・タイトル
ホーリーランド 第11巻
点数 100点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度⭐☆☆☆☆
・本の概要
・自責
・ふたり
・怪物
・困惑
・距離
・詰問
・過敏
・無明
・ヨシト
・席
・感想
解き放たれた獣と良心の呵責。
この間で揺れてしまうのがユウなんだよなぁ~
でもユウは悪くない。
山崎さんの中に眠っていた中途半端なプライドがこの結果を招いてしまっただけで、その人がボクシングを貫いてさえくれていれば鎖はちぎらない性格でしょ?
だから……ユウは悪くない。
けどまあ、個人的には山崎さんも悪いとは思わないかな。
間違ったとはいえ、期待外れだったとして、カッとなるのも性みたいなとこあるし、責められるのは仕方ないとしても責めすぎるのも違うと思う。
特に自分で解ってる人だから。
ユウの本音と作者ナレーションによって分かるのは、不良×格闘技は必ずしも合致するワケではないということ。
ユウが不良か不良ではないか問題は置いといてね。
つまり、喧嘩または暴力に酔いしれていたとして、合法的に暴れて評価されるボクシングと出会ったとしても、競技を楽しめなければ、好きになれなければ、当然馴染めない。
当たり前なのに失念されがちな事実ですよね。
あ、そうなんだ?
格闘後に鼾かいて寝るのは脳内出血の疑いある時なんだ……こわっ。
問題点は自尊心の低さか……まあ、過去の心理的トラウマも関わってるし、こればっかりはユウが自分と向き合って乗り越えるしかない。
途中からの参戦なのに客観的且つ好意的にも見てくれるから中村先輩の評価が最も真っ当で、そこに好意を持てます。
あと土屋さんも良き兄貴分になってくれていて、自責の念にさえ囚われてなければユウは充実した青春を送れるのに……っていうモヤモヤがあります。
ショウゴくんもだけどさ、勝手に勝負仕掛けて心折れて壊れたんだからユウが全てを背負う必要はないと思う。
自責に押し潰されて諦めも入って自分が壊れかけじゃないか……
街の不良はアイツは緑川を知らないから大きな口が叩けると言うが、お前らは「ヨシトくん」を知らないだろ?
まあ、僕も知らんけど。
プロのキックボクサー一歩手前って前情報だけだったので。
ショウゴくん闇堕ちしたと思ってたけど案外元気そう?
どっちかっていうとユウのほうがヤバいかもなー
ユウとシンちゃん、ショウゴくんの再会は苦々しいものになってしまった。
ユウの無邪気さがショウゴくんを傷付けたのかもしれません。
おっと?今度はシンちゃんがけしかけるのかい?
さっすが親友、ユウを見て、ユウを想って判断している。
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