・タイトル
不能犯 第1巻
点数 100点
ストーリー☆☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ⭐☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度☆☆☆☆☆
・本の概要
・冤罪の償い
・姉妹の裏切り
・家の中の真実
・中年の恋
・家族を愛し過ぎた男
・親失格
・感想
原因不明の急激な血圧低下によるショック死と謎のスーツの男。
勿論、因果関係はあるんですが、ストーリーと共に読者にも伝わる感じなのかな?
そして、警察の息子を誤認逮捕して自死に追い込んだ若手女性刑事……か、今回も初っぱなからなんか抱えてるなぁ~
初手の情報から見ると、特殊な唾液の成分を持っていると予想出来ますが、果たして……。
もう1つの可能性は至ってシンプルなやつですね、不可思議現象が起こるいろんな作品で使われる有名なやつ。
家族を死に追いやった張本人を許せるか許せないかもそうですが、たった1話で人間の愚かさを表現したの凄いです。
「認知バイアス」
被害妄想の究極の姿かもなぁ~
2話で引き込まれました。作品の魅力に。
無意識、つまり、疑う事を知らない脳が9割を占めているから人間はドラマの人物に成りきれるのだとしたら、役者にとって「不信の中」という現象は重要案件ってことですかね?
3話は実に悲しい顛末でした。
本当に、愚かだね、人間は。
愚かじゃなければ哀れ……か。
宇相吹さんがなんでそんな達観してるのかめっちゃ気になる。
今度は知覚消失かー、つくづく面白い。
家族を愛しすぎた男はホラー……とも言い切れない。切ない。
ほんと、人間って悲しいね。
親失格のエピソードは人間の持つエゴとか醜さの集大成みたいでした。
人間の醜態なのに面白い。
そう思ってしまうこともまた愚かなのかもしれません。
が、僕は人間の心理とか真理とか好きなので、それでいいと思ってます。
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