・タイトル
透明なゆりかご 第3巻
点数 96点
ストーリー☆☆☆☆
画力☆☆
オリジナリティ⭐⭐☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度⭐☆☆☆☆
・本の概要
・7日間の命
・妊娠中毒症
・置き去りの子
・ハイリスク出産
・突然死の別れ
・超低出生体重児
・院長先生の祈り
・感想
出産前から7日間の命だと分かっていたら……どうしてあげるのが親としての正解なんだろう?
1人目も2人目もなんて運命を呪うかもしれません。
が、たった7日でもその小さな命は確かな幸せを、夫婦を家族にしました。
生まれた意味は大きかったです。
学生だから仕方ないとして、愛情にも色々な種類があることを知れてよかったですよね、愛情だけじゃ子供は育たないってのは名言です。
糖尿病だとレベルによってはハイリスク出産になってしまうのか……言われてみれば確かに。って内容ですが、盲点と言えば盲点でした。
その上で弱視……網膜剥離なんて神様もなかなかの試練を与えるなぁ~
命を懸けて成し遂げたいことがあるって素敵なことかもなぁ~
それがエゴだとしても、充実感があるのはいいことだと思います。
後半の展開は軽く24時間テレビのドラマ的な悲しさあります。
地味に院長先生がピックアップされたの初めてですね。
命を取り出すことと命を死へと導くことの両方を同じ場所で唯一行うのが産婦人科であり、出産時に暑苦しい理由も、子供がたくさん欲しい理由も想像よりちゃんとしてました。
エゴと見せかけてエゴじゃない。
でもそれすらもエゴ。
深かった。
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