神黎の図書館

漫画・小説・映画・アニメ・ドラマを主観によるグラフ+点数+批評+感想を綴り、作品の評価をあらゆる形で視覚化したブログです。有名な作品から掘り出し物的な作品まで生涯の内になるべく多くの作品に触れて伝えていけたら本望です。

スパイラル・アライヴ 第5巻

スパイラル・アライヴ 5巻 (デジタル版ガンガンコミックス)

・タイトル

スパイラル・アライヴ 第5巻

・点数 100点++

ストーリー⭐☆☆☆☆
画力☆☆☆☆
オリジナリティ☆☆☆☆☆
テンポ☆☆☆☆☆
熱中度⭐⭐☆☆☆

・本の概要
・再び構図が変わり、真実が立ち現れる
・シャーロット
・暗く静かな緑の中で
・倒れざる者
・Open Sesame
・Alive
・はじまり、はじまり

・感想
オイ、伊万里ちゃんよ、可愛いだろ?自称美少女占い師は本当に美少女だろ?素直に認めろよ!
まあ、企業秘密ちゃんは自分でハードル上げてるから仕方ないけどもw

前巻の終わりから分かってはいたけど、いざ本人が名乗りを上げる場面は痺れますね、覚悟も違えば貫き通した嘘を解放した訳ですもんね!

流れとしては正しいと思うんだけど、亮子だからなぁ~
個人的にコイツ嫌いが勝ってしまって申し訳ない……正しい判断なのも(清隆が仕向けた時点で)亮子がキーマンなのも分かってるんだけど、頭では理解してても心が拒む的なアレが働いてイラッとしてしまいます。
これに関しては全面的に僕が悪い。

コースケくんの肉弾戦!
捨て身と捨て身、果たして勝つのはどっちだ⁉️

いやー、コースケくん格好いい。
格好いいんだけど、全部清隆の計算の内っぽいのがムカつく(笑)

本編が始まる時間軸の前に、ブレードチルドレンにも救いがあることは証明されました。
哀しさと儚さを帯びた救いではあるけど、納得の結末。
コースケくんが主人公してたのもGood.

あ……ごめん、マジで忘れてたよ、伊万里ちゃん、展開が熱すぎて存在そのものを忘れてた(笑)

姿は映らないも、名前は出たね、歩くん!
ここからが本編へと繋がる清隆の思惑だ!

伊万里ちゃんって心底鬱陶しいけど、沢村くんに対しても着飾らずに図々しくしてるから憎めないよねw
そこでキラキラした顔するのはむしろ可愛い。

個人的にこの小悪魔ロリなお姉さんと生意気ツンツンボーイのカップリングを心からお待ちしていたんですよね、これマジで(笑)

スパイラル初めて読んだ時は15、6歳だったと思うので、理緒ちゃんは可愛いお姉ちゃんって印象だったような気がします、確か!

最終巻における主人公は完全にコースケくん、そこから伊万里ちゃんも主人公の座を奪取。
が、それら全ては前座に過ぎず……本当の主人公、鳴海歩は何も知らず、知らされず、清隆の計画の元に強制的に舞台に上げられた。

ムカつくぐらいスマートに決めやがったな、清隆。
本編を知ってる身としては、さすが清隆、それでこそあんたらしいよ。って感じはしますが、知らなければ謎を残して本編へと誘導させる面白い演出とも言えます。
つまり、最後の誘導めっちゃ上手いと思いました。
「あの子」も歩も両方出たし、アライヴのストーリー的にも全てにおいて満足のいく最終巻でした。


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