・タイトル
不能犯 第4巻
点数 88点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆
・本の概要
・宇相吹の闇
・親の愛
・スキャンダル
・顔
・偽装の家族
・感想
宇相吹さんが飼ってる大量の猫の名前ってもしかして歴代依頼者の名前だったりする?
最初のほうの被害者で唯一?の生き残りでもある夢原さんがこういう形で出て来て、こういうアプローチを仕掛けるのは予想はしてても実行するとは思ってなくて、「ほう、なかなかやりますね」に繋がるんだろうなぁ~
そして、これは正真正銘、多田刑事の正義が試される場面だ。
いや、違うか……あ、猫の話です。
依頼者の名前ではなく、可能性がありながらも至らなかった者の名前があの猫達に付いてるのかもしれない。
そして、人間の愚かさを謳う決め台詞には自虐の意味もあるのだろうか?
ますます興味深い。
親の愛が愚かっていうのは納得しかねるけど、愚息でも愛してしまう親の気持ちってのは何とも言えないなぁ~とは思いました。
嫌いなエピソードではないです。
ターゲットが曖昧な依頼の際に、宇相吹さんが念を押して確認するのはつまりそういうことだから……あー、なるほどですよね、ある筋からの情報を察した瞬間です。
これは愚かだわ。
ほう?愚かさの塊かと思ったけど、効かないタイプ?
なるほど、そっちの期待をさせてくるワケだ。
脆さと強さのどちらが人間の本当の姿なのか?
まあ…興味はあるよね、確かに。
保坂さんは宇相吹さんのターゲットになりながらも対象から外れた。
そして期待外れの暗黒面に向かうのかな?
反して、宇相吹さん期待の多田さんは明鏡止水を会得すれば或いは……
なるほどね、ストーリーとしては面白いです。
そして、珍しく最初から命を狙わない復讐心を満たすだけの依頼を遂行したと思えば……なるほど、負の連鎖狙いか。
人間の愚かさを愉しんでいる宇相吹さんらしい。
偽装家族は崩壊して当然だと思うので、まあ仕方ないとして、堕ちたねー、保坂さん。
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