2年ぶりに現れた。
見てるか、有馬公生、見てろよ、有馬公生、それぞれの想いをピアノに込めて(乗せて)演奏する姿は熱いです!
感情を乗せたピアノは慣れ親しんだ曲をも変貌させる。
その能力を有するのがピアニストだ。
幼き頃に影響を受けたピアニストの否定、憧れを越えたそれは決して悪いものではないよね。
感受性が豊かだからこそ表せる音があるように、その感情にしか出せない音があるのだから。
心が軋む演奏。
そこには羨望と失望が隠っている。
本当の有馬公生を知る者として想いを乗せたピアノは心を打つんだ。
そして、かつてのライバル達の演奏を受け、宮園かをりの期待を受け、触発された演奏家の部分は囚われている母の呪縛に勝てるのか……。
強すぎて疎まれて、なんで人間はこうなのだろう?
醜いなって思う面もサラッと描かれている。
確かにみんな勝手だよね、親の夢を託されたが故の苦労がそこにはあるのに。
とは言っても、他の子達や先生も少なからずそういうの抱えてるだろうから難しいんですよね。
過去との邂逅も経て、自らの発言を悔いた呪縛からどう切り返して立て直すか……次巻の注目はそこですね。
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