・タイトル
賭博黙示録カイジ 第7巻
点数 60点
ストーリー☆☆
画力☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆
テンポ☆☆☆
熱中度☆☆☆
・本の概要
・補血
・表明
・嗜好
・意気
・深層
・飛翔
・怪物
・連鎖
・激化
・死滅
・再生
・感想
利根川さんの話を分かりやすく置き換えると、全く見ず知らずの人に声をかけて、「自分」に興味あるか?を聞いても大抵が「ない」と答えるだろうけど、お金を払うから聞いてくれと言われたら話は変わるかもしれない。
この例えが分かりやすいかは分かりませんが←
間違いなくマインドコントロールが入った利根川さんの演説ではありますが、ごねる佐原の言い分を照らし合わせると、
かつて放送されたNEWSな2人の若者の主張のコーナーで、就職に苦しむ就活生の主張の中で、「そもそも東大・早慶・関関同立・MARCHとその他に分類されて自分達まで回って来ない、弾かれる」ことに対する不公平さを言ってた子に対し、
小山くんが、
「俺は死ぬ気で勉強して大学に入った」
という語り口で反論し、見事に論破してたことを思い出しました。
かなり前のことなので記憶が捏造されてる部分もあるかもしれませんが、「努力をした人間」に対してグチグチ文句を言ったり、不平不満を言うほど貴方は努力したんですか?
という主旨の内容だったと思います。
これは、番組レギュラーのお二人がそれぞれMARCHだったから生まれた議論だったのかもしれません。
ちなみに小山くんは明治大学、シゲちゃんは青山学院大学卒業ですね、それぞれ。
話は逸れましたが、ごねて文句言う奴ほど努力もしなければ現実と向き合わない。
というのは創作物も現実も同じかもしれないと感じました。
「どいつもこいつもバカばっかりだ……」
からの「やる」宣言、これは佐原の代名詞且つ、僕の中ではカイジで印象に残ってるシーンの上位の場面です。後の展開とセットですが。
あと、実写で松山ケンイチさんがやってた時は原作やアニメより緊迫感あって格好良かったです。
元のタイムリミットが2時間なのに悠長にあみだくじさせるのはなんかいやらしい気がする。
まあ、いいけど。
人間が誰しも心に飼っている魔物「恐怖心」これはまさに鬼。
幻影、幻覚、幻聴に繋がり、それは連鎖する。
そして、ついに最初の犠牲者が……
更に負の連鎖は続く。
カイジさ、ここに入った時、非情に徹する覚悟が違うとかほざいてたのにそういうこと言うから追い込まれんだよ。
人としては正しい選択だけど、ここでは間違ってる。
改めて見ると、佐原がいなけりゃ詰んでましたね、これ。
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